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東海TVに出演(2024.2)
2月初旬に、東海TVから、今後の農業についてという企画で取材に来ました。  10~13時まで昼飯無しの3時間の取材。  これで終わりかと思ったら、数日後に、もう少し映像と話が欲しく、放送を1週間延ばすので、追加取材を頼みたいとのことで、更に2時間ほど。
放送当日、どんな内容になったのかとTVを見ましたが、題を見てびっくり。 「食卓からお米がなくなる」??
最初の取材の際に、日本の人口減少もある中で、お米の消費量が減りつつあり、高齢化の中で担い手不足となり放棄地が多くなっていると聞くが、今後、お米の生産農家として大丈夫かという質問を受けましたが、少なくとも白鳥ファームは、高齢化で町内でも離農する農家もあるが、放棄地にならないよう受け皿として活動している一方、定年を迎えた村の人たちに声をかけ、存続に努力しており問題ないと返事をしたはずですが、・・・。
放映内容は、日本の食料自給率は38%として危機をあおるような話から始まりました。  しかし、政府方針で少し輸入はしているものの、米の自給率はほぼ100%。 それどころか、作りすぎないようにと麦や大豆への転作奨励をしています。 にもかかわらず、放棄田の映像と高齢化の話、夏の異常気象による品質低下など、TV局側が意図した内容に沿うところだけを抜き取った内容です。 これにもびっくり。
紹介された放棄田は、取材の際に話もしましたが、地主さんか地元や町より依頼があればすぐにでも再開できる良田です。 労働人口が2050年には、3割ほど減るといった話も出ていましたが、お米に携わっている人の多くは、この対象外の65歳以上であり、逆に人口は増えているかもしれません。 実態を知らずに見ていた人たちはびっくりされたかもしれませんが、TVの怖さを思い知った次第です。


ふるさと納税受付STOP(2024.1)
道の駅での初売りに合わせて2日より仕事始め。 3日より、溜まっていたふるさと納税のご注文をまとめ始めたのですが、滅茶苦茶な注文量に大慌て。  3~5日と掛かって纏めたところ、在庫が問題になりそうなことが分かり、急遽、ふるさと納税窓口すべてに、受付STOPを依頼したのですが、正月休みで連絡つかず。
15日までの出荷数量が700件を超える状況で、精米担当の女性に連絡したところ、7日まで休みの予定でしたが、1日前倒しで出勤し、15日までは精米機ともどもフル稼働になりました。  連日、パレットに山積みでの出荷で、佐川急便も特別便仕立てでの集荷となりました。
一段落後、各お米の在庫数量と、今後のネット販売や一般取引などの見込み分を計算しなおし必要出荷量を確認したところ、危なかった~~。計算上ですが、ギリギリセーフ。 在庫の余裕はほとんど無し。 大口注文が入っても断らなければ・・・


ふるさと納税ピーク(2023.12)
ふるさと納税の出荷もピークを迎え、11月には650件、12月は800件になりそうで、連日、パレットでの出荷が続いています。 精米担当の女性から、ハツシモの出荷が異常に多いとの報告を受け、在庫が心配になり12月初めに、定期便などの数量を含めて必要量を確認しました。 今年は、ハツシモの収穫量が予定より100俵以上少なかったのですが、R4年産の数量から考えて問題なかろうと安心していたにもかかわらず、計算してびっくり!!  12月初めにもかかわらず、ふるさと納税用の予定数量を割り込む勢いでした。  取引店様向けやネット販売、店頭販売向けの予定数量を再確認し、多少の余裕があることが分かりホッとしたものの、あわてて、ふるさと納税の受付をSTOPすることにしました。 ハツシモは晩成品種のため出荷は11月からですが、予約受付をしていたとはいえ、12月初めに受付STOPになるとは、ふるさと納税を開始以来、初めての事です。  とは言え、岐阜県特産のハツシモがない状態では、岐阜県の法人としてメンツもあるため、再度、在庫や取引先との調整を行い、少しでも受付できるようにしたいと考えていますがどうなることやら・・・。 年末を迎え、バタバタはまだまだ続きそうです。


大豆の収穫(2023.11)
今年の大豆は例年と違い、遅くまで暑かったせいか全体が同時に枯れてきてくれません。 まだ青い葉が点在している圃場が多く、いつから刈り取りが始められるのか判断に迷う出来具合です。 とはいえ、11月下旬には大豆の収穫も始まります。 そうなると、大豆を収穫しながら小麦を播種しなければならず、オペレータのやりくりが1年で一番難しいシーズンとなります。  大豆は枯れすぎると、収穫の際に地面に落ちてしまいますので、田んぼとにらみっこしながらのやりくりになります。 先日、昨年末に壊れた大豆コンバインの後継機が入ってきて、神社前でお祓いをしました。
オペレータ要員が集まり、お塩とお神酒で機械を清めお祈りするだけですが、「機械よりオペレータを清めたほうが良いんじゃないか?」と軽口が出るのも毎回の事。 やはり新しい機械が入ると、いくつになっても嬉しいものです。
新しい機械といえば、お米の収穫時に、4台のコンバイン中、2台が戦力外になってしまいました。 1台は平成16年導入御年19歳の最古参。もう一台は、平成25年導入。  最古参の機械は、数年前からクボタのサービスから「もう、引退させては・・。全国探してもこれだけ使った機械は無く、殿堂入りですよ。」と言われ続けていましたが、ついにダウン。
来年の小麦収穫時には4台必要なのに、どうしたものか。 まさか2台もアウトになるとは予想もしていなかったので、お金の工面で頭は、ホワイトアウトの状態に。
何と言っても、コンバイン1台が1400万円ほど。 1台は覚悟していたこともあり、5年間無利子のL資金を借りる予定にしていたものの、もう一台分が何ともアイデアが出てこない。
追い打ちをかけるように、75馬力のトラクタもミッション部分からのオイル漏れと出力ダウンがひどくなり、イセキ農機からは、直すより買い替えるべきとの嬉しい?話も。  130Haも預かっていれば、もっと楽出来なければと思いつつ・・・。


稲刈真っ最中(2023.10)
9月初めより始まった稲刈りもいよいよ大詰め。 ミルキークイーン、夢ごこち、コシヒカリ、飼料米と続き、残すは、晩成品種のハツシモのみで、約15Ha。  9月中旬に最古参のコンバインがギブアップし、2台体制となりましたが、昼休みを交代制にするなど、なんとか凌ぎながら刈り取りは進んでいます。 時々、夕方から夜間にかけて雨が降ることもありますが、幸い日中は天候に恵まれているため、刈り遅れることもなさそうです。
今年の作況ですが、東北地方は水不足や台風による被害などで大変だと聞いていますが、幸い、この地域は、全国的にも時々紹介されるほど夏場は暑いのですが、揖斐川の上流には大きなダムがあり水不足となることは無く、また、台風も来ましたが直撃を受けることもなく、例年並みの品質となり、お客様にご迷惑をお掛けすることはなさそうで、ホッとしています。
早生品種のお米は9月に収穫が終わっていますが、2番穂が青々と伸びており、このまま、小麦の播種の際に漉き込むと小麦の育ちが悪くなるため、現在は、ハツシモの収穫を進める一方、2番穂を枯らすために除草剤をまく仕事も進めています。
お米の収穫が終わると、大豆の収穫とほぼ同時に、小麦の播種を開始することになります。  お米栽培後の圃場から小麦を播種し始め、同時に、大豆の収穫が済んだ圃場に播種するという事になりますが、例年の事ながら、10月中旬から年末までは、オペレータのやりくりが大変です。


稲刈シーズン前(2023.9)
9月に入り、いよいよ、稲刈りのシーズンです。 お盆明けより、大豆の播種に利用したトラクターや播種機の大掃除とメンテナンス。 念入りに水洗いを行い、播種の際、土に溝をつけるガイドローラーなどは、曲がったり凹んだりしていますのでトンテンカントンテンカンと鍛冶屋仕事。 それが終わると、倉庫の中の総入れ替えで、今度は、出してきたコンバインをメンテナンス。
コンバインは麦の収穫に使ったのですが、その時はすぐに大豆の播種が待っていたため、十分なメンテナンスができていません。脱穀部分・送搬部分・タンクなどに麦が残っていないように大掃除と、刈入部・エンジンなどの動力系・キャタピラなどの足回りなどなど機械部分の掃除・確認・油補充など総点検。 なんだかんだと、あっという間に9月になってしまいました。
その間にも、草刈り部隊は炎天下の中、連日、田んぼの草刈りに出ていました。 今年の夏は暑かった。 草刈りから帰ってきたメンバーは、体中から吹き出した汗でずぶ濡れ状態。
今年は、暑さと時折降る雨のせいで草の伸びるのが異常です。 3週間もせずに膝丈まで伸びてきます。一部の畔には防草シートが貼ってあるものの、栽培面積130Haほどのため、1回草刈りが終わるころには、次の草が十二分に育っており?イタチごっこも負けっぱなしの様相です。ともあれ、稲刈りが始まる前は、稲作圃場が中心に草刈りを行わなければなりません。 特に、圃場への入り口部分は狭いスロープになっているため、コンバインが入りやすくするため十分な草刈りが必要です。
今年は暑さのおかげか米の生育は順調すぎるほどで、穂は大きく垂れ地面に倒れそうな所もあります。 雨が降る度、風が吹く度、倒れないかと心配も続いています。
コンバインは4台ありますが、1台は麦の収穫時にダウンして、3台体制。 機械が順調ならば問題ないのですが、こちらも心配。何とか無事に、ハツシモの収穫が終わる10月半ばまで乗り切れるよう祈るだけです。


4年ぶりの盆踊り(2023.8)
白鳥区で毎年行っていた盆踊りを、4年ぶりに開催しました。 4年ぶりで、区会議員の中には経験者は一人もおらず、手探り状態で準備を進めてきました。
台風6号は九州地方を進み、台風7号はまだ太平洋の遠くにあり岐阜は問題なしとホッとしながら、子供向けには、例年、2つほどの屋台でしたが、今年は、スーパーボールすくい、輪投げ、射的、ダーツ、ヨーヨー風船などゲームも増やし、かき氷も準備し、ビールサーバーを借りて生ビールとサワー、お茶や清涼飲料水なども準備し、すべて無料の大判振る舞いと準備万端で当日を迎えました。
午後2時から役員総出で、やぐらに幕を張ったり、提灯をぶら下げたり、屋台の準備をするなど、あとは夜を待つばかりになりましたが、天気予報を見ると、気にもしていなかった台風7号の影響がありそうです。 なんと何百Kmも離れているのに雨雲が発生していました。
午後6時半のゲーム開始を迎え、子供たちは、わいわいがやがやと楽しそうにゲームを始めました。 このまま何とか雨が降らないようにと祈るような思いでしたが、踊り開始の7時ころからポツポツと雨が降り始め、7時半には土砂降りとなりました。 屋台も撤収され、公民館の中には雨を避けた子供たちが残念そうに空を見上げていました。
8時ころには雨も小やみになったのですが会場は水たまりもあり継続を断念。
その代わり、子供達には屋台の景品として大量に残ったおもちゃやお菓子を配ることにしたところ、曇っていた顔が一変。大喜びで帰っていきました。 大人たちには、サーバーに残ったビールやサワーがなくなるまで存分に飲み干してもらいました。 雨で残念な閉幕となりましたが、役員さんたちには来年につながる経験ともなり、区の伝統行事が続けられそうです。



暑さ到来(2023.7)
現在、大豆の播種の真っ最中です。 播種は6月28日から始めたのですが、断続的に降り続いた雨の影響で、仕事は順調に進んでいません。 大豆は播種後、3日間、水に浸かると発芽しないため、連日のように、田んぼに溜まった水を早く除けるようにと、泥に足を取られながら田んぼの中に水路つくりの仕事が続いています。 今回のような2~3日おきに降る大雨では、播種できる日が限られてしまい、例年ならば、7月中に終わる播種も今年はお盆までかかりそうです。
7月に入ってからの天気は、晴れても真夏日となり、前後の雨の影響でうだるような蒸し暑さ。 16日からは、38度を超える酷暑となり、田んぼ仕事のメンバーが戻ってきたときは、皆一様に汗びっしょりでグッタリしています。
トラクターの播種作業の補助として外で仕事をしている人からは、トラクターは冷房が効いて良いなと言っていますが、1.5m四方の全面ガラス張りのキャビンでは、冷房なんか全く役に立たず、風が通るようにと窓を開けたくても小さな小窓があるのみ。
オペレータからは、外仕事は風があるから良いなとの声も・・・ いずれにしても、この暑さでの田んぼ仕事は、大変だろうと思います。
かくいう私は、クーラーが2台も付いている事務所でパソコンに向かっていますが、天井のすぐ上はトタン屋根で断熱材もなし。額から出る汗を止めるためにと頭にはタオルを巻いています。 しかし、外から帰ってきた人達は、皆一様に涼しいと言っています。(申し訳ない・・・)


麦刈りの準備(2023.6)
田植もようやく終わり、田んぼを見渡すと、小麦の茶色、大麦の薄茶色、早植えの苗の緑、田植えが終わったばかりの田んぼは空の青さを映し出し、色とりどりの絨毯を敷き詰めたように見えます。 朝から夜まで、カエルの合唱も聞こえ、梅雨の始まりを届けています。 今年の5月は、異常気象で、体もクタクタ。 5月14日の気温は17℃、17日は全国最高気温となる35.1℃。 1週間の間で気温差が18℃も凸凹しては、年寄り部隊の体は大変でした。 とにもかくにも、脱落者が出ることもなく田植えを終えることが出来ました。 脱落者と言えば、田植え機が1台リタイアしました。 中古で購入して以来、長年過ぎるほど働いており、そろそろ代わりをと今年は1台新調していたため問題は無かったのですが、毎年のように、1~2台の脱落車?が出ます。 田植えが終われば次は小麦の収穫が始まります。 田植機とトラクターに付けた代掻き機を奇麗に洗い倉庫の奥にしまうと、次はコンバインを引っ張り出し、麦刈りの準備です。 昨年の秋、お米の収穫に使って以来の登場です。 掃除をして片付けてあったのですが、モミが残っていないか、ネズミが入っていないかなど再度の点検を行い、いざ、田んぼへ出発。 スタートは1台ですが、来週には4台が動き出す予定です。 台風や梅雨を心配しながらですが、6月25日頃には、次の大豆の播種が待っていますので、それまでには終わりたいものです。


今年の田植えは大変(2023.5)
田植えの真っ最中。 今年は、オペレータを含めて3人が病気で戦線離脱しており、始まる前から色々のトラブルが発生。 水入れ前には細土といって、トラクターで生えた草などを漉き込みながら土を細かく起こすのですが、トラクターは4台あるもののオペレータが4人揃うのは少なく、遅れがち。 転作地域で飼料米を栽培することにしたのですがポンプアップで水を供給しなければならない地域で、事前に中部電力に通電依頼をしなければならず、通常であれば地域の人が対応してくれる手続きも、なれないファームのメンバーが対応。 代掻き前には田んぼに水を入れ、馴染んだところで水を減らして代掻きをするのですが、水が入っていないとか水が多すぎるとかの喧々諤々。 田植えが始まったものの、オペレータ不足で代掻きの進行と田植えのスピードのバランスが悪く、担当者同士ですったもんだ。  新規導入した田植機ですが、軽油を入れなければならないのですが間違えてガソリンを給油してしまい、動かす前に気がついたので良かったものの、新車が廃車になりかけるなど。 例年、食用米は40Ha強の栽培面積ですが、今年は飼料米も栽培することになり、総面積46Ha。おかげで?色々問題も多発。 なんだかんだとバタバタしながらも、残すは、晩成品種のハツシモのみとなりました。


豆コンの台数が減る(2023.4)
農機具メーカのイセキより、大豆コンバインが治ったと連絡が入りました。 何のこと??
一昨年まで3台体制で、大豆面積も大きく増え3台では厳しく、その内の1台はキャタピラが良く外れるという問題もあったため、昨年1台新調し、4台体制にしました。  これで、昨年は問題なく収穫できたのですが、元からあった3台の内、1台が年末にミッションが壊れたため修理に出していました。
秋までに治れば良いと修理見積りをしたのですが、金額が高い上、直ぐに部品が入らないという話でした。  理事の中には、キャタピラが良く外れる1台を没にして、そのミッションを積み替えれば安いという話も出ましたが、4台体制が必要な面積で3台になるのはダメだとイセキに対し、秋まででよいからゆっくり部品を調達するよう伝えていたのですが、何をトチ狂ったのか、代表理事がイセキに対して、ミッションの積み替えでの修理指示を出していたようです。
今更どうすることもできません。 代表に対し、買う余裕も無く、補助金の申請もしていない中で3台になり、2~3年はこのままで進むしかないと釘を刺すことになりましたが、話を聞いているのかいないのか「3台ではできないなあ~」・・・ 誰が3台にしたのか忘れたのか!!
今年の秋は一波乱起きそうですが、いつも尻ぬぐいをさせられるのはたまりませんので、今回は頑強に対抗しようと思いますが、頭の痛い秋になりそうです。


3月は気になる?(2023.3)
3月末は官公庁の期末でもあり、白鳥ファームにとっても何かと気になる時期で、1番は収支。 ファームの期末は4月末ですが、補助金などの振り込みは3月末ですので、これですべてが決まります。 銀行には1500万円の借金、JAには肥料や農機具代などの未払いが1600万円。3月4月の給料もあり、ヒヤヒヤの日が続いていました。 そんな中、いつもは、3月中旬に振り込まれていた県よりの補助金が入ってないと経理の女性が県の窓口に電話をしていると、横から聞いていてもトンチンカンな話をしています。 いつもは県から振り込まれてくる補助金で、2700万円ほど見込んでいたものが、25万円ほどしかないとのこと。横で聞いていて一瞬顔が真っ青に。 遂に、ファームも破産か? 思わず電話を替わり、話を聞いても、いまいち説明が不明確。 いつもは県からですが、今回は町から振り込まれるとのこと。 また、水田リノベーションという事業に参加している田んぼは既に補助金は振込済みのはずとのこと。 確かに、水田リノベの補助金として700万円ほど入金されていましたが、その差額は2000万円で、こんなことなら、手間暇かけて、水田リノベの事業に参加しなければよかったと思ったのですが、どう考えてもおかしい・・・ 水田リノベに参加すると、機械や肥料の購入に補助金が出る上、上記で問題にしている補助金も上乗せ金があるという話だったはず・・・ 翌日、役場で区長会があったため、休憩時間に産業課を訪ねて確認したところ、例年、県から振り込まれていた補助金が、今年に限り、町から振り込むことになっているが国からまだ補助金が下りていない為、振り込めずにいるとのこと。 県の窓口の説明が曖昧だったため数日間ヤキモキしたのですが、詳細が分かりホッとした次第です。


早春作業の始まり(2023.2)
立春も過ぎ、鬼退治の豆まきも終わったというのに、まだまだ寒い日が続き雪のちらつく日もありますが、小さな梅のつぼみも見られるようになり、ようやく春が近づいてきた感があります。
田んぼ部隊は田の荒起こしも終わり、土づくりのための土壌改良剤散布に入っています。 大きな倉庫に20パレット以上も山積みされていた土改剤も日に日に少なくなっていましたが、次は小麦の追肥用にと、またまた20パレット以上の肥料が運び込まれています。
肥料散布機を付けた2台のトラクターが、連日出動していますが、次から次へと届く肥料と競争のようです。小麦の追肥は3月初めころまでですが、次は、水稲の田んぼの土づくりの為、鶏糞や魚粉の有機肥料も播くため、また、その次は、水稲の元肥も播くため、まだまだ肥料の搬入が続き、4月中頃までは、連日、肥料との格闘が続くことになります。
一方では、畔に生える雑草対策用の防草シート貼りや、破れたシートの補修作業も。 また、水路に水が来ていないこの時期には、排水路に溜まった泥を浚える泥上げや、小麦が生え始めた田んぼの水はけ作業も行わなければならず、人海戦術以外に方法が無い作業が3月一杯続きます。
なにせ、田んぼの面積や数が多すぎ。 小麦の面積は80Haで田んぼの数は650枚。 水稲予定は45Haで田んぼの数は320枚。  働けど働けどわが腰は楽に成らざり・・・年寄りには一番こたえる時期です。


子供夢の商店街(2023.1)
12月に変わった申し込みがありました。 ユメフルサトという団体より、「こども夢の商店街」を開催したいので協力してほしいとのこと。
ユメフルサトも「こども夢の商店街」も聞いたことの無い言葉で、なんだろうとネットで調べると、ユメフルサトが主催し、全国各地の大型ショッピングモールなどの広場で、子供たちが、チョットした品物を売る小さな店舗や、ゲーム屋さんなどの商店街を開き、各お店で20分単位で実際に販売員として働き、その報酬として50円単位の「おむすび通貨」をもらい、その商店街で買い物などをして働くことと得た報酬でお金を使うことを覚えるという企画でした。
面白いのは、どのお店で働きたいかは、商店街の中のハローワークでお店を決め申し込むとか、商店街を守る警察官などの職業もあるなど、実際の商店街を模している点です。 手助けするのは、ユメフルサトのメンバーと大学生などのボランティアです。
こういう話には、白鳥ファームは非常に弱く、子供商店街のお米屋さんで売るお米を準備してほしいとのことでしたが細かい話を聞く前に早速協力を申し入れました。 当日朝にお米を持っていくと、小さなエプロンをした子供が待ち構えており、1Kgづつを袋に詰め、大きな声で呼び込みをしていました。 何ともほほえましい光景で、協力してよかったと感じた2日間でした。



新米区長の年末 (2022.12)
12月も10日を過ぎ、大豆の収穫と麦の播種も終盤を迎えました。  面積は約80Ha。 来年度、稲作予定の田んぼでの大豆の収穫は順調に進んでいますが、大豆収穫後、同じ田んぼへ麦を播種する田んぼは思うように進んでいませんでした。 7月に雨が降り続き、大豆播種が遅れた田んぼでは、12月に入っても青い葉をつけた大豆が所々に残っているため、出来るだけ収穫時期を延ばそうとしているためです。 例年であれば、地域ごとの田んぼを順番に刈り取ればよいのですが、今年は、あっちの田んぼこっちの田んぼと収穫できそうな田んぼから順に刈り取っている為、効率の悪いこと。 軽油の値上げが激しい中での、あっちへ行ったりこっちへ来たりでは、イライラも増してきます。
大豆を刈り取る大豆コンバインは4台。 昨年は3台でしたが、収穫途中で2台が故障するというトラブルが発生し、1台は修理できたものの1台は完全にダウン。 急遽、1台を購入するというハプニングが起き、今年は追加で1台新調したため、機械のトラブルはほとんど無いのですが、肝心の大豆の成長が今一で収穫作業が順調とは言えない状況です。 5日頃から急に寒くなり大豆も枯れはじめ、天候も良く、現在は飛び地になっている田んぼの大豆を刈り取ると同時に麦の播種を行うという事で順調に進んでおり、このままいけば、年内には終わることが出来そうでホッとしています。
ふるさと納税の申し込みも、コロナの影響で落ち込んでいた昨年よりは回復しており、出荷の最盛期を迎えており、佐川急便は毎日やってきて、30~40個の荷物をパレットごと集荷するのも度々です。 年末にかけては、道の駅にある直売店の売り出し、ネット販売やお取引している飲食店などからのご注文も増えてきますので、年内いっぱい、精米機はフル回転となりそうです。
私の新米区長としての仕事も年末になるにつれ、順調?に増えてきており困ったことです。 区内の道路整備の立ち合い、陥没道路の報告、小学校への通学路整備の陳情、ごみ屋敷への対応、ローカル線の駅掃除、町のイルミネーション点灯式への参加、1月にある町長選挙・議会議員選挙への対応などなど・・・、先日は、区の端にある交差点での交通事故、幸い、大けがには至らなかったようですが、ぶつかった2台の車はぺちゃんこで廃車になりそうです。 おかげで、交差点のガードレールは大きく曲がり、周りにはフロントガラスの破片やバンパー/ヘッドライト/フェンダーなどの残骸が散らかっており、それらの掃除まで・・・ この交差点は、毎年、2~3件ほどの衝突事故が起きる場所ですので、早速、役場に行って交差点回りの補修や道路標識の再点検・整備などを陳情しなければなりません。 雪が降り始める前にと、通学路の除雪問題も陳情しているのですが、一向に良い返事がもらえずイライラしている最中の事ですが、何とかしなければ。


白鳥ファームのボランティア(2022.11)
麦の播種も中盤を迎えました。  R5年度の麦面積は約82Ha。 夏に大豆の播種をした後、高圧洗浄機で洗って置けばそんなに難しくないものを、忙しさにまぎれ?そのまま放置。 今となっては、大きなノミのような金属を使い金づちで叩かなければならないほどです。 巻き付いた蔓草を取り除きながら1台のロータリーを奇麗にするのに約半日。 4台あるので丸2日がかり。さあ、播種機を取り付けようとすると、播種機の壊れているのも続々と見つかり、何だかんだで出動するまでに5日もかかりました。 ドタバタも終わり、麦の播種が始まりました。 お米の収穫後の田んぼへの播種は、肥料を振ればそのまま連続で播種できるので、まずはそちらからスタート。 次は、毎年恒例?の鹿被害で大豆が全滅している田んぼへ。 情けないですが、鹿の被害の田んぼ面積は8Haほどもあり、何のために大豆を撒いているのか・・・ きっと、白鳥ファームはボランティア団体で可哀そうな野生の鹿にもえさを与えているのでは・・・
大豆コンバインは4台あるのですが、今年は、壊れた大豆コンバインの代わりに1台新調しました。 神社の前に引き出し、お神酒と塩をまき、オペレータ共々、2礼2拍手1礼で無事を祈り準備万端。 直後の事、某オペレータ曰く、「誰が最初にぶつけるかなあ~」 ・・・ 神社の前で言う事か!! 新車の具合を見るために、さあ、大豆を収穫するぞと出動したものの1時間もかからず戻ってきました。 聞くと、大豆の殻は茶色に変色し十分乾いているように見えるのですが、中の豆が乾燥しきっていないようで戻ってきたとのこと。 今年の大豆は播種時期から天候に恵まれず、育ち具合が例年とは異なっているようで、収穫量が心配です。
そんな中、フードバンクさんへのお米の寄付を行いました。 最近、フードバンクさんに頼られる人が増えてきており、希望される量を確保することが大変です。 10月30日に1回目の引き渡し。 名古屋・岐阜・関ケ原・一宮など各地からフードバンクやボランティアの方が20人ほど集まり選別と袋詰めを行いました。 今年は、地元のケーブルTVで紹介していただけるとのことで3時間ほど取材に来られ、11月初めにTV放送されました。 フードバンクの方がファームとの関係を説明し、お米を選別し袋詰めしている風景が紹介されました。 私も簡単な説明をし5~6秒ほど映ったのですが、名刺を渡したにもかかわらず、名前の一字が違ったテロップになっており、嬉しいやらガッカリやら・・・ 
2回目は、10人ほどのメンバーが来られ、お米の選別と袋詰めを行いました。 1回目と合わせると、合計5.3トンほどの寄付となりました。  ある日の新聞に、コロナの影響で収入が減る一方、物価上昇で、主食のお米も十分買うことが出来ず、小学生の子供が痩せてきたという話が載っていました。 小米の回収業者に売ることもできるのですが、少しでもお役に立てることが出来るならと、寄付を始めて今年で9年目。 何とか今後も続けていけたらと思います。


稲刈りも終盤(2022.10)
お米の収穫も、ミルキークイーン、コシヒカリ、夢ごこちと、早生品種は9月16日には終わることが出来、残すは晩成品種のハツシモのみとなりました。 10月11日から刈り取り開始予定で進めていましたが、大問題が発生。 直前になり、乾燥調製をお願いしていた農家さんからの作業を受けれないとの連絡が入りました。 お米を入れる30Kgの袋も積み上げるパレットも運び入れ済みで、あとは刈取り搬入を待つ段階でした。 理由を聞くと、白鳥ファームの色彩選別レベルの要求が高く、現状の機械では無理だとのこと。
それもそのはず、早生品種の夢ごこちとコシヒカリを一部先行で処理してもらったのですが、全量、別の農家さんで色彩選別をやり直した状況でしたので、色彩選別レベルを上げるように依頼したためです。 今年は、カメムシ被害が大きく、通常の選別では販売するお米に被害米が多く混入してしまうため、色彩選別レベルを上げる必要があるのですが、古い機械では限度があったのです。 その農家さんも、色彩選別機が古くなってきていたことは認識しており、2年ほど前から買い替えることを検討していたそうですが間に合っていない状況でした。 田んぼ仲間が見つけてきた農家さんで付合いも長く、販売部隊の私が農作業の委託先を云々するのは控えたいのですが、そうも言っておれず、急遽、知り合いの農家さん2軒に連絡したところ対応してくれるとのことで、事無きを得た次第です。 この2軒は、池田町の農家が集まりネット販売を開始した際に知り合った仲間で、私より20歳以上若いのですが、お米に対する知識や販売に関する意欲も強かったため、ふるさと納税に対するお礼品としてお米を提供する仲間として町に推薦した間柄でもあり、無理を聞いてくれました。
バタバタしたものの、11日から刈り取りが始まりました。 コンバインは4台あるので安心していたのですが、初日から1台がイセキへ入院。 翌日には治って戦線復帰したのですが、別の1台が、また入院。 3台あれば問題ないはずですが、13日に入った田んぼが大問題。 農家さんから刈取り作業を受託したのですが、この田んぼの稲がバタバタに倒れており、刈取りが全く順調に進みません。 白鳥ファームの田んぼも刈り取る必要もあるのですが、こちらに手が回らず、乾燥調製を委託している農家さんへのお米の運び入れが遅々として進みません。 夕方までに間に合うかどうか?
一方では、11日に乾燥調製をお願いしていた農家さんから、夕方には完成品の引き取りを行う必要があるのですが、搬送用の車が間に合うかどうか?? こんな時に、搬送用の車1台を塀にぶつけてしまい、踏んだり蹴ったり。 左のドアが開かなくなってしまいましたが、直す前にお米を運ぼうと、そのまま使用している次第です。
とにもかくにも、始まりました老人の集まりによる収穫作業の第2段。 毎年の事ながら無事に終わりますように・・・


コロナ騒ぎ(2022.9)
お盆前に大豆の播種も終わり、その後、9月の刈入れが始まるまでは、畔草刈りは有るものの百姓にとっては、ひと時の中休み。  以前は、希望者を募り海外旅行に行ったことも・・・ 今は、コロナでどこにも行けず、毎日せっせと草刈り作業。 今年は、暑いうえに、雨が降ったり止んだりで、雑草もすくすく育ち?
こんな時期で良かったものの、田んぼ部隊のメンバーの一人(代表理事)がコロナに感染し、10日間の自宅待機に。  悪いことは重なるもので、田んぼ部隊のメンバーで、もう一人の主力選手が急遽入院することに、それも、3~4ケ月必要とのこと。 今年一杯、全くの戦力外通告となりました。 この人は、田んぼ部隊の作業予定や資材調達などを切り盛りしていたので、どうなることかと心配したのですが、病院から電話で色々連絡してくれており何とか仕事は進んでいます。
9月に入り、自宅待機のメンバーも復活し、いよいよお米の刈取りが始まりました。 今年は、6~7月が非常に暑く、その後も、戻り梅雨のような、降ったり止んだりの天気が続き、異常気候でしたが不思議と順調に育ち、ミルキークイーンなどは、肥料を変えたせいもあるのか分かりませんが、出来過ぎの田んぼなどでは稲が倒れて水に漬かるような始末。 嬉しいような悲しいような・・・ とにもかくにも百姓にとっては嬉しい実りの秋。 まずは、ふるさと納税や新米販売に向けて、ミルキー、夢ごこち、コシヒカリ 各100俵ほど先行で刈取り予定。 台風を心配しましたが、幸い日本海の真中を通ってくれたため大きな被害は無し。 予定通りの収量になるのか、わくわくが始まりました。
販売部隊にも激震が・・・ かく言う私も女房共々、家族全員8月末からコロナに感染。 10日間の自宅療養になりました。 最初の2日間ほど微熱と喉のイガイガ感がありましたが、その後は、多少の倦怠感は有るものの特に問題無し。  息子夫婦、孫二人も感染しましたが、孫は元気そのもの。 夏休みが終わり、孫のお守も少しは楽になる・・・と思っていましたが、9月に入る延長戦になり体はクタクタ。 幸い、自宅待機中の販売対応は精米担当の女性二人がフォローしてくれたため、お客様にご迷惑をおかけすることもなく何とか乗り切ることが出来ました。 職場復帰したものの、メール処理だけで半日以上・・・ 遅れを取り戻そうと頑張る日々です。


ハト被害(2022.8)
最近の困りごとと言えば、ハト被害。 5年前に中古ですが大型倉庫370㎡(床面積約112坪)を土地1000㎡付きで購入しました。 お米の乾燥施設も導入することができる15mほどの天井高、出入口は、幅5m高さ4.5mで大型機械も楽々出入りできると喜んでいたのですが、3年ほど前からハトが出入し始めました。 原因は大型の扉です。 電動で上下するのですが、肥料の持ち出しや機械の出入りなどが頻繁なため、いちいち閉めるのが面倒と日中開けっ放し。
ハト追いのため、目玉風船、カラス風船、光物などをぶら下げてみたが一向に効果なし。 車のクラクションなど全く気にも掛けません。 長い釣り竿を振り回しても、届かないことが分かると平気で梁に留まっています。 巣を作り代々住み着いてしまっており、総勢7羽にも。 巣の下は糞公害で物も置けず。肥料などの上にはシートを載せての対策をしていますが、ほとほと困り果てています。 先日、カラスを追うのにレーザー光線を使って効果が出たとの情報を得たため早速、ネットで申し込み、試してみましたが効果なし。
根負けして、少し使いにくくなるけど、入り口に大きなネットカーテンを付けたところ、結構、効果あり?と考えるかどうか? 7羽が4羽に・・・ ネットを閉めているときは、さすがに出入りできないのですが、朝、トラクターなどを出し入れするため開けた隙をついて自由に出入りしてしまいます。 中には2羽の小鳩が住んでおり、親鳥が朝になるとえさを取りに外へ、夕方になると戻ってくる始末です。 昼間、親鳥がいない隙をついてネットを大きく明け、ゴムパチンコで天井に向かい石をぶつけると倉庫の中をあっちこっちと飛び回るのですが、全く外へは出ていきません。 大きくなって外へ出るようになるまで、あきらめるしか無さそうです。



熱中症と給料未払い(2022.7)
小麦の収穫に続いて大豆の播種が始まりました。 天候に恵まれ、7月2日までは晴天続きで、快調?そのもの。 というか天気が良すぎ?29日頃より気温がぐんぐん上がり、7月1日には40度越え!! 外仕事になれたメンバーとは言え、これにはさすがにまいった。 仕事に出かける際には、ファームで用意した500ml入りの冷やしたお茶のペットボトルを持っていくのですが、この日ばかりは、各自2本づつ持ち出し、冷蔵庫の中は空に・・・ 24本入りの箱買いをしているのですが、毎日、2箱づつ必要でした。
一人のアルバイトさんが、仕事中に頭がボーとして、軽トラックを2度も側溝に脱輪。 2度目にはさすがにパンクしてしまいました。 本人曰く、今まで熱中症にかかったことは無いため少し休めば問題ないと言っていたそうですが、夕方、事務所で横になって休んでから家に 戻り、その後、病院へ行ったところ熱中症とのこと。 ちなみに、この人、80歳のお婆さん。 ファームにとっては大切な助っ人で大事に至らずホッとした次第です。
大豆の播種も4割ほどが終わり順調と見えていた矢先、3日からは雨続き。 梅雨明け宣言されたはずだが、戻り梅雨のようで、1日中シトシト降るかと思えば、朝晴れていて一時的に豪雨のような日も・・・ 大豆の播種には田んぼが乾かなければなりませんが、乾くのに2~3日は必要で、降ったり止んだりでは作業が全くできず、連日ヤキモキしていますが、25日頃までは無理そうです。 7月中に播ければなんとかなりそうですが、8月に入っての播種では、チンチクリンの高さにしか育たず、刈取りも難しく収量は見込めそうにありません。
7月9日。 朝から雨。 今期の収支計画をどうするかで理事会を開いたのですが、6月に続いて7月も理事には給料未払いの中で、 「金が無いのはお前のせいだ!」 「お前みたいなのはファームを止めてしまえ!」 というような言葉も飛び交うほど喧々諤々の大論争。 まずは、ファームの現実を知り、お気楽な仕事ぶりを見直してもらうという意味での策は大当たり。 私の腹の中では予定通りですが、銀行からは早く借りに来てほしいとの催促もあり、(毎年の事なので期待しているみたい? 担保も審査も無しですよ!)、月末には銀行に行かなければ・・・


本年度の計画立たず(2022.6)
6月3日から始まった小麦の収穫も21日には終わることができました。 80Haを超える面積で、年寄り集団ですのでどうなることかと心配していたのですが、4台のコンバインと1台の汎用コンバインがほぼフル出場。 時々、コンバインの調子が悪くなることもありましたが、天候に恵まれ、順調に終えることが出来ました。 現在は、コンバインの清掃・メンテナンスを行う一方、次の大豆播種に向けて、トラクタ4台に播種機のセットを行っています。 大豆の播種前に、雑草が伸びた田んぼや新しく預かった田んぼの草刈りを行う必要があるのですが、肝心のモアと呼ばれる大型の草刈り機が2台とも故障中。 1台は、草刈りユニットの一部から油が漏れることがあるとか、もう1台は、トラクタの調子が悪く草刈りユニットを上下させることが出来ません。
早々に修理が必要ですが、田んぼ部隊曰く、「先日、イセキの担当者が来ていたから治っているはず。」ととぼけた返事をしています。イセキに確認すると、「1台は営業所に持って来てもらう事になっているはず。 もう一台は、コンピュータ関係の部品と思われるが、症状を確認出来ないで困っている。」との返事。 田んぼ部隊ののんびりした対応には、事務仕事の私でもイラッと来るばかりです。 と言うのも、田んぼの草刈りは、「人手が足りないから手伝って・・・」と、私に頼むくせに・・・
4月末の収支ですが、6月初めに会計事務所からようやく届きましたが、予想していたものの、さんざんな内容。 損益計算書上はなんとか黒字になっているものの、現金が足りません。 6月の給与は、アルバイトの人たちには払えたものの、理事は1カ月延ばし。 毎年、7月には銀行から運転資金を借りるのですが、ファームの総会を開いて収支報告と今後の進め方を承認してもらわねば、銀行にも行けず。 しかし、今期の予算計画が理事の間で大もめにもめており、未だに結論が出ておらず総会資料もできないまま。 このままでは、7月の給料は、理事どころかアルバイトの人にも払えなくなってしまします。 一人イライラしているのですが、代表理事さんはのんびりしたもの。 今まで、お金が有ろうが無かろうが、任されっぱなしだったのですが、今回は、何ともやりくりが出来そうになく、私も、内容を纏めない限り総会資料の作成はしないと、強硬な態度をとっています。さて、7月の給料は払えるのか・・・


新米区長の初仕事 (2022.5a)
私自身、新米区長としての仕事も4月よりスタート。 先日も、関係地区の区長が集まり ほたる祭り会場の草刈りをするとのことでしたので、事前に、モア(草刈機)を付けたトラクターで行ってきました。 この機械を使うのが初めてでしたので練習がてらのボランティア。 草刈り当日は、時間が半分で済んでしまいました。 他の区長も期待してしまったようで来年はどうするか? やらなきゃよかったか??
40年以上前ですが耕地整理の際、道路と小学生が通う通学路の間に1m幅ほどの緑地帯?が設置されました。 最初は町の方針で実が成る木をと“姫リンゴ”が植えられたのですが、食べられないばかりか虫が寄るため消毒や伐採、下草取りなどなど、地元に管理を任されていたため大変な事になりました。 これでは駄目だと、姫リンゴは根元から切り、次は、サツキやツツジが植えられましたが、こちらも樹齢が来たとみえ、10年ほど前から枯れはじめその都度根元から切っていたのですが、今では200mほどの緑地帯にパラパラと10本ほどしか残っておらず、毎年除草作業に苦しんでいました。
これを何とかしたいと、今流行りのグランドカバーとか呼ばれる多年生の花を植えようと、4月の終わりころから、ファームのユンボを持ち出し、伐根作業と草取りを一人でコツコツ2週間ほど続けていました。 掘り返した根っこは軽トラック山盛り一杯ほど。 抜いた草も軽トラック一杯ほど。 パラパラと残っていたサツキなどは、通りに面した老人介護施設前の緑地帯に少しでも楽しんでもらえないかと植替えました。 伐根・除草・整地された緑地帯(今はまだ土のままで茶色ですが・・・)をみて、区の費用で緑地化するのが馬鹿らしくなり、町の土木課に行き、人件費はともかく(老体にムチ打って、一番大変な作業は終わっていたので)、せめて、その後の通根性防草シートと花の苗代は負担してくれと掛け合った結果、通学路の整備という土木事業として、区に依頼することはできないが区内の造園業者に対して依頼する形で折り合いが付き、助成金を出してくれることになりました。 防草シートの貼付けは区会議員総出で行い、残りの植栽は造園業者に頼み、6月初めには完成予定ですが、芝生のように花が広がり、緑地帯?が本当の緑地帯になるのは9月初め頃になりそうです。


田植えが始まりました (2022.5)
コロナ疲れで沈滞ムードでしたが、久しぶりに外出制限が緩和され、ゴールデンウィークは国内旅行、海外旅行と人手が戻ってきたようで盛り上がっていましたが、各行楽地のTV映像を横目に、百姓にとっても違った意味で盛り上がっていました。 農道は、田植えの苗を積んだ軽トラックが走り回り、狭いところでは渋滞?が出ています。 白鳥ファームも4月27日からはミルキークイーンの田植えが始まりました。 今年のお米の栽培面積は約40Haで、田んぼの枚数は、約280枚。 品種は、ミルキークイーン、コシヒカリ、夢ごこち、ハツシモの4品種で、全て50%減農薬、減化学肥料での栽培となります。 田植えには3台の田植え機が活躍しています。 が、・・・やはり仕事始めは何かとハプニング。 今度は田植機です。 3台のうち2台が、いきなり入院。 使用前にはしっかりしたメンテナンスをと言っていたものの、年寄りはいい加減なもので、「使わな判らん。」と、倉庫から出していきなりの仕事始め。 初日に活躍したのは1台のみ。 連休直前で部品が入るか心配したものの、何とかなりそうとのことで晴れた日には15人近くのメンバーが、あっちへ行ったりこっちへ来たりと忙しく働いています。
販売部隊は、在庫が過剰気味という事もあり連休には道の駅店で、大売出しを開始。 各ネット販売のサイトでも、1割以上の値下げを断行。 いつもより1カ月以上早い動きを開始しています。 おかげで、道の駅店には連日お米を運ぶことになり嬉しいやらしんどいやら。


いよいよお米栽培開始 (2022.4)
4月初旬より、お米栽培のための本格的な農作業が始まりました。 田植えに向けて、まずは、田んぼの細土作業。 トラクター4台にロータリーを付け、約40Haの田んぼの土を軟らかくします。 この作業は、粗起こしを行った田んぼに生えてきた春先の雑草を土に混ぜ込み肥料にすると同時に、代掻き作業をしやすくするためです。 この作業は、中旬には終わり、その後、水を入れ、代掻きが始まります。 代掻きのためには、トラクターに付けていたロータリーを外し、代掻き用にハローと呼ばれるアタッチメントを付ける必要があります。
やはり始まりました。 年寄りの病。 1台のハローが動かないと言うかケーブルが繋げないとのこと。 トラクターとアタッチメントの間を行ったり来たりでにらめっこをしています。 昼になってようやく 「わかった!」と得意満面。 「ハローの種類が違う!」 そりゃそうですとも。 昨年、イセキから中古を1台もらったのですが、それまでのハローとメーカーが違うためコントローラーも違うのは当たり前。 1年前のことをすっかり忘れていた老人です。 「メーカーが違うなんて論外だ!」・・・ ただで貰ったことを忘れて言いたい放題。
さあ、代掻きをと出かけた担当者が、「こんな深い水で代掻きなんかできるか!」と帰ってきました。 代掻きの前には、田んぼに水を入れなければなりませんが、数枚の田んぼは、あふれんばかりに水が入っていたそうです。 白鳥ファームは、エコファーマーにも登録しており、環境にやさしい農業を目指しており、深水で代掻きをすると、汚れた水が排水路に流れるため、浅水での代掻きと決めています。
水見の担当老人曰く、「田んぼか畔に穴があるようで水が良く抜けるため深くした。」とのこと。 それは田植え後の話で、代掻きや田植えの時は土が見えるか見えないかのギリギリの水にしなければなりませんが、1年前のことをすっかり忘れています。 なんだかんだと、ボケ老人のドタバタも済み、ようやく始まったお米栽培の農作業。 田植え、水見、施肥、麦の刈取り、大豆の播種、お米の収穫と続く百姓シーズン。 老人集団による、毎年恒例のハプニング。 何が起こるか楽しみ?な1年が始まりました。


長老と三歳のお客様(2022.3)
2月の中旬に、またしても雪が降り、田んぼ仕事はほとんどできないままの状態が続いていました。 この雪の最中に、御年82歳のファームの最長老が、10日間ほどパソコンに向かっていました。 聞くと、白鳥ファームの歴史などをまとめているとのこと。  どんな資料を使っているのかと見るとメインは、過去の総会資料です。 預かり圃場の拡大状況とか売り上げの推移とか使用機械の変遷とかをまとめていました。 また、今までも時々、作業の仕方とかトラクターの運転方法とかをまとめてメンバーに説明していたのですがこれらも整理していました。 作業方法の纏めはともかく、ファームの過去の情報をまとめるより、苦しくなっている現状収支の打破策を考えて欲しかったのですが・・・
3月早々に、田んぼ部隊を集めて講義が始まりました。 アルバイトの人たちに聞かせても関係ないにもかかわらず、何と2日間びっちりと・・・ 時間費用は30万円以上がかかったことになります。 そんなお金があれば、コンバインの1台をメンテナンスした方がどれだけ有効かと内心思いつつも、そろそろリタイヤする準備かなと思いきや、トラクタやコンバインに乗れなくなったら口で仕事をするとのこと。 一番邪魔くさいことになりそうです。
あるお客様からレビューを頂きました。 家族で外食した際、3歳の娘さんが、「お家のお米っておいしいんだねぇ〜」と言われたそうです。 レストランのご飯は、当然、白米でしたでしょうし、お買い上げいただいていたお米は、コシヒカリの7分ツキでしたので、本来ならば少し玄米臭さが残っていたはずにもかかわらず、白鳥ファームのお米に軍配を上げて頂いた娘さんに大感謝です。 このような言葉は、お米作りに従事している百姓にとって最大の誉め言葉となり嬉しい限りです。 ついつい、次のご注文の際に、白鳥ファーム一押しの夢ごこちを、少しばかりですが、サービスで追加してしまいました。


2度目の除雪 (2022.2)
節分明けの2月4日(金)の夕方から降り出した雪は、翌日の土曜の朝までに20cmほど積もりました。 土曜も朝から雪で、天気予報では最近にない大雪で日曜も雪ということ。 月曜からの子供たちの通学路が心配となり、ファームのユンボで除雪を行うことにしたものの、小さなユンボではこれ以上積もれば除雪自体が難しくなるため、土曜・日曜の2度の除雪も止む無しとして、村内の道路を皮切りに雪の降る中、ユンボでせっせと雪かきをしました。昨年も同様に村内の除雪をしましたが、今回は、それ以上の雪で、午前中一杯かかってしまいました。 昼からは通学路の除雪。 夕方4時頃、まだ雪は降っており、明日も朝からスタートしなければと思いつつ、約1Kmの通学路の除雪1回目を完了。 
日曜の朝起きると昨日以上の雪で、除雪をしていない所では、50cmほど積もっています。 私の小さい頃、この程度は普通でしたが、最近は雪が少なく、この地域にとっては20数年来の大雪です。 日曜も朝から除雪を開始。 雪が降り止み、作業は少し楽になったものの、今回の雪は湿雪で、かつ、昨日以上の深さです。 排土板で雪を押していくのですが、途中でキャタピラがスリップして止まることが度々。 その都度、ショベルですくい上げ隣の排水路へ落としながらの作業です。 左は道路との境の縁石。 右は排水路への転落防止柵。 狭い通学路の雪をショベルですくうものの、旋回が思うようにできず、押したり戻ったりと昨日以上に時間がかかってしまいました。
翌月曜は小学校からの通達で登校時間が2時間ほど遅くなりました。 各地区からの通学路を親さんたちが除雪するためとのことでしたが、白鳥地区からは2人並んで通学しても問題ないほどに除雪済みで、孫に聞くと1番早く学校に着いたとのことでした。 昼から区長が礼を言いに来ましたが、この程度のことまでフォローする必要があるのかな?と・・・ この4月から区長になる(ならされる?)この身にとって、頭の痛いことです。


通学路の除雪 (2022.1)
1月8~10日は、道の駅のリニューアルオープン。  前日まで降った雪もあがり晴天。 白鳥ファーム道の駅店でも5Kgのお米を特売したところ、多くのお客様が殺到し、3日間で170個も売れました。 オープン記念ですので、もちろん大赤字での販売。 たくさん売れても少しも嬉しくないですが、お客様の笑顔を見ていると、年の初めを笑顔でスタートできたことで大満足。
年末年始の雪で田んぼは一面真っ白。 8~10日は晴れたものの、11日からまたチラチラ。 13日の夜には今年一番の寒波で15cmほどの積雪となりました。 この雪で子供たちの通学路に雪が積もったため、今シーズン初めての雪どけを行いました。 道路は車が通っている為、そんなに積もっていませんし、多くなれば町の方で雪どけを行ってくれますが、分離帯で仕切られた通学路は積もったままです。 白鳥ファームには田んぼへの進入路の整備などで使うため小型のユンボを持っており、これを利用しての作業です。
いざ使い始めたら、ピーピーと警報音が鳴りっぱなし。 田んぼ部隊に聞いたら、前回使った時から鳴り始めたとのこと。 だったら、直ぐに直しておけと思いながらも、早速、コマツサービスに連絡して原因を聞き、エンジンオイル、作動油オイル、冷却水を補充、バッテリーを充電したもののまだ駄目。 サービスマン曰く、「後は、配線がどこかでショートしているか、エラーですね。 オイルが入っていれば、とりあえずは大丈夫だからしばらくそのまま使って。」とのこと。 ほんまに大丈夫かいなと思いつつ、ピーピー鳴る音を聞きながら、学校までの除雪作業を行いました。
その日は小学生の下校時にお迎え当番が当たっており、自分自身が歩きやすいようにした訳ではないですが、毎年、1~2回は除雪作業を行っており、今回はたまたま?、偶然?、意図して?除雪作業になった次第です。 15日は、小正月。 年末年始で忙しかった女性にやっと来た休み時という事で女正月ともいうそうですが、私もようやく正月が来たようです。


道の駅店のリニューアル (2021.12)
キャタピラが良く外れる問題の大豆コンバイン1台も、なんとか利用しながら、今年の大豆収穫と麦の播種は乗り切ることが出来ました。 コンバインやトラクタの清掃を終え、昨日よりキャタピラ外れの修理にかかっています。 3トンほどもある車体のシャーシがねじれてしまっているのが原因で、プロに任せればよいものを、自分たちで何とかすると言い始め、溶接機を持ち出し、4人がかりでトンテンカン、トンテンカンと始めてしまいました。 数百万もの機械がどうなることやら。
今年の冬は、道の駅のリニューアルが進んでいます。 といっても、休日の水曜日を利用しての作業で遅々としていますが、新年8~10日をオープン記念セールとすることが決まっています。 建物の色を変えることと、道路からの見栄えをよくする外壁工事が主ですが、これに合わせて、白鳥ファームの直販店も少しリニューアルしようと目論んでいます。 
先日、倉庫の大掃除をした際、大八車の車輪や昔の農具が見つかりましたので、これらを店の前に飾ろうと準備しています。 道の駅全体としてインスタ映えするようにと外壁の色を塗り替えたのですが、これが薄鼠色というか薄青色というか外壁が木材にもかかわらず何とも微妙な色合い。 お米販売の店には不釣り合いに見えたため、店の角に袖垣風の格子を付けたり、前にあるテーブルや椅子を直したり、古民具を飾るのにふさわしい?(と勝手に思っている)コーナーを作ろうと、連日、少しづつですが時間を見つけて、こちらもトンテンカン、トンテンカン。 大八車の車輪や古い農機具をバックに、作り直した椅子やテーブルで、白鳥ファームで購入したキムチチヂミを食べている姿を、インスタにUPしようと写真を撮っているお客様の様子を夢見ながら・・・年内完成目標ですが、さてさてどんな出来栄えになることやら・・・・


大豆コンバインを購入 (2021.11a)
前回の続きですが、他の農業者からコンバインを借りたものの、不幸なことに、他の1台も大豆排出のブームが動かなくなり、緊急入院。 11月22日には、田んぼ部隊もついにギブアップ。 朝、事務所に行くと急遽、理事会を開きたいとのこと。
「コンバインがどうにもならん。豆がはじけて、数百万が田んぼに落ちてしまう。今すぐもう一台がいる。」春の予算会議のいきさつや、金のことは一切忘れて、私に言えば何とかなると甘えているのか、言いたい放題。 イセキ農機には内々で押さえておくように話済みで、補助金も産業課に話をし、1年延ばしにしていたので、お金のことはともかく、物は何とかなるのですが、さんざん嫌味を言わせてもらいました。 とは言え、22日の月曜はイセキの営業所は振替休み。翌23日は全国的に休み。そんな中で、直ぐ欲しいと言われてもどうしたものか・・・ ともかく、休日で自宅にいたイセキの所長に連絡を入れ、24日午前中に欲しいと無茶ぶりの電話を掛けました。 相手も大笑いしていましたが、三重県の倉庫にあるため25日の午後3時頃には何とかなりそうという返事。 あるなら、24日になぜ納品できないかと駄々をこねたところ、積載車が故障中で取りに行けない為、車の手配が必要とのこと。少しでも早くと、納品時間が分かり次第、連絡をもらうことにしました。
24日は、イセキとJAには見積書の作成変更依頼。 町の産業課には、納品次第、写真撮影をしに来てもらうように依頼(課長が、補助金の看板をもって映る必要があるためです)。保険屋さんにも来てもらうように依頼。 お祓いのお酒や塩を用意して準備万端。 イセキも頑張ってくれ、25日の朝10時には神社の前に納品してもらえ、内輪だけですが、安全祈願をしました。 ところが、お祓いが終わり次第直ぐに田んぼに向かうと思いきや倉庫の中に・・・ 田んぼ部隊に「なぜ?」と聞くと、「今日は運転手がいない」・・・あほらしいやら腹が立つやら・・・ ともあれ、翌26日からは田んぼ部隊からの不満の声は出なくなりましたが、さて、700万円の支払いはどうしたものか・・・ たくさん大豆が収穫出来てコンバインの支払いが楽になりますように。 


大豆の刈取りと麦の播種 (2021.11)
大豆刈取は74Ha、麦の播種は79Ha、稲作用の荒起しは42Ha。 荒起こしにはトラクターにロータリーを、麦の播種にはトラクターに播種機を付ける必要があります。また、大豆⇒麦の場合は、大豆収穫後の作業となりますが、大豆は葉が落ち枯れてからの収穫、麦は遅くても12月初旬には播き終わる必要がありますので、播種機を付けたり外したり、段取り良く行わなければなりません。  が、田んぼ部隊のやることには理解できないことが多く、今回もやはり出ました。 トラクターに播種機を付ける際、今までは、トラクター1台に播種機を5セット付けていましたが、今年から6セット付けるため、トラクター4台用にと予備を合わせて播種機を5セット買ったそうです(私の知らないうちに)。・・・が、6セット付けるには、片方の溝切を外す必要がありますので、田んぼの中でのトラクターの回る方向に条件が付きます。 2台のトラクターに6セット付け、播種を始めたのは良いのですが、3日目には、やはりうまく播種作業ができないと5セットに戻してしまいました。 試験的に行うのであれば1~2セット買えばよいものを何のために5セットも買ったのか・・・ 70万円が無駄に・・・
大豆コンバインでも問題が・・・ 3台の内、1台は昨年からキャタピラーが良く外れ、1台新調してほしいと言っていたにもかかわらず、春の予算会議で、お金の無駄遣いを減らす案にことごとく反対し、結局、新調をあきらめたのですが、大豆刈取りの初日からやはり出ましたキャタピラーの外れ。 「こんなもん、どうにもならん」と言われても今年の春から判っていたはず。 とは言っても、2台では70Haもの面積はどうにもならん。 田んぼ部隊は、他の農業者からコンバインを借りると言っていますが、収穫時期は皆同じ。 果たしてうまく都合がつくか? (つくはずがない・・・)
イセキ農機には内々で1台押さえるよう話済みで、補助金も町の産業課に話を通じてあるのですが、なにせ、700万円ほど必要です。(財布の中は200万ほどしか余裕が無く、借金か?・・・) 田んぼ部隊が音を上げ、何か言ってくるまで放っておこうと考えています。 


フードバンクさんに協力 (2021.10)
今年も食に恵まれない方たちに協力しているフードバンクさんにお米の寄付を行いました。 第1回目として、約3トン。 次回は、11月末ごろ予定で、こちらも3トンほど。 昨年はカメムシ被害が多く、品質的に申し訳なかったのですが、今年は被害も少なく良いお米を寄付できました。 出荷当日は、名古屋市、大垣市、一宮市など各地でフードバンク活動に参加されているボランティアの方が10人ほど集まり汗を流して袋詰めを行い、その後、20袋、30袋と各地に運ばれて行きました。
今年は、枝豆用に大豆も少し欲しいとのことでしたので、こちらも寄付させてもらいました。 ドーンと2000㎡ほどの田んぼを一つ選んで提供し、取り放題。残すのは厳禁?(後が困る) 食べ頃になる日を選んで連絡したところ、3日間で多くの親子連れやボランティアの方が来られ、ワイワイガヤガヤと楽しそうに収穫されていました。 さすがに2000㎡となると、採っても採っても・・・・
ある親さんは、コロナでどこに連れていくこともできなかったが、秋晴れの空の下で、こんなに広い田んぼの中を元気に走り回っている子供を見ると参加してよかったと言われました。
昨年、キャベツ農家さんに話を持ち掛け、快く受けて頂いたので、キャベツの大収穫祭を行いましたがその際にも参加されたとのことで、赤ちゃんを抱いているかと思うほどの重さのキャベツにびっくりしたという話もされ、活動の輪を少しでも広げられてよかったと感じています。 今年も、キャベツ農家さんをはじめ、色々なところに声を掛けようかと思います。



年寄りのイベント(2021.9a)
9月5日より始まったお米の収穫も、ミルキークイーン、コシヒカリ、夢ごこちと、早生品種が無事?に終わりました。 が、やはり、年寄り集団で、色々とイベントが発生します。 倒れた稲をコンバインで刈り取っていたのですが、倒れた稲は、脱穀装置の箇所で稲がうまく送られず詰まることがしばしば。 今までも良くあることで、詰まった稲を外せば問題ないのですが、今回はギヤボックスが壊れたようで、イセキの営業所に持ち込んで修理するため洗車をしていると連絡が入りました。
次に連絡が入った内容は、運ぶために積載車に乗せようとバックしたところ、コンバインのフロントガラスが全面割れたとのこと。 年寄りの電話は意味が分からん? バックしてフロントガラスが破損?
急いで現場に行ったところ、積載車をバックしてコンバインにぶつけたとのこと。 自損事故ですので数十万円が露と消え・・・ とにもかくにもイセキに持ち込んで調べてもらったところ、違うところで詰まっており、取り除けば問題無しとのこと。 半日バタバタして数十万円が・・・ ガックリして夕刻事務所に戻ると、今度は、別のコンバインのキャタピラが切れて田んぼの中で立ち往生しているとのこと。 交換してからそんなに日が経っていないのにと思って聞くと、やはり、運転が問題。 刈取り作業の時、田んぼのコーナーでは前進・後退を何度か繰り返す必要があるのですが、この老人は、動いている最中に逆転させることが多く、キャタピラに相当負担がかかったようです。 1本40万円!! またまた、露と消えていきました。


お米の収穫開始(2021.09)
線状降雨帯により全国に大きな被害をもたらした8月の長雨でしたが、幸い、私たちの地域は大きな被害に会うことも無く、日照不足で少し延びたものの、9月5日よりお米の刈取りが始まりました。
ここ数年、反当たりの収穫量が少し少なくなっていたため、今年は、地力を上げるため、少し肥料を増やしてみました。 とは言っても、特別栽培米として育てている為、成長を管理しやすい化学肥料を増やすことは出来ません。 そのため、成長管理が少し難しいのですが有機肥料の魚粉を使ってみました。 使用量によっては例年の暑さだといつまでも青々してかえって収量が減る可能性もありましたが、幸い、今年の夏の暑さは長雨の影響もあり40度近い気温になる日が少なく、うまくマッチしたようで、少し収量アップが見込まれそうです。
収量アップしても販売部隊にとっては嬉しい反面、頭の痛いことになりそうです。 最近、収穫量が減っていたこと、また、昨年は、カメムシとウンカの被害もあり販売予定の数量が確保できなかったなどもあり、収量不足を見越して田んぼの面積を増やしていました。 という事は、販売予定量より収量が増えると、販売部隊にとっては計画以上の販売をしなければならず・・・ 増量分をJAに収めることもできますが、出来るのは限られた品種のみ。
モッチリ甘い「夢ごこち」などは、地元JAの指定品種ではなく、美味しいお米を全国の消費者に届けようと、この地域では白鳥ファームだけが栽培している為、JAが受け取るかどうか・・・かと言って、美味しいお米をお求め安くと、全国の「夢ごこち」栽培農家に比べると求めやすい価格設定をしている為、これ以上、価格を下げることもできず・・・ 従来よりご愛顧いただいているお客様に在庫不足でご迷惑をおかけすることは無さそうですが、さて、どうして販売量を増やすか頭の痛いことになりそうです。
とにもかくにも、百姓にとっては嬉しい収穫の秋! 少し涼しくなり、田んぼの上にはトンボも飛び始めました。 3台のコンバインでスタート、メンテナンス中だった1台も7日より参戦で4台体制。 まずは、ミルキークイーンから・・・続いて、コシヒカリ、夢ごこち。 ふるさと納税の寄付者様には、10月初旬からの発送を約束していますので、晩成品種のハツシモを除いた3品種を各100俵ほど確保したのち、本格的な収穫となります。
運転は、70歳以上のお年寄りばかり。 何卒、機械を壊さないよう(体もですが・・・)無事に収穫できますように。


秋到来(2021.08a)
例年、お盆の13~15日には、村の広場で盆踊りが催され、帰省した人たちも含めて賑やかになるのですが、コロナ問題と大雨で、昨年に続いて今年も中止となり寂しいお盆となりました。 お盆明けも雨続きですが、雨間を縫って追肥を撒いたり、大きく伸びた稗の除去などで連日10人ほどが田んぼに出かけています。 25日からは天気も良くなってきそうで、収穫前の田んぼの水調整が始まろうとしています。
お盆と言えば、雨のせいで涼しかったのか、例年より少し早く庭の虫たちが鳴き始めました。 最初に鳴き始めたのはキリギリス。 10日は1匹の声でしたが、今では、コウロギ、マツムシ、スズムシも鳴きはじめ、今では、童謡の「あれマツムシが鳴いている、ちんちろちんちろ ちんちろりん、あれスズムシも鳴きだした りんりんりんりん りいんりん、秋の夜長を鳴き通す ああおもしろい虫の声」の歌にある「ちんちろ」や「りんりん」のような音ではないですが、「ジージー」「キィキィ」と一晩中鳴いており、暑苦しい夜はうるさい程ですが、不思議なもので、涼しい夜は、気持ちよく聞こえます。
田んぼの上には、トンボが群れを成して飛び始めました。 精米担当の女性が見つけ、赤とんぼかと?田んぼ部隊に聞いていましたが、返事は、「シオカラトンボ」。  おいおい、おかしいぞ。シオカラはもっと暑い時期のトンボで、今なら、ウスバキトンボがメインのはず。 思わず事務所から出て空を見れば、やはり、キトンボでした。 もう少しすると赤とんぼが出始め、本格的な収穫の秋になりそうです。


田んぼの落とし物(2021.8)
大豆の播種がようやく終わりました。 例年、7月初旬からスタートしていたのですが、梅雨の時期でもあり8月お盆前まで種まきが続くこともしばしばで、大きく成長せずに収穫量に影響していました。 今年は、5日ほど早く撒き始めたのですが、梅雨の影響もほとんどなく順調に進み7月28日には終ることが出来ました。 ・・が、今年は逆に雨が少なく、撒いたものの発芽せずにいる田んぼが多く、困ったものです。
6月中に播種機の修理とメンテナンスを終えていたため、特段、故障も少なく順調に進んでいましたが、やはり終盤には問題発生。 6月に修理して万全としていた播種後の土かぶせを行う部品の予備が亡くなったとのこと。 今年から4台のトラクターで播種できるようにしていたのですが、その内の1台の播種機で、先述の土かぶせの部品が、修理した部分ではなく根元からぽっきり折れたようです。 予備は3個用意していたのですが、無くなってから報告が上がりました。 どこかの田んぼの中に落としているようですが、その都度、報告されればある程度対象の田んぼは絞れるのですが、3回も同じ問題を起こした後では、どこで落ちたか全く不明。
収穫時期にコンバインが噛みこむことにもなりそうで、大豆が生えてくる前に、捜索隊を結成して探さなければなりませんが、ここ1週間ほどで、気温は急上昇。  例年、全国の最高気温に並ぶほどの地域ですので、炎天下での捜索は、年寄り集団にとって二重遭難?になりそうで・・・


大豆の播種(2021.7)
例年、麦刈りが終わるのは、6月20日頃で、コンバインの掃除や大豆播種機の準備などを行っていると、播種開始は、例年、7月初旬からになっていました。 7月からのスタートでは梅雨の時期でもあり、長引いたときなど、8月お盆前ギリギリまでかかることもあり、収量に大きく影響が出ていました。 そのため、今年は6月25日よりスタートすることにしました。 1週間ほど早めようということですので、その準備はバタバタ。 麦刈りのコンバインが稼働中は、トラクターが開いていますので播種機をセットすることは出来るのですが、如何せん、メインのメンバーは麦刈りへ。 見かねて、播種機のセットを手伝ったのですが、播種機の一部に、播種後の種に土をかぶせる円盤のようなものが付いており、1台に5個。 播種機は4セットですので合計20個。 軸がグタグタだったので、事前に板金屋と相談して直していたため準備はスムーズに完了。 6月25日から予定通り播種を始めることが出来、天候にも恵まれ、播種機も快調そのもの。
予定より早く進んでいたのですが、やはり来ました、連日の雨。 時折の大雨もあり、播種した田んぼが今度は水をかぶってしまい、急遽、排水作業の連続で田んぼ部隊はクタクタ。 ともあれ、スタートが早かったことと、天気に恵まれたこともあり、例年よりも播種は進んでおり、このままいけば、例年より早く終われそうで、今年の収穫量が少し楽しみになっています。


麦刈り(2021.6a)
田植えが終わると、田んぼは、苗の緑と、小麦の黄金色、大麦の茶色が折り重なり、絨毯を敷き詰めたように見え、田舎ならではの景色となりますが、景色に見とれている暇もなく、田植え機の代わりに倉庫からコンバインを出してきて、現在は黄金色に実った麦刈りに入っています。 昨年よりコンバインは4台体制。 故障もなく?天気に恵まれ、4台のコンバインも大きな故障もせず快調に働いてくれました。 (昨年は2台が不調となり、大変な思いもしましたが・・・)
今年の出来は例年通りでまずますと言いたいのですが、面積約66Haで田んぼの数は565枚。毎年のことながら、多くの田んぼでは、麦か雑草かわからないほど雑草が多く生えているところもあり、このような田んぼは刈取りをせず、最後にまとめて収穫します。 このような田んぼは通常、大豆コンバインを利用して収穫するのですが、今年は快調だったお米用のコンバインで刈取りすることが出来ました。
雑草の方が多い一部の田んぼは、もったいないのですが、収穫せずにモアという草刈り機で刈り取ることになりました。 本来、2年3作(1年目はお米、次の年は麦と大豆)という栽培方法であれば、雑草が増えることも少ないのですが、預かり面積120Haともなると、半分の60Haをお米にすることは作業的に難しく、また、用水の便が悪く水の入らない田んぼや、小さすぎて、水見が大変な田んぼもあり、お米面積45Ha、麦豆面積75Haくらいの比率となるため、麦豆の連作をせざる得ない田んぼがあり、毎年、雑草対策に苦しんでいます。
25日からは、大豆の播種をスタートします。 その前に、コンバインの清掃やメンテナンス、トラクターへ大豆播種機の取り付けなどを行う必要があるのですが、雨で水たまりのある田んぼの排水作業や、大豆播種前の除草剤散布作業、お米の田んぼの除草作業なども重なり、思うように準備が出来ませんでした。  なにせ年寄り集団です。 今日は誰々がコロナワクチン接種で休みとか、腰が痛いから休ませてくれとか・・・


収支決算(2021.6)
4月末に締めた昨年度の収支決算ですが、ほぼ纏まりました。 予想通り、さんざんの結果。 損益収支上はなんとか黒字でしたが、現金は大きく減少。 このことを他の理事さんに伝える必要があるのですが、毎年のことながら、「黒字なのになぜ現金が減るのだ?」「金は借りればよい。」「新しい機械が欲しい。」などの言葉が繰り返されてきました。 何度説明しても理解してもらえない?(理解しようとしない?)ため、今年は、収支結果はまとめるが予算計画は作らないことにしました。 今年の結果をもとに来年度(と言っても既に始まっていますが・・・)の予算作成は田んぼ部隊の理事さんにお願いしようと目論んでいます。 おおよその数字は腹の内にありますが、現実を知って対応策を考えてもらうためにも、今年は強硬策を取ろうと考えています。 果たして思惑通りに事が進むかどうか全く不明?というより無理だろうと思いますが・・・ いずれにせよ、6月中には通常総会を開いて収支報告と今後の進め方を承認してもらう必要があります。 残りわずかですが、私にとっては、ハラハラドキドキの日が続きそうです。


倉庫の断捨離(2021.5)
この連休に始めた倉庫の整理と断捨離ですが、ようやく終わることが出来ました。 田んぼ部隊は田植えに出ていることもあり、中古のパレット棚を設置したとき以外は、ほぼ一人で黙々と腹を立てながら・・・・
10m×25m、8m×20mの大型倉庫、10年前に中古倉庫として購入以来、整理もせずにせっせと機械などを購入し満杯状態。 挙句の果てに、入らないから別の倉庫を借りてほしいと言い出す始末。 ブチっと切れた私が強引に始めたのですが、前の持ち主の残骸も含め、どこかのコマーシャルではないですが、出た出たドッサリと・・・ 10年間ブルーシートで覆われていたパレットでは何が積まれているか恐る恐る開く場面も。 購入以来、数度しか使われなかった大型機械も数台。 
圧巻は、大八車の車輪が2つ。木の車輪に鉄の輪がはめられています。 ヤフオクで調べたら、インテリア用として1万円前後で取引されていました。 その他、江戸時代のものかと思われる木製の鋤(スキ)。こちらは、ネットでも出ていませんでした。 共に、道の駅の直売所の飾りにしようと思っています。
パレットに積んでは運び、積んでは運び・・・鉄の残骸が10パレットほど山積み状態に。 連日の鉄くず運びと大掃除で、腰はガタガタ、目は埃で充血、作業服は泥だらけ。 女房からは、最近何しているのと驚かれる始末。
15日は、めでたくもあり、めでたくも無し、72歳の誕生日。 暇を見つけて出かけたゴルフでは、腰が回らず、肩は上がらず、スコアはガタガタ。 しかし、久しぶりに命の洗濯となりました。
平置きされていた播種機のタンクなどをパレット棚に乗せ、今まで使っていた大型部品棚を整理すると、コンバインやトラクタなどが4台ほど入る大きな空間が生まれました。 出すものを出せて、スッキリと。 外に運び出した鉄くずの山から、材料として使えそうなものを選ぼうとしていた矢先に、某理事がセッセとダンプに積んでどこかへ持っていきました。 小遣い稼ぎになったようです。 棚にあった壊れた部品も修理、これなど、田んぼ部隊曰く、一部が壊れているだけだがユニット交換しかできないと機械メーカーのサービスに言われ、数万円を支払ってきたとのこと。 あきれてしまいましたが、改造方法を決め、近くの鉄工所に注文したところ3000円/個で問題解決。 他にも多くの農具も修理。 大きな作業台も作成。 散らかっていた工具なども整理整頓。 
さて、いつまでこの状態が続くか大いに見ものですが、しんどかった~~。


田植えに向けて(2021.4)
4月25日から田植えが始まりました。 鶏糞や苦土石灰を撒いたり、凸凹の田んぼは平らにするため均平作業を行ったり、水口や落ち口の補修など、連日、多くの作業者が田んぼに出かけて準備をしていました。 田植えが始まると、トラクターや田植機が出入りすることが多くなるため、その前に倉庫の整理をしようと、ここにパレット棚を買って置き、この機械とこの機械はパレット棚に乗せ、この機械とこの機械は捨て、台車の大きさを変え使いやすいように、と、ああでもないこうでもないと思案をし、いざ、メンバーにこうすると説明すると、「これとこれはもったいないから捨てるな」「これではトラクターが入れない」などなど、狭いから別の倉庫を探してほしいと言っていたくせに、整理するとなると、言いたい放題。 10年も使っていない機械でしょ。 どの機械に使うアタッチメントかもわからないような装置でしょ。 倉庫の寸法も測らずに言うな。・・・ 田植えに向けて少しでも良いものをと、イセキに無理を言い、中古ですが田植機や代掻きをするハローをもらう段取りまでつけ、それを保管する場所を何とかしようと苦労しているのに本当にぼやきたくなります。
今までのパターンは、さんざん文句を言っていたくせに出来上がった後、「これは使いやすい」とか「俺の言った通りにして良かっただろ。」(そんな意見いつ言った?)・・・ 私の返事は、「ハイハイ」「ハイハイ」。 メンバーには内緒で既にパレット棚も発注済み。 馬耳東風で勝手に進めています。 予定より遅く27日に棚が入るため、田植えに入ってしまっていますが、連休中で雨になったら全員集合してもらい、倉庫の中の大整理を行おうと進めています。
先日も、除草作業の一部を委託している農家さんが来られて話をしているうちに、「これとこれとこれを処分するつもりだが欲しいか?」と尋ねると、全て分けてほしいとのこと。 そりゃそうだ。 古いが70馬力のトラクター、それに付ける耕運用のロータリー、肥料散布のアタッチメント、畝たて用のアタッチメント(これなんか8年前に買ったが一度も使用せず新品) 今から畑を大幅に増やす予定とのことで大喜び。 この人は元先生で、退職後、性格的に会社勤めや工場勤めが不得手な子供たちを何とかしようと、法人化して一緒に農業をしている人です。 
白鳥ファームでは、食に困っている人たちにはフードバンクにお米を提供したり、知恵遅れの人達が入っている施設へは肥料を作る材料を提供するなど、社会活動をしている人達には何とか協力したいという思いも強く、箪笥の肥やしではないですが、倉庫の肥やしを一斉に断捨離しようと目論んでいる中で、有効に使ってもらえれば幸いと考えています。 が、果たして雨の日の断捨離にメンバーが出勤してくれるかどうかが怪しいところ。 前回の棚の設置の際も協力してくれたのは2人だけ。 さてさて、今回はどうなることやら。


米袋キャッチャー作成(2021.3)
ファームのメンバーの平均年齢は70歳を超えており、人間70を超えると1癖も2癖も表面に出てくる一方、ボケも中々なものになってきます。 言い出したらお互い譲らない癖に、話がまとまる前にうやむやに・・・で結論出ず。 昨日言っていたことが翌日に変わる。 (昨日は昨日、今日は今日。って身に覚えがありませんか?・・・私はありますが)
「おい。俺の携帯知らないか??」「電話かけてみたら?」「携帯番号・・・、覚えとらん。」  朝の会議で、作業エリアの地図を説明されても、地図を持たずにさっさと出かける。  エンジンの異常音を聞き取れず、「肥料が出んようになったので調べたらベアリングが壊れてた。」(機械の修理は分かるが、あんたの耳も直してきて欲しい。)
一方、精米部隊の女性陣(30代と50代)からも年寄り臭い言葉が・・・ 「30Kgのコメ袋を、床からは持ち上げれんようになった。」 4~5年前から持ち上げていたのもご立派ですが、さすがになんとかしないと・・・という事で、コメ袋を持ち上げる電動ホイストを設置することにしました。 アーム式にしようか、倉庫の天井にレールを設置しようか、色々考えていると、田んぼ部隊の年寄りが、「おう。付けたれ付けたれ。簡単やないか。」 言うは簡単だが、業者に頼むと高くなるため自作で何とかしようと悩んでいますが、4月中には作らないと今期の費用で処理できないため焦っています。
CADなどの設計ソフトがあれば、昔とった杵柄で設計は簡単ですが、そんなソフトがあるわけでもなく、インターネットで部品の大きさなどを調べつつ、メモ用紙に定規と鉛筆でスケッチしながら、ああでもない、こうでもないと思案中です。 70歳を過ぎた老人(私のこと)が3mの高さにレールや機械を設置することになりそうですが、機械を落とさないよう、自分を落とさないよう気を付けねば!


雪降りとボケ(2021.2)
大寒を過ぎ段々と寒さが緩んできたと思っていたら、爆弾低気圧のせいで日本全国が真冬に大戻り。 池田町も例に漏れず時ならぬ15cmほどの降雪となりました。 早速、ユンボを引き出してきて、小学校へ続く通学路の除雪を行いました。 日差しも出てきて通学路の雪は全く無し。 これで、帰りは楽だろうと思っていたら、昼頃に、また雪が降りはじめ、町内に大雪警報が発令。でも、下校時間のころには雪が降り止み通学路は雪が積もることもなく問題無し。 ところが、警報が出ているという事で下校は親さんのお迎え指示のメールが・・・ 何のために除雪したのか・・・まあ、翌日の登下校が楽になったと思えば良いか・・・
一方、田んぼ仕事も、冬の間に苦土石灰や鶏糞を撒き、土づくりをしていたのですが、この雪で一旦ストップ。  真っ白い田んぼを見ながら、いつ再開できるかと思っていたら今度は4月の陽気が続き見る見るうちに雪が解け、この寒暖差で年寄りの体はおかしくなったものの春に向けた農作業の取組が続けられることとなりました。
この間に、田植に向けて機械の確認をしようと田植機をチェックしました。 おかしい??  設備台帳には、田植装置・直播装置・除草装置などを付けた田植え機本体は、超古いものも含めて6台あることになっているが、3つの倉庫の奥まで探しても3台しかない? 田んぼ部隊に聞くと、他に小さな倉庫を借りて入れているとのこと。  見に行って確認したら2台・・・それでも1台不足?? 昨年4月に中古だが1台購入していたので本体は6台あるはず・・・よくよく聞くと、以前に充電したバッテリーを繋ぐときに、+-を間違えショートしたためコードの束が燃え、イセキに修理に出したがまだ不調の為、もう一度イセキに修理依頼しているか? 他の農家に譲ったか?? と、さすが年寄り集団、誰も明確な答え(記憶?)が出てこない。
出てきた返事は、 「昨年は2台で田植えを行っていたが、1台が燃えたため、超古い田植機を使ってしのいだ。大変だった。」とのこと。 またおかしい?? 昨年春には、田植が出来るものは4台あったので1台が燃えたとしても3台あるはず。 喧々諤々し、それでは確認に行こうとなり、倉庫を見て回り借りていた小さな倉庫の中にあった6条植えを見つけ、田んぼ部隊曰く「こんなものあったっけ?」 昨年4月に買った機械です。「こんなものあったのなら、超古い機械は使わなんだのに・・・」使った様子もあるのに、年寄りの頭の中からは1台すっぽりと抜けていました。 その後、調べると燃えたのは数年前で昨年ではなかった。 さっすが、年寄り集団。 超古い田植機は違う使い方をしようと、今年もイセキにお願いして中古の田植え機を譲ってもらうよう手配していますが、私の知らないうちに、設備台帳と、田んぼ部隊の頭の中から消えないことを祈るのみです。


正月早々に機械不良(2021.1)
販売部隊は6日から順調?に精米開始。 ところが7日の昼頃、精米メンバーより精米機の調子がおかしいと報告が入りました。 精米機は石抜き装置を通り、その後、精米装置に流れる仕組みになっています。 石抜き装置は数分に一度、2秒間だけ石交じり米を送出するのですが、これが止まらず流れっぱなし。 石交じり米の受け皿からお米があふれ、機械の中は米だらけ。 取扱説明書を引っ張り出し、あれこれ考えていると、ストッパーを動かしている電磁弁の不調のようだと判り、8日朝一番に来てくれたイセキの担当者に説明するとその場で精米機メーカーのサービスに連絡を入れ、部品を届けてくれないかとの話になりましたが、サービス拠点は近年にないドカ雪に埋もれた富山市のため何ともならず。 9日10日は土日でサービス休み。
正月休みに入っていたネット販売の予約と、飲食店などの予約発送分に加え、年末の駆け込み需要も含めたふるさと納税のお礼品発送も含めると、20日までに1000件を超える精米発送が必要となっており、さすがに目の前が真っ暗。 イセキの担当者と共に頭を抱えていると、担当者が、隣町に同じ精米機を販売したことを思い出し、早速、部品をしばらく貸してくれないかと交渉をしてくれ、午前中は使うため昼からならばと嬉しい返事。 昼一番で取りに行ってもらい、なんとか精米開始することが出来ました。
が、おまけが一つ。 精米開始したものの、直ぐに、玄米供給のランプが点灯し、精米機が止まります。タンクの中には玄米がいっぱい入っています。 おかしい? 今度はセンサーの不良かと、富山のサービス技術者と電話をしながら、センサーをチェックしたりしていましたが、センサーは半導体部品でそんなに壊れるはずがなく、回路をネズミがかじって断線しているのではとの話にまで発展。 しかし、精米室はもとより、精米機の中にまでネズミが入れるはずもなく、機械の周りをチェックしていると、機械の後ろ側でセンサー回路のソケットが外れていました。 石抜き装置の不調の際、機械のパネルを外したり右往左往しているときに、足でコードをひっかけたようです。 笑い話で済んでホッとしたものの、20日までは、1日中、精米機は回りっぱなしの予定です。



大豆の刈取り(2020.12)
現在は、大豆の刈取りと小麦の播種の真っ最中。 大豆コンバインは3台あるのですが、その内1台が初夏の麦刈りの時に故障し修理のためイセキに預けてあったのですが、その後、稲刈り時期となりイセキも忙しくなったのか半年近く放置されていました。 11月中旬から始まった大豆の刈取りは、残りの2台でスタート。
12月からは大豆の刈取りを本格始動するためと、それまでには直すようにと念を押し、1日に納車と聞き安心していたのですが、11月末に稼働中の2台が故障。 1台はキャタピラーの破損で、もう一台は車輪の破損。 部品を注文したものの直ぐには入荷しません。 幸い、修理中の一台が完成間近の為、2日ほど待っていれば良いものを、わざわざ修理中のコンバインから車輪を外し故障したコンバインに付け直しての応急修理。 結局、12月1日には、3台体制となるどころか、コンバイン2台が入院という羽目になってしまいました。
今年の大豆の生育は、ダラダラ梅雨と9~10月の暑さという異常気候で、非常に中途半端。 通常、この時期には大豆の葉も落ち、枯れた大豆を刈り取ることができるのですが、今年は、まだ青々とした葉っぱが残っている茎もあり、田んぼは、枯れた葉っぱの茶色と、まだ青い葉っぱのまだら模様。 刈取り時期の判断が難しい事態です。早いと青豆が混じり、遅いと刈取りの時に鞘がはじけ大豆が地面に落ちてしまいます。連日、刈取りできそうな田んぼを探しての収穫で、幸いというか不幸というか? 3台のコンバインがフル稼働できる状態ではありません。 連日晴天が続いているので、10日頃には本格的に刈取りが出来そうですが、なにせ、栽培面積は70Ha以上。 年内に、大豆を刈取り、麦の播種を終えることができるかどうか怪しくなってきました。
怪しいと言えば、コロナ問題。 池田町では5月頃に数名の感染者が出たものの、最近では感染者が出ておらず、安心していました。 が、11月末に、1Kmほど 離れたところにある工場でクラスターが発生しました。 私たちは百姓のことですので、働く場所は青天下。 仕事中の感染リスクは無いものの、昼ご飯を食べに行く食堂などでは心配が増えました。
コロナが近所で発生したため、年末年始の村の行事は軒並み中止。 年末に行う寺掃除も無し(ちょっと嬉しいかも・・・) 大晦日に除夜の鐘はつくものの、振る舞い酒は無し。 元旦に神社で村の長老たち?が集まって行う新年互例会も無し。(若い人はそんな朝早く出てきません) 年始に行われるお寺の報恩講も無し(お手伝い当番が当たっていたため万歳と思ったが、関係者のみ集まってお経を読むとのことでガックリ) 年始に行くお伊勢さんの代参も無し(田舎ですね。今でも、村民の数名が毎年交代で伊勢参りを行っているのですよ) ナイナイ尽くしの年末年始になりそうです。


中古トラック購入(2020.11)
小麦の播種がスタート。 昨年、65馬力トラクタを増車したため、今年は4台体制で麦撒きが可能となりましたが、早々に、1台の播種機のローラーが破損し、入院を余儀なくされました。
栽培面積は72Haで、田んぼの数は、564枚。 その田んぼも、200~6000㎡の面積で、1000㎡以下の小さいのが約半数。 播種作業も大変です。 200㎡くらいの田んぼでは、トラクターが旋回できず、お尻から入って種をまき、そのまま出てくるといった具合で、効率の悪さは天下一品。 少し播いては隣の田んぼへ移動の連続。あっちの田んぼ、こっちの田んぼと、田んぼを出たり入ったりで播種時間より移動時間の長いこと長いこと。 しかし、昨年のことを思えば、今のところ好天続きで絶好調です。
小麦の播種時には雑草の芽止めの除草剤を一緒に散布します。 その薬剤を希釈するために、倉庫の所に1.5トンの水タンクを準備し、ピストン輸送で水を現場まで運ばなければなりません。 昨年までは、軽トラックで500リットルほどを運んでいましたが(積載オーバー当然問題ですね)、今年はJAの作業員がリフト操作を誤り人身事故を起こしてしまい、その影響で警察の目が厳しくなりました。 今までは、農繁期の田んぼ作業で軽トラックの積載オーバーは、少し目を瞑ってくれていたのですが、そうもいかなくなりました。
そこで、先日、積載量800Kgのトラックを中古ですが1台購入しました。 ネットで現物確認できそうな地域の中古車を検索し、車で1時間半ほどの自動車屋さんに掘り出し物のトラックを見つけることが出来ました。 しかし、例のコロナ問題。 自動車屋さんの住所は岐阜県でもコロナ感染者が多発している地域で、現物確認に行くにもおっかなびっくり。 高速を飛ばし、サービスエリヤでの休憩も無し。 現地について即試乗確認、即購入を決め、速攻で帰ってきましたが、昼を回っており腹の虫が鳴くのには勝てず、途中のPAで食事となりました。 中に入ってびっくり。 さすがコロナの聖地??至る所にビニールカーテンが貼られており、自販機で食券を購入したものの、お釣りを取るときに手が震え?見事、自販機の下に転がっていきましたが、覗いて探すわけにもいかず・・・ 100円が・・・ 
後日、納車された車を見て田んぼ部隊が言うことに、「高かったやろ、新車か?」・・・ いえいえ、塗装をし直しているだけで、12年落ち。 白鳥ファームでは、そんな余裕はありません。 「2トン車が良かった。」という御仁もいましたが、細い田んぼ道を、誰がピストン輸送するのか!
翌朝、神社の前で、田んぼ部隊が集合し、お神酒と塩でお清 し、早速、水タンクを積んで田んぼに出かけていきました。


ミステリーサークル出現(2020.10)
9月中旬から始まった稲刈りも順調に進み、コシヒカリ ⇒ ミルキークイーン ⇒ ひとめぼれ(飼料米) ⇒ 夢ごこち と、早生品種の収穫は終わり、現在、晩成品種のハツシモの収穫真っ最中です。
私たちの村近くでは問題ないですが、2~5Km離れた地域では、お米につくウンカという虫被害が発生しており、ミステリーサークルのように(本当にそっくりです)田んぼの中に円形に黄色く倒れているところが多くあり、2~3日で田んぼ全面に広がるなど大きな被害になっている圃場も多くあります。 ウンカは、中国やベトナムで大発生傾向にあり、毎年飛来し、中国九州地方で大きな被害になっていますが今年は猛暑のせいか東海地方まで被害が広がっているようです。 白鳥ファームでも10枚ほどの圃場で部分被害に会いましたが、ハツシモは、20Haほどの栽培面積ですので、これくらいの被害で収量が大きく減ることはなく想定内。ホッとしています。 一部の農家さんでは、収量が半減し予約を受けていたお米を確保できないと困っている人もいました。
昨年、コンバインを購入して4台体制になったため、刈取り作業は順調に進むのですが、乾燥処理を行っているところまで運ぶ車でトラブル発生。 内緒ですが、田舎では軽トラックに800Kgほどのモミを積み積載違反でありながら農道を通って運ぶということで、この時期だけは警察も少し目をつむってくれていました。(と思っているだけかも・・・)
ところが、先日、JAの担当者が、リフトで受入れのお米を運ぶときに人身事故を起こしてしまい問題となり、積載量をいつもの半分ほどでしか運べない状況になってしまいました。 そのため、運搬用の軽トラックと運転手が2倍要ることになり、4台のコンバインがあるのですが、フル運転ができない状態です。
   お米の販売に関しては、10月初めより新米の販売開始(ハツシモは11月以降)となりました。 ねじり鉢巻きで各ホームページの変更を行い、今年はコロナ我慢の応援をと、僅かですが昨年より価格を下げてのスタート。 一方、ふるさと納税の申し込みもどんどん来ていますが、今年はコロナの影響か、昨年に比べ少し少ない様相です。  こちらも、コロナ我慢の応援として、昨年より寄付金額を下げての協力をしていますが、コロナの影響は大きいようです。
面積が120Ha以上もある預かり圃場の来年度栽培計画もたたき台が完成しましたが、田んぼ部隊からは、「水管理が大変だから米面積を減らせ」、「小麦大豆は面積が多すぎ連作できないから増やすな」と、歳のせいか言いたい放題(平均年齢73歳)・・・米減らせ、麦増やすな ⇒ どないせいっつうのや!。  田んぼを預けたい農家は増える一方で栽培面積を減らすためにどうすれば・・・ 鹿被害の起きる圃場面積は10Ha以上。 ここを地主に返すか・・・ 返せば放棄地になるのは必須で、役場の産業課とも頭を揃えて相談していますが解決策も出てこず。 営利団体であるはずの白鳥ファームも、ボランティア活動が続いています。


倉庫の不足?(2020.9)
7月末までは雨が続いたかと思えば、8月に入りこの地方も38度近くの気温が続き、9月になってもまだまだ暑さが続いていますが、さすがに夜になると少し涼しくなったのか、庭ではコウロギ、鈴虫、マツムシなどが一斉に鳴いています。 お盆明けのころは、コウロギの声ばかりでしたが、9月が近づくと、段々と鈴虫が増え、今はほとんどが鈴虫とマツムシの声になりました。 最初のころは声の練習かと思われる変な音でしたが、今では練習のせいか良い音で鳴いています。
9月2日からお米の刈取りが始まりました。 一部の田んぼでは台風も無かったのに稲が倒れており、調べたところ、肥料散布の際、機械の不調か?年寄りの人為的ミスか?で肥料を少し多く撒きすぎたため、実りすぎたとのこと。
収穫はミルキークイーンから始まり、コシヒカリ、夢ごこちと続きます。 昨年、コンバインを購入し4台体制となったのですが、最古参で御年16歳(人間でいるならお墓に入っていてもおかしくない?)の1台が麦刈りの時期にミッションが壊れ、田んぼ部隊もクボタ農機の営業も、「もう、お暇をやったら?」と言うほどでしたが、保険屋さんに交渉するとともにクボタ農機に頼み込み修理することにしました。 地元のサービス会社では修理できず、三重の拠点まで運んでの大修理ということでしたが、これが、1日に戦線復帰でき、初日より100馬力、98馬力×2台、90馬力の4台体制で田んぼに出動することになりました。  4台が一斉に刈り取る姿は圧巻で、100馬力のコンバインを運転している作業者は、暴走族のようなスピードで刈り取っています。 4台とも快調で、収穫したお米をJAまでピストン輸送する運搬部隊が息継ぐ暇もないほどです。
しかし問題もあります。 今年の春に、65馬力と75馬力のトラクター2台を購入し、トラクター9台、コンバイン4台、大豆コンバイン3台、田植機4台、乗用管理機2台、ユンボ1台、その他トラクター用のアタッチメントも数多く、積載車やダンプ、軽トラックなどを考えると、本来、保管倉庫が不足していたはずなのですが、いつも、数台が修理工場に入院していたため、倉庫不足を感じていませんでした。 ところが、ここに来て入院患者が1台となり、倉庫の不足に直面することになりました。 倉庫の中を調べると、ここ10年使っていない機械なども多くあり早々に処分しなければならないのですが、収穫作業も始まり、この暑い天気では倉庫の後片付けなどできません。 田んぼ部隊に頼まれ次々と機械が増やしたのは良いですが、さてさて置き場をどうするか?? 当分は、軽トラック2~3台を広場に出しておくか??


小さなコロナ騒ぎ(2020.8)
大豆の播種も終盤を迎え、残すは、鹿被害の大きい地区のみとなりましたが、今年は、梅雨にたたられスタート時期が大幅に遅れ、お盆を迎えてもいまだに終わっていません。・
長い梅雨が明けると同時に、灼熱地獄のような日々が続き、栽培日誌には連日35度以上の記録がされており、栽培部隊も朝の出発時には、キンキンに凍らせた500ml入りのお茶を数本持って出かけていきますが、帰ってくるときはパンツまでびっしょりの汗をかいています。・
先月末に、銀行から借金をして75馬力のトラクタを購入しました。いよいよ76キャタは休めそう・・・ 田んぼ部隊のメンバーが播種機の付け替え作業を始めたのですが、途中でパタッと手が止まり・・・ 後ろのロータリーと播種機を付け替え終わり、さて前部に付ける除草剤用の500リットルタンクを付けようとして頭を抱えています。「スペーサーが合わない?」(スペーサーと言ってもホームセンターに売っているような小さなものではなく、重さが20Kg近い鉄の塊です。) よくよく考えると、76キャタはクボタ製で、購入した75馬力はイセキ製。 早速、イセキの営業所に行き出勤していた担当者に頼んだもののお盆休みでいつ入るかわからないという返事。 汗だくで交換した播種機を76キャタに戻す元気もありません。 結局、残りの面積は3台体制で播種することになりました。 何のために新品のトラクタを買ったのか・・・・
このバタバタの期間中に販売担当の私にとって少し楽しいことがありました。 大特免許も取得しておりトラクタなどに乗れるのですが、今までコメ販売で忙しい?を理由に田んぼ作業に出かけたことがありませんでした。が、大豆の播種作業の遅れを助けようと、遂に田んぼデビューをしました。・
通常、大豆の播種前には、それまでに生えた雑草対策に除草剤を撒くのですが、昼間に播いても夜に雨が降るという状況で仕事になりません。そのため、除草剤を撒く代わりに大豆の播種直前に田んぼの草を刈ることにし、トラクタにモア(草刈機)を付け、これを運転することにしました。 エアコンのきいたトラクタですので汗はかきませんが、梅雨後の田んぼですので、ぬかるみもあり悪戦苦闘。 なんだかんだと3日間トラクタを運転することになりましたが、草刈りのホコリと土ぼこりがエアコンを通して車内に入ったのか、のどをやられてしまい咳が出て止まらず、周りからは「コロナだコロナだ」と言われる始末。 家でも孫から敬遠され散々な目にあいました。


トラクター購入(2020.7)
現在は、大豆の播種の真っ最中。 例年並みの68Haほどの面積ですが、今年は、梅雨にたたられスタート時期が大幅に遅れ、大豆がまともに育たないのではと心配です。 麦刈り後の田んぼには、雑草が防ぐため除草剤を撒きますが、撒いてから1週間後にしか大豆の播種は出来ません。 しかし、雨間を縫って除草剤を撒いてもすぐに雨が降ってきて何をしているやら・・・
4台のトラクターに播種機を取り付け、準備万端で待っていたものの、雨上がりの初日は2台のみの稼働。 3日目にしてようやく4台が出動したものの、午後になり30分ほどのスコールで田んぼは水浸し。 テルテル坊主に釘でも刺してやろうかと思う昨今です。 4台の内1台はキャタピラータイプで御年12歳ですが、稼働時間からみると、80近いお爺さん。 そろそろ次のトラクターをと町の補助金に申請して新車を導入する予定でしたが、その額は、870万円。 しかしなにせ、お金が・・・
その矢先、イセキの中古展示会があるとのことで早速行ってきました。 75馬力の良いものがあり、稼働時間も1100時間ほどで丁寧に乗られていたようですが、御年14歳。  非常に食指は動いたものの、迷っているところにイセキの部長が訪ねてきたので、展示車でよいから良いものはないかと直談判。 ダメ元で言ったのですが、思わずホームラン!! 価格を聞いたところ、700万円。 これに食いつかないわけにはいきません。 導入予定の新車と同じ機種で飛びつこうと思ったのですが、今一つダメ元で踏み込んで、600万ではと?? さすがに即答は出てこず、部長と担当者は事務所の中へ。待つことしばし。出てきた答えは、660万円。 展示車の為、稼働時間は70時間ほどありますが、れっきとした新古車で、補助金ももらえ準備金制度も使え、870万円が660万円で購入できることに。 
内心、嬉しいのですが渋っていると、「中古だが程度の良いハロー(田植えの前の水田を代掻きする機械)があるのでこれも付けましょう。」 もう一声と、「田植機が3台あるが1台の調子が悪いので、中古でよいから来年春までに1台探してくれたら・・・OKかな?」   「あんたには、いつも負けっぱなし。」と言われながら、契約書にサインをすることになりました。


麦刈り開始早々に(2020.6)
田植も終わり、いよいよ、麦刈りが始まりました。 昨年購入した2台のコンバインを含め、計4台が早速田んぼに出かけています。  初日、2日目、3日目 ・・・ 絶好調!!
4日目 ・・・ 早くも1台がリタイヤ。 ミッションからキャタピラにつながる車軸が折れるという事態で、田んぼの中に立ち往生。 早速イセキに連絡したものの、自力走行は出来ずどうしたものか??
5日目 ・・・ 続いて2台目がリタイヤ。  こちらは、右折時にカラカラと異音。 購入後、16年目。人間でいうなら80過ぎのご老人。 70過ぎの運転手が、相手かまわずエンジンを吹かせて走ったために怒ったのか? 急遽、大豆用の汎用コンバインを引き出し、麦刈り用にセットしなおしの出動となりました。
今年は、コンバイン4台体制で収穫作業も大丈夫と思っていましたが、早々から、問題発生。 2台そろっての入院となりました。 栽培面積68Haでまだまだこれからも刈り取りを行う必要があり、早期退院を願うのみです。
麦刈りの後は、大豆の播種が待っています。 こちらも、問題を抱えています。 播種器を取り付けるトラクタですが、65馬力の1台が、入院中。 走行5000時間を超え、乗用車でいうなら20万Km以上走っているのと同じレベル。 出力が落ちたということでの入院で、購入以来、交換していないクラッチ板を替えることになりましたが、 10日ほどで修理ができると言われていたにもかかわらず、相次ぐ、コンバインの修理が入り、大豆の播種に間に合うかどうか微妙な状況になってきました。 毎年のことながら、農業機械の入退院が繰り返されています。
販売部隊も、4月末の期末まとめが会計士さんの所から出てきて、総会資料の作成が完了しました。 さて事前確認をと理事会を開いたのですが、毎年繰り返される問答が始まりました。 貸借対照表、損益検討書の意味が理解できず???、判るのは、収支表(家計簿)のみ。 黒字なのに、なぜ、お金がないのか? 70~80歳の理事を相手に、こちらも70歳過ぎですが毎年同じ回答をしています。 朝の打合せで総会案内の内容確認を取り、組合員に配布済みにもかかわらず、「コロナ問題があるが、総会を開くのか?」の質問には、頭の血管がブチっとなりそうでした。 なんだかんだと問答もありましたが、理事会も無事終了。 総会が終われば、銀行に行って借金の相談を。 借金から始まる新年度。 今年も頑張らねば!!


期末のまとめ(2020.5)
世の中は、コロナコロナと大騒ぎでしたが、ここにきて少し小康状態が続いています。 岐阜県でも緊急事態宣言により4月18日より外出自粛要請と営業店などに対する休業要請が出ましたが、ようやく宣言解除。  池田町も3月に感染者が4人出たのですが、その後はSTOP。 白鳥ファームも、道の駅池田温泉の直売店を休業していたのですが、15日より再開。
世間の騒ぎを横目に、白鳥ファームの百姓活動は、田植えの真っ最中です。 4月22日から田植えが始まり、ミルキークイーン15Ha、コシヒカリ5Haが終わり、現在は、夢ごこち13Haが終わりそうです。 雨で2~3日休んだものの、連日の好天で作業は順調。  ここ数日は、30度近い気温に悩まされながらも広い田んぼ作業ですので、コロナとは無縁。 しかし、約440枚の田んぼを、細土、水入れ、代掻き、田植えと順番に作業をしなければならず、田植の終わった田んぼでは、水入れが大変になっています。 毎年のことですが、用水の上流で他の百姓が代掻きのために田んぼに水を入れるところが多くなると下流には少しの水しか流れてきません。 白鳥ファームの中心部は用水の最上流にあるため問題ないのですが、下流の方でも多くの田んぼを預かっており、水見に行くにも遠いうえ、水が来ないという2重苦が続いています。 何はともあれ、8月お盆までは、百姓活動大忙しが続きます。
販売部隊も、4月末が期末ということで伝票整理に追われていましたが、ようやくまとめ終わり、会計士さんの所に提出完了。 とりあえず、概略まとめてみると、今年は、収支残高800万円の減!! 機械購入が多かったのが大きな要因ですが、一番大きな問題は、農機具の修理費・部品代に、1500万円!! 毎年のことながら、栽培部隊の皆さん、どこでこんなにぶつけたり壊したりするのですか!! と毎年のボヤキが始まるのですが、帰ってくる答えは、「歳だから。」(確かに、老人部隊です)、「機械が古いから。」(確かに古いですが、オイル交換や補充、始業点検程度はしてください)
貸借対照表や損益計算書上では多分黒字となるでしょうが、運転資金が・・・(税金払えるか?) ため息つきながらも、R2年度、やっぱり銀行からの借り入れでやりくりしなければいけません。 私は、これから収支の確認、会計士との打合せ、総会資料の作成など、6月初めまで休む暇なし?? 間を縫って、コロナで行けなかったゴルフにも・・・


コロナ対応(2020.4)
世の中は、コロナコロナと大騒ぎで、日本でも見る見るうちに感染者が増え、岐阜県でも緊急事態宣言により4月18日より外出自粛要請と営業店などに対する休業要請が出ました。 池田町内の感染者は、近隣の市町村に勤められていた方2人と、その家族2人の計4名で留まっており今後の広がりを防止するため町をあげて対策をしています。 小学校などは5月6日までの休校予定が5月末までになりました。 子供さんをお持ちの方は大変ですが、なんとか早急に封じ込めができないかと祈る次第です。 白鳥ファームも、道の駅池田温泉の直売店をしばらく休業することとしました。
しかし、栽培部隊は、百姓活動の真っ最中です。 4月22日から田植えが始まりましたが、約440枚の田んぼを、細土、水入れ、代掻き、田植えと順番に作業をしていかなければなりません。 広い田んぼで作業をするだけですので、コロナとは無縁ですが、お昼ご飯を食べに行く喫茶店や食堂が閉まってしまい困ったものです。 幸いというか、道の駅店を臨時休業しているので、店員さんの給料確保も含め、栽培部隊のお弁当を準備してもらうことにしました。  白鳥ファームとしては、右のポケットから左のポケットにお金が動くだけですが、他の店に行くわけでないので良しとしなければ。
今年は、65馬力のトラクタを1台購入しました。 自慢することではないですが、もちろん中古です! 現有している65馬力のトラクタと同じ年式の機種ですが、稼働時間は1/3以下。 米・麦・大豆で栽培延べ面積190Haの白鳥ファームでは何と酷使をしていることか。 田植え機も1台増設することにしました。 もちろん中古です!! 昨年、1台の調子が悪かったため修理をしたものの、やはり、念のため。 先のトラクタを購入するときに、タダで分けてほしいと無理な交渉をし、合せて値引き交渉成功。 納入早々、恒例の神社でのお祓いも待てずに、田植えに参加しています。
販売部隊の女性は、ふるさと納税の定期便のお客様と、コロナ問題で増えてきたネット注文の対応が中心となっており、精米出荷作業はそんなに忙しくないのですが、4月末が期末のため、収支表の整理に連日大忙し。 来週には、銀行から借りていたお金を返済し、JA等にも未払いのお金を振り込んで・・・
私は令和1年度のお米の交付金の申請資料作成にどっぷりですが、収支表がまとまるまでは少し暇。 5月中旬になると、収支の確認、会計士との打合せ、総会資料の作成など、休む暇なしになるため、今のうちにゴルフにでも行きたいのですが、予定していたゴルフがコロナで流れに流れ・・・ イライラしても仕方がないのですが、早くコロナが収まらないかと願うばかりです。


保育園と取引開始(2020.3)
世の中は、コロナ騒ぎで、お勤めの方や子供さんは大変ですが、毎日、田んぼと事務所を往復しているだけの百姓にとっては、今のところ問題もなく仕事に精を出しています。
百姓にとってこの時期は農閑期という言葉に当てはまりますが、お米しか栽培していない昔ならともかく現在では冬場に麦の栽培もしているため、それほど暇ではありません。
麦をまいた圃場では、青葉も20~30cm程に伸び、追肥や消毒をしなければならず、また、4月末より稲を育てる圃場には土壌つくりのために肥料やミネラルを含んだ土壌改良剤を撒き、荒起こしもしなければなりません。 雨の日以外はほぼ毎日、管理機2台とトラクター2台が田んぼに向かっていきます。
一方、水を止めているこの時期は、用排水路また水口の補修や改修・泥の除去など行う必要です。 畔には、防草シート張りの作業も行っており、連日、爺さん婆さんたちは右往左往しています。
R2年度の栽培計画は、麦66Ha、お米52Ha、大豆66Haを予定していますが、先日も、お米栽培をするつもりだったが、歳のせいでやはり田んぼを預けたいという方も来られ、田植えが始まるまでにはまだまだ増えそうです。
池田の山に雪がかぶり、3回目には里にも雪が降ると言われているのですが、今年の冬は暖冬で、肝心な3回目以降も里ではチラチラする程度。 土が凍てつくこともなく、夏場の虫被害が心配な状況です。
精米・販売部隊にとっては、ふるさと納税のドタバタも落ち着き少し楽になってきましたが、昨年度までとは様相が違っています。  昨年度は、年末には、ふるさと納税に回すお米の在庫がほとんどなくなり、2月以降は出荷が減ったのですが、今年は在庫があるため2月に入っても次々と注文が入っています。
在庫に余裕があったためお正月には、道の駅店でお米の特売を行い、多くのお客様に喜ばれましたので、3月に予定していた道の駅8周年記念の催事にもお米の特売を行おうと考えていましたが、最近のコロナウィルス問題で催し自体が中止と決まってしまいました。
さて在庫をどうするかと思案していると、世の中、上手くできているもので、近在の方から、名古屋の保育園にお米を収めていたが、4月以降のお米の手配ができないため何とか80俵ほどのお米を分けてもらえないかとの相談が舞い込みました。
通常なら、この時期にそんなに多くのお米を予備として保有している農家などいないのですが、幸いというか白鳥ファームでは何とかなりそうでしたので、お受けすることになりました。 来年以降も100俵ほどの継続契約となりますのでお互いホッとした次第ですが、栽培部隊からは、今年の作付けがまた増えるのかと小言が出そうで心配です。  取引先が増えて小言が出るとは、何と贅沢な・・・。 年寄り集団ですので仕方がないか??


冬起こし(2020.2)
節分前は、近所のスーパーなどでは、恵方巻の宣伝ばかり。恵方巻も1970年代後半頃から関西の寿司屋さんを中心に広がり始めたようですが、今では、全国区の行事のようになってしまいました。
節分は春夏秋冬の季節の別れ目を言い、年に4回あるのですが、立春前日の2月の節分だけが大きく取り上げられ、各地で豆まきが行われているようです。  TVで、豆まきの豆には、関東から南では大豆が使われ、東北の方では殻付きの落花生が撒かれているとのことを知りびっくりしました。
恵方巻を通して節分を意識し、四季の変わり目を知るのも日本の良い習慣を続ける意味ではよいことではないでしょうか?
恵方巻が終わると、次はバレンタインデー。  1960年頃から日本のチョコレートメーカーが広告を出し始めたのがきっかけで、日本独自の文化になってしまったようですが、これにさらに悪乗りしたのか、ホワイトデー。 キャンデー、マシュマロ、ホワイトチョコなどをお返しするようにと各メーカーが・・・。
次は、ひな飾り。(でもこれは、節分の豆まきと同様に、節句の一つで良い習慣でしょうネ) しかし、日本人は本当にお店屋さんに踊らされているようですね。
栽培部隊は、連日、田んぼの荒起こし(冬起こし)に出かけています。 池田の山に雪がかぶり、3回目には里にも雪が降ると言われているのですが、今年の冬は暖冬で、肝心な3回目が降らず土が凍てつくこともなく、大寒も暖かい日でしたが、立春を過ぎてからようやく最低気温となり、10日に里にもチラチラ雪が降り始めました。
荒起こしの目的は、冬場に寒気にあて日にさらし、土中のガスの排出と同時に空気を土中に取り込み、刈り取った後の稲株や藁等の有機物の分解の促進するためです。 3月後半からは、田植えに向けての細土作業に入るにですが、その前の大切な仕事の一つです。 今年は田んぼに雑草が生えてきていることもあり、この荒起こしが特に重要となっています。 一方では、夏場の草刈りを楽にするため、この時期に田んぼの畔に防草シートを張るためには、天気が良いほうが有難いのですが、田んぼには凍てつくような寒さも必要で、どちらが良いのか?


いつの間にか1月も半ば(2020.1)
令和最初のお正月もあっという間で、小正月、左義長も過ぎてしまいました。 年末年始は、毎年のことながら、体の休まる時間がほとんど無い状態となってしまいました。
本来は、12月28日~1月5日は正月休みのはずでしたが、なんだかんだで、私のタイムカードにブランクが出たのは、1月1日のみ。
昨年のお米の収穫量は3000俵(210トン)以上あったのですが、定期的な取引先分と通常販売の予定分を除き、12月末には、ふるさと納税のお礼品に回す分が残り少なくなってきました。 一昨年は、年末でほとんど完売状態でしたが、栽培面積を見直したため、今年は少し余裕をもって提供できており、ホッとしています。
田んぼ部隊も、今年の冬の暖かさで伸びた草の処理と荒越しに連日、田んぼに出かけています。 白鳥ファームも、預かり面積120Ha、栽培延べ面積180Haとなり、池田町でも1番大きな担い手になってしまいました。 男性陣の年齢は、68~80歳。 今年も嫌なことですが1歳増えてしまいます。
いつもの話題は、病院、あんま、入れ歯に補聴器、シップの枚数・・・
ファームのスローガンは、楽しくやろう農業を!
地域の人に愛され、頼られる農業活動を行うという方針もあり、年々増え続ける預かり圃場に、断ることもできず・・・増え続ける年齢を忘れて今年も頑張らねば!!
新年早々始まった発送地獄も、20日を過ぎてようやく落ち着きを取り戻しました。 6日の仕事始めで、7日:130件、8日:140件、9日:150件、10日:170件、その後も、60~90件の発送が続きました。10日などは、精米量3トン超え!
お米はJAの倉庫に預けているのですが、当初、倉庫担当者が、「こんなに山積みのお米が本当に無くなるのか?」と心配してくれたのも一時で、6日早々にも、お米の引き取りに出かける始末で、見る見る山が小さくなっています。


指の切断(2019.12)
12月に入り、池田山にも初雪の便りが届きました。1度目は頂上付近、2度目は1/3位まで。昔から3度目には里にも雪が降ると言われており、連日、寒い日が続いていますが、田んぼ作業は、現在、大豆の刈取りと小麦の播種に入っています。総面積67Ha。11月下旬は天気も良く、順調に進んでいたのですが、12月に入り雨が降ったり止んだりでなかなか仕事が進まず、12月中旬には麦の播種を終えたいのですが、微妙な状況になってきました。 連日、大豆コンバインが3台出動しているのですが、年内に追われるかどうか??
そんな中、大豆コンバインを動かしていた作業者の一人が、絡まったアサガオの蔓を除こうとして指に怪我をしてしまいました。 事務所に電話が入り、指を切ってしまい救急車で病院に運んだとのこと。 また、救急隊員からは、できれば切れた指を見つけて病院まで持って来てほしいとのこと。
関係者一同、顔が真っ青に。早速現場に行き、おっかなびっくりで落ち葉を除きながら指の捜索開始。5分ほどして、指の断片を見つけることができ、早速、病院へ搬送。 指1本バッサリと思っていたのですが、不幸中の幸いというか、親指の爪の1/3程のところでスパッと切れた状態で、繋ごうにも中途半端な大きさということで、かえって難しいとのこと。本人判断で、指先が5mmほど短くなったままで縫合ということになりました。
翌日、本人が事務所に顔を出し、「幸い右手の親指でよかった」とのこと。「えっ??」 ・・・よく考えれば、この人、左利き。 何はともあれ、作業員一同、よくよく気を付けて作業をするようにと気を引き締めた次第です。


小麦の播種(2019.11)
稲刈りも、10月末には晩成品種のハツシモを最後に無事に終了することができました。 ミルキークイーン、コシヒカリは例年並みの収量、夢ごこちは田植えの後に雨が続いたせいか収量減、ハツシモは大型台風19号が接近した際、早刈りするかどうか迷ったものの、我慢していたせいか収量増の上、ほとんどが1等米になりました。 ここ数年、夏場の気温が高いため、早生品種のミルキークイーン、コシヒカリ、夢ごこちについては、一部、高温障害のシラタという症状が出はじめており、もっと南の地域のお米を栽培する必要があるのではないかと冗談が出ている始末です。 いずれにしろ、百姓は天候次第で喜んだり悲しんだりと安定しない仕事です。
稲刈りが終われば、次は、小麦の播種が待っていますが、9月に刈入れた田んぼでは、孫穂とか2番穂と呼ばれる穂が出てきており膝の高さほどに育っています。 まず、この処理をするため、除草剤を散布したり、場合によっては、草刈りを行う必要があります。その除草剤を散布しに行った管理機に災難が待っていました。 細い田んぼ道から側溝に落ち、クレーン車で引き上げることとなってしまいました。 修理工場への入院は5日ほど必要で、その間、仕事ができません。管理機はもう1台あるのですが、これが、7月より長期入院状態で全くのお手上げです。 今年は、コンバインの横転や、草刈り作業で車への飛び石事故など災難が続いており、田んぼ部隊には一度神社でお祓いをしてもらう必要がありそうです。
池田の里も、朝晩めっきり寒くなってきました。 庭で騒がしいほど鳴いていた鈴虫やコウロギも、昨夜は、1~2匹が鳴いているのみ。 田んぼでも、稲穂の上を群れ成して飛び回っていた赤とんぼもほとんどいなくなりました。 いよいよ冬の到来ですが、田んぼ作業はまだまだ続きます。


稲刈り真っ最中(2019.10)
9月3日から始まった稲刈りも9月末には、ミルキークイーン、コシヒカリ、夢ごこちの3品種が終わりました。 残すハツシモは、10月20日頃からの予定でしたが、超大型の台風19号が接近するということで、色づいている田んぼから刈り始めようと考えたのですが、近郊の複数農家から、 「爺さんが足を滑らせコンバインに乗れないから刈り取りを頼みたい。」 「コンバインの調子が悪いので刈り取りを頼みたい。」 「いつも頼んでいるから、優先して刈り取りしてくれ。」・・・理由はいろいろあるものの、いつものことで断れず、自分の田んぼを後回しにして4台のコンバインがフル稼働でお手伝い。
ところが、百姓の考えることは皆同じで、近在の農家さんが一斉に早刈りを始めたため、JAの受入れ作業が追い付かない。  JAカントリー前の道は、刈取ったモミを積んだ軽トラックのオンパレード。 大渋滞の1時間待ち。 コンバインの刈取り能力は大きいので、コンバイン1台に対して3台の軽トラックがピストン輸送するのですが、肝心の運搬車が全く帰ってこない。 なんとか、11日の午前中には頼まれた分は終わったのですが、自分ちの田んぼは、午後からで刈り取りが終わった量は予定を大きく下回り、何をやっているのか・・・ 挙句の果てに、9月に購入したばかりのコンバインの後部をぶつけるというおまけつきで、踏んだり蹴ったり。
販売部隊にも来訪者がありました。 毎年、お米を寄付しているNPO法人のフードバンクさんから、今年もよろしくと言う挨拶。 数カ月前から話は来ており、「いつもお米を頂きお有難いのだが、精米所で精米すると、30Kgで300~400円掛かり大変だ。」 と聞いていたため、知り合いに頼んで中古ながら精米機も手に入れ、掃除と試運転も済ませていました。 1台では不足だろうと、ネットでも中古を探してあったのを教えてあげると大喜びでした。
初回の引き渡し分は3トンほどですが、最終的には、10トンほどの寄付になると思います。 小米ですが、買取業者に売ることもでき、50~100万円の金額になるかも・・・ これがあれば、ぶつけたコンバインの修理費が浮くのに・・・ お米の刈取り、寄付、挙句の果てに精米機まで。 いつものことながら、白鳥ファームは、ボランティア団体です (本当は、営利団体です) 。・・・いつまでたっても自転車操業で大変です。


しばしの息抜き(2019.9)
9月3日から、稲刈りが始まりました。台風10号の影響で、ところどころ稲が倒れたところもありましたが、今年の出来は、昨年のように台風被害も少なく例年並みで、ホッとしています。 7月に、コンバインの1台を積載車から落とし再起不能で、田んぼ部隊からお米の刈取りまでに代替え機をと言われ、何とか9月3日に納品され、神社でお祓いを済ませる早々に田んぼに出かけていきました。 今年は、もう一台コンバインを買う予定であったため、金の工面と日程調整、提出書類のまとめなどダブルとなり、仕事が一杯。 また、来年度の栽培計画を立てるため、圃場を借りている地主さんへ来年度の預け予定の問合せ書類の作成や発送もあり、てんやわんやで焦りまくり。
というのも、お盆~9月中旬は本来、販売部隊にとってチョット息抜きできる時期のため、田んぼ部隊には内緒で個人的に旅行を計画していたこともあり、心穏やかではありませんでした。
このバタバタを切り抜け、9月9日から、ロンドンに行ってきました。 息子からは、70歳過ぎの老人の徘徊にならないよう、ロンドンポリスのお世話にならないようにと釘を刺されています。 飛行機とホテルのみ予約し、平均気温32度の日本から、気温19度のロンドンへ。 ストーンヘンジやコッツウォルズなどの郊外観光は現地ツアー、ウェストミンスター寺院・バッキンガム宮殿・大英博物館・ロンドン塔など市内観光はフリー行動、ツアー集合場所への移動も含めすべて地下鉄という、英語が??の年寄りにとっては大胆な計画。 なかなかのハードスケジュールでしたが、しばしの息抜きができました。
地下鉄で驚いたエピソード。
駅の電光案内板で日本と同じように3便先まで何分後に来るかを表示しています。 1分後到着予定の電車は目的地向けではないはずでしたが、入ってきたのは目的地行き!? なんだこれ? 初日の観光を終わり、帰りの地下鉄でも!!?? 車体の行き先表示を確認し乗車。 車内表示も間違いない。 安心して乗っており、3駅ほど進んだところで、車内表示をふと見ると行き先が変わっている。これがほんとのビックリポン。 慌てて電車を降り、目的地行きの電車に再乗車。 今度は、車内表示から目が離せなくなりました。
しかし、イギリス人はみな親切です。女房と2人で電車に乗ると、年寄りと見るや否や白人黒人区別なく直ぐに席を代わってくれました。駅で切符を買う際も、親切に教えてくれます。 さすが紳士淑女の国だと感心した次第です。


盆踊り(2019.8)
今年も、13日に村の盆踊り大会が開かれました。 台風を心配していましたが、速度が遅かったため、開催することができました。 毎年のことながら、ビール、焼酎、ジュースは飲み放題。 おつまみのお菓子もあり、子供から大人まで行列が絶えませんでした。 これを目当てに、夕食の際のお酒を我慢し参加する人も多く、ビールサーバーや焼酎サーバーが次々と空になっていきます。 子供たちには、会場に来た際に配られるお楽しみ券で、ヨーヨー釣りやボールすくい、ゲームなどほぼ無料で1晩楽しめます。
私も3年前まで櫓の上で太鼓をたたいていたのですが、今は引退し好きな踊りに参加。 里帰りしている人も多い中、知らない顔もあちらこちらに。 座り込んで踊りを見ている年寄り女性たちの話を聞いていると、「誰々さんの次男さんだろが・・」、「○○さんの孫の嫁さんだがや・・」 「婿さんだがや・・」 都会では、隣の人の顔を見たこともないという話も聞くのに、よく知っていらっしゃること。 さすがに田舎のおばさま達です。


ファン付き作業着(2019.8)
今夏の岐阜県では酷暑が続き、連日、38度近くの気温が続いています。 エアコン付きトラクタに乗っている人はそれほど問題ないのですが、オープンタイプの管理機に乗っている人や畔草刈りの作業者用にと、今流行りの、服に扇風機がついている空調服を購入してみました。 最初に長袖タイプを買ったのですが、腕周りが動きづらいと使用せず。(この人、腕周りではなく腹回りが大きすぎる!) それを見ていた草刈部隊のメンバーが試しに使うと持っていったのですが、これが、非常に良いとのことで返してくれなくなり、他の人が試すことができなくなってしまいました。
早速追加で1つ購入したものの、これも、他の草刈要員が使用するということで、またまた追加購入ということになりました。 それならばと、大きいの、小さいの、長袖、半袖、ベストタイプといろいろまとめて注文し、多くの人が使用し始めたのですが、年寄りのせいか、充電を忘れる人やら、置いた場所を忘れる人など・・・、色々試していますが、それぞれ特徴があり、どれに落ち着くやら。 そうこうしているうちに、涼しくなってしまったり・・・
一方、今年は補助金を申請して、コンバインを1台追加する計画を進めていますが、国の補助金ということで資料の提出が非常に多く申請が通るのがいつになるやら。 お米の刈取りが9月初めには始まるのですが、間に合うかどうか??
ふるさと納税の登録をするため、7月20日頃に各サイトにデータを送ったのですが一向にUPされません。 どうなっているか調べたところ、町の担当の確認作業ができていないということが分かり、今日も、町の担当者と大喧嘩。いつの時代でも、お役所仕事は実情に合っていないため、イライラしてしまいます。 とは言え、多くのお客様にふるさと納税をご利用いただければと期待しています。


1000万円が露と消え(2019.7)
小麦の収穫も終わり大豆の播種の時期となりました。 今年の小麦は例年になく豊作で、昨年比50%UP? 例年が少なかったのか??? 面積を68Haにしていたため刈り取りも大変で、コンバイン4台が連日出動。 JAまでの搬送に、2トンダンプと軽トラック4台がフル回転。 麦の搬送中にコンバインは次の圃場へ移動することもあるため、搬送車が右往左往・・・ JAの受付終了日を過ぎても刈り取りが終われず、4日ほど延ばしてもらうという状況でした。
続いて大豆の播種をしなければなりませんが、こちらも68Ha。 過去最大の面積で、直ぐにでも取り掛からなければなりませんが、あいにく雨が続くこととなり、空を見上げてはヤキモキしています。 7月中旬には終わりたいのですが、この状況ではとても無理。 例年大豆の播種をする地域の一部(と言っても3Haほどありますが)が、鹿の被害でほとんど収穫できないところがあり、役場と地域の関係者と話をして、山裾に獣害対策用のフェンスを張ることとなりましたが、梅雨明けからの作業とのこと。その頃には、若芽が出てきており、鹿が食べるのが早いか、フェンスを張るのが早いか怪しいところです。 たぶん、間に合わないかな~。今年もこの地区は収穫ゼロの可能性大! 
販売部隊は、ふるさと納税の大量受注と新規取引先の増加で、お米の在庫余裕がほとんどなくなり、開店休業状態。 とはいえ、取引先への納品やネットからの注文も相次ぎ、やりくりに苦労しながらも、とりあえずホッとしたのもつかの間、とんでもない事態が起きました。
麦の収穫時にコンバインの1台が溝に横転!! 人身には問題なかったのですが、1000万円のコンバインが露と消えました。 運転していた人も真っ青ですが、金の工面をしているこちらも真っ青。 9月に入ればお米の収穫が待っており、それまでに何とかしなければなりません。
栽培部隊は何とかしろと言うだけで、いつものごとく手立ての案を出すわけでもなく・・・ 9月までは心安らかな日々が送れると思っていたのですが、胃が痛くなるほど一人悶々としています。 今年は、どれだけ銀行から借金をしなければならないことか? はたして期末に返済できるかどうか?? 中古でよいから、6条刈りのコンバインを寄付していただける人はいませんか??


麦秋の時期も大騒動(2019.6)
小麦の収穫も最盛期になりました。 5月初旬から始めた田植えの田んぼは、苗も大きくなりつつあり、黄金色に実った小麦と苗の緑のコントラストが美しい麦秋の風景です。 今年の小麦は豊作で、昨年比50%UPくらいではないかというほど。 コンバイン3台で刈り取っていますが、御年15歳の機械もあり、時々調子が悪くなり病院通い。なかなか、フル稼働とはなりませんが、刈り取った麦の運搬は、2トンダンプと軽トラ数台がJAとの間をピストン輸送しています
。 雨の降る日も少なく刈り取りは順調ですが、何しろ栽培総面積68Haと広く、圃場も点在しておりなかなか進みませんが、昨年より多い収穫量に、老老男女は疲れながらもにっこり。 その間を縫って、圃場数300枚の水田の水管理もしなければならず、連日、あっちへ行ったりこっちへ来たりと忙しい日々を送っています。
30年度の決算まとめも終わり、確認のため理事会を開いたのですが内容で大騒動。 決算は黒字でOKですが、税金を払う現金が足りません。令和元年度の支出計画を見直す必要があるのですが、「黒字なのに金が不足とはどういうことだ?」と。 田んぼ部隊に貸借対照表や損益計算書を説明してもチンプンカンプンで、「黒字なら、あれ買え、これ買え・・・」「なぜ、金がないのか?」「コメの価格を上げろ!」 ・・・ ちゃぶ台ひっくり返して怒鳴りたい心境です。
確かに、特別栽培米でありながら販売価格は非常に低く、収支としてはつらいのですが、お客様のことを考えると簡単には値上げもできず。
白鳥ファームのモットーは、「楽しくやろう農業を!」
1.地域の人々に愛され、頼られる農業活動を行う
2.地域に根差し、地域の農地を有効に生かし、荒廃地をなくす
3.減農薬、減化学肥料で栽培された美味しいお米を提供する
なんか、ボランティア団体の、モットーや方針のような気がしてきませんか? 
理解してもらえたのか??のまま、理事会も終了。 総会も無事に済み、まずは一息。 嬉しくもないのですが、恒例となってしまった銀行からの短期借入で令和元年度も乗り切るぞ!
そろそろ、ふるさと納税のHPに御礼品データをUPしなければなりません。 今年から総務省の通達で御礼品の金額制限が入り、町役場と打合せを重ねてきたのですが、都度言うことが変わります。条件に合うよう御礼品をまとめ、ネットの管理会社にデータを送る前に最終確認をと役場を訪ねたのですが、御礼品の送料割合を2%にすると、また変更。 さすがに私もブチ切れてしまい、担当の係長と担当者を前に1時間ほど説教?してきました。 15000円の寄付金に対し、お米10Kgを希望されているのに、送料は2%の300円!! どこの宅配業者がこんな価格で受けてくれるのか??
白鳥ファームへ申込みされたお米は、役場の玄関に山積みするからあとは勝手に送ってくれと怒鳴り散らしてきました。 6月中には、どうするか最終結論を出すようにと言ってきましたが、お役所仕事ではどうなるか? ・・・(愚痴を読んでくださってありがとうございます。)


まさかの振込間違い(2019.5)
5月も中旬になり、とんでもないことが判明。ふるさと納税の某窓口から、1月末に振り込んだ売り上げが1桁間違っていたとのこと。 まさかそんなこととは知らず、4月初めに通帳の残金を見て、今年は少し残りそうだと、農業機械を350万円ほど購入していました。 今までこんなことがなかったこともあり、通帳に入金されたのは確認したのですが、金額詳細はチェックしておらず、大変な事態になってしまいました。 期末の〆後に判明したこともあり、会計士さんと相談し会計処理方法は決まったのですが、新年度の予算計画はボロボロ・・・
ドライアイになった眼をこすりながら、パソコンに向かう70歳。 先日、ハズキルーペの見本を借りることができました。メガネの上にメガネ。 パソコンの文字が大きく見えるのはうれしいですが、なにせ高い!! ネットで何かないかと調べたら、メガネに引っ掛けるタイプで、送料込み900円のものを発見。ダメ元で買ってみたのですが、結構使える。 気を取り直して新年度の計画を見直しています。


田植えの開始(2019.5)
10連休が始まると同時に、いよいよ田植えが始まりました。 コシヒカリからスタートし、6月初めのハツシモの田植えまで、大騒動が始まります。 平成最後の日とか、令和とか騒いでいますが、百姓にとっては一番忙しい時期で、な~んも関係ないです。田植ですので、少々の雨でも休み無し。 案の定、29日から3日間雨が降りました。土砂降りの時もあり頭からお尻までビッタビタ。
世間では、各地の行楽地が多くの人や車で混雑しますが、田舎では、JAが育てている苗ハウスの前が、苗を受け取りに来た軽トラックで大渋滞。 有名パン屋さんではないですが、3時間前から並んでいる軽トラックもあります。 白鳥ファームも、7割ほどを育苗してもらっており、朝早くから受け取りに出かけていきます。 田植機は2台ありますがフル稼働。苗を運ぶ軽トラックは、4台がピストン輸送。 1日に、3~4Haの圃場が整然とした苗で埋まっていきます。
販売部隊は精米発送の仕事がメインですが、事務仕事も担当しており、4月末が白鳥ファームの期末のため、まとめ作業に大忙しとなっています。 休み前には、銀行から借りたお金やJAに払わなければならないお金の返済などを済ませる一方、財布の底を見ながら、今のうちに買っておきたい機械や部品の手配などでバタバタ。 しかし良いこともありました。 45馬力トラクタ1台の調子が悪く、中古で良いから何か良い物が無いかと農機のイセキに頼んでいたところ、期末直前に、事務所の前にトラクタを載せた積載車が止まりました。 掘り出し物が見つかったので、今、引き取ってきたばかりだと見せに来てくれました。
田んぼ部隊に相談もせず、何とか4月中に整備して納品してほしいと即決。 田んぼに出かけているメンバーに、昼休みにでもイセキの会社に現物を見てくるようにと連絡したところ、仕事から帰ってくる早々、非常に良いものだったと大喜びでした。
5月に入り令和となりましたが、しばらくは、まとめの作業が続きます。その後、会計士に渡し、決算報告書が出来上がるのが5月末ごろ。 播種の時期に全く雨が降らなかった大豆の収穫激減や、8月~9月の台風で収穫減のお米など、お先真っ暗な年でしたが、ふるさと納税のお礼品増加がどれだけカバーしてくれるのか? さてさて、30年度の決算がどうなるやら。不安と期待?で一杯です。
一方、令和元年度のふるさと納税お礼商品をどうするか、頭を悩ませ始めました。 なんとか、7月初めには、予約受付を開始したいのですが、政府方針でお礼品割合は3割までと決まったため、パソコンとにらみっこしながら寄付金額とお礼品が頭の中を行ったり来たり。 またまた始まりました。ドライアイ。(引き出しには目薬が常駐しています) 少しでもご利用いただきやすくするにはどうしようと、頭と目を痛めています。


私も仲間入り?(2019.4)
3月中に、粗起し、肥料散布などは1段落したのですが、4月に入り、お米栽培に向けての圃場整備が本格化しました。 排水路の泥上げ、水口・落口の補修(田んぼに水を入れたり出したりする調節口のこと)、畦塗りなどの真っ最中です。 また、苗の育成用に温室を借りており、ここの自動散水装置の設置も進めています。
一方、夏場の畦草手刈り作業を楽にしようと冬の間から行ってきた大きな畔の法面に防草シートを貼る作業も、並行して行っています。(これは、今年の冬一番の大仕事) 除草剤を撒けば楽ですが、エコファーマーに認定され、特別栽培米を栽培しているため、田んぼの畦草も、肩掛け式の草刈り機で刈り取っており、夏場の草刈りは非常に重労働なもので、少しでもこの作業を楽にしようと防草シートを貼っているのですが、1週間位の間隔で、毎回20万円ほど材料をネット注文するため、注文先もしっかり覚えていてくれ、シートと釘の数を間違えた時など先方より電話が入り訂正してくれるなど、とても良い?関係で注文できています。 しかし、毎回20万円ほどが何度続いたのでしょうか?4月末の決算を控え、恐ろしい気がします。
精米部隊は、2月まで続いていた新米出荷の大騒動も、3月以降、落ち着きを取り戻しています。 山のようにあったお米も、9月まで在庫が保てるか?と心配になるほど減ってきましたが嬉しい限りです。
私自身も時間に余裕が出来てきたため、2年前に購入した倉庫前の広場のアスファルト舗装をしようと業者と打ち合わせを行いました。田んぼ部隊は、コンバインが欲しい、積載車が欲しい、倉庫に泥やほこりが入るなどと言いたい放題ですが、いつもの如く、具体的に行動を起こさないため、仕方なく事務方の私が何とかする羽目に陥っています。今回も同様で、4月初めより工事にかかるように準備し、広場にあった水道管を移設しようと自力で先行工事を行いました。
雨が降ったり止んだりでしたが、何とか水道移設を終え、さて、ユンボ(穴を掘ったりする機械)を倉庫に入れようとバックした途端、ガシャーン・・・雨のため途中までしか上げていなかったシャッターを引っ掛けてしまいました。 ユンボのアームを上げていたのを忘れてバックしたためです。
田んぼ部隊は、コンバインやトラクタで何度も失敗しており、その都度、文句を言っていた私でしたが、遂にお仲間入りで何も言えない状態になってしまいました。 最若年67歳、最高齢79歳。 平均年齢70歳超えの白鳥ファーム。 私も、5月で70歳。 遂に老人パワーを発揮する羽目になってしまいました。 しかし、白鳥ファームの老人はすごいですよ。 90馬力のトラクタやコンバインを乗りこなし、100Ha超えの田んぼを預かっているのですから。(パソコンも使いこなしています:自画自賛?)


アンコールワット(2019.3)
2月も末になると販売部隊は一息つけるようになってきました。 そこで、精米担当には告げたものの、肥料散布に走り回っている田んぼ部隊には内緒で一人(と言っても、古女房、女房の妹、その友達Aさんのおまけつきですが)で、アンコールワット見物に行ってきました。 田んぼ部隊に内緒で行こうとした罰が当たったのか、出発前からハプニング連発。
ネットで見つけたHISの窓口に電話で申し込もうとしたら、希望の出発日はすでに満席とのこと。 おかしい? 同じコースだが、別の案内には座席が残っているのに? 良く聞くと、ネット受付限定のコースとのことで、申し込みから各種書類提出、また、案内・チケットなどの送付も全てネットでやりとりするコースだった。 同じHISでコースも内容も同じ。 一方が満席。 もう一方は、座席有?? 初めてのケースでちょっと心配だったが、希望の出発日に合うのはこれしかないため、早速予約。
妹とAさんは、パスポート切れで申請中だが、これは問題なし。  翌日、窓口からメールがきている。 「Aさんの名前の頭文字が違うのではないか?HかFか?現在は、ヘボン式でも訓令式でもパスポート申請可能ですが?」とのことで、早速、Aさんに確認するとやはり間違えて申込みしていました。 あやうく出発NGでしたがセーフ。 カンボジアはVISAが必要で普通は旅行社に頼めるが、今回はネット予約のため自力でとる必要があり、e-VISA申請にチャレンジ。 旅行社に頼めば、8000円ほど必要だが$32でOK。 翌日には、メールで送られてきたが、早すぎる対応にかえって不安に。
翌日、Aさんから、「母親が急に倒れ救急車で運ばれた。病院に着くころには良くなったが、心配なためキャンセルしたい。」とのびっくり電話。 調べてみると、既にキャンセル料が発生する時期。 しかし、今でも10日先でもキャンセル料は同じ。 そのことを伝えると、翌日、旦那さんと相談したところ、時々あることで問題なさそうなため、キャンセル依頼をキャンセルとのことでした。
出発当日、朝6時に駅での待ち合わせに遅れてきた妹から、「今度はAさんの旦那さんが朝の3時頃に不整脈で調子が悪くなりキャンセル」とのこと。「えっ??」 今からHISに連絡しようにも、窓口は開いているはずもなく、開く時間には飛行機の中。 Aさんも、準備万端出発間際で残念だろうがとりあえず、飛行機のみキャンセルし、その後のことは、Aさんに任せて出発。  朝の気温10℃から、一気に熱い34℃のカンボジアに降り立ちました。
空港で両替しようと現地ガイドに言うと、「レートが悪いから、市内の両替所で」とのこと。それもそうだと、まずはホテルにチェックイン。 夕食に向かう車の中で両替のことを言うと、「時間的に両替所が閉まっているよ。US$は使えるから問題ないよ!土産物屋では、円が使えるところもあるよ。」と軽い返事。 「なんだ??」 私たちは日本人ですよ。 円ですよ。 と言いたいところだが、時すでに遅し。 たまたま持っていた$35が、3人2日間の飲み代になるとは思いもよらず! 3日目にようやく、$を手にすることが出来ました。 不思議な国ですね。 $が普通に使えて、1$以下のおつりが現地通貨。 それに、丸が多過ぎ。 どちらが高額なのか、迷ってしまう。
食事を終え、ホテルに戻っての夜も大変。 チェックイン時に、エアコンの温度は、21~24度にと言われたこともあり、部屋の温度を21度の設定。 しかし涼しくならない。 30分ほど待っても32度のまま。 フロントに電話をかけ待つことしばし。 ボーイがやってきて、温度調節の機械を触り、吹き出し口に手をかざし・・・(それは、既に俺もやった。) ちょっと待てと、出て行ったきり、30分。 再び戻ってきて、OKとのこと。 意味が分からん。 しかし、しばらくすると、冷たい風が出てきてホッとし、いざ風呂へ入ろうと、お湯を入れるがぬるい。その上、排水口から水が漏れているのか、一向に溜まらない。 フロントに電話をかけクレームしようと思ったが、部屋が暑かったこともあり、パンツ1つでは、何ともならず、15cmほど溜まったバスタブで、寝転んでもお腹が浸からない行水のような初日でした。
翌日、朝食バイキングに向かうと、日本人や欧米人は数えるほどで、国を間違えたかと思うほど〇〇人の大集団。 騒々しいやら、列に割り込むやら、挙句の果てには、皿に山盛り残したまま退出するやら。 こんなことが無いようにと、旧正月を外した日程を組み、ホテルも2ランクUPしたのは何だったのか??
気を取り直しての観光は満足いくものでしたが、一つだけ、・・・「遺跡群に沈む夕日観光」  アンコールワットの遺跡に夕日が映る光景や、夕日を背にした遺跡群を想像していたが大間違い。 夕日が沈むころには、遺跡群から出なければならず。 遺跡の塀を背にして、「外堀越しに見える道路と屋台の上に沈む夕日観光?」でした。
シルクの店も、工芸品や宝石の店も興味無し。免税店も興味なし。 お土産は、20$の言い値を10$に値切り、買おうとしたが$が無し。 更に1000円に値切って買った置物と、砂糖ヤシ。砂糖ヤシとは、良く知っている空中高いところに生る茶色のヤシの実から作ると思っていたが大違い。 ヤシの実になる前の、若芽のような茎から出る汁を煮詰めて作るもので、珍しさもあり、ついつい購入。 隣を見ると、大きな黄色いピーマンのようなものがあり、これは何だと尋ねると、カシューナッツだと。 現地の人は、この黄色いピーマンのような部分を食べるが、その外についている勾玉(マガタマ)のような種の部分は捨てるという。 じつはこの勾玉の中に入っているのが、良く食べているカシューナッツと聞いて一同ビックリ。 家で育ててやろうと、店の人から頂き、お土産追加。
何だかんだの見物も終わり帰国の途へ。 ・・・が、待っていましたサプライズ。 乗換えのハノイの空港で、チェックインし搭乗ゲートへ。 搭乗口は25番、登場開始は、深夜0:25。 お土産物屋も多い中央付近のゲートでのんびりと待っていると、ゲートチェンジの表示が・・・。「20番ゲートへ」 なんということか、一番端のゲートまで一同ぞろぞろと大移動。
そろそろ登場開始と言う時間に搭乗口が開いたが、良く見ると違う便。 何かおかしいぞと思っていると、またしても、ゲートチェンジの表示が 「29番ゲートへ」  搭乗時間間際のため、乗客全員急いで、今度は、思いっきり反対側の29番目指して大移動。
着いたものの搭乗ゲートには航空会社の人がいない。 おかしい?? 案内板をよく見ると、登場開始が6:15となっている。   そのうちに、航空会社の人が5~6人、搭乗口に集まり何か話をしていたが、何が起こっているのか何の説明もなく、5分ほどすると全員いなくなり。 しばらくすると長机を運んできたため、乗客は何のことかわからないまま列を作り始めた。
近くにいた私は先頭に並ぶことができ航空会社の人に聞いたところ、機材不良で代替機が準備できず、6時間ほど待つ必要があり、ホテルを準備するにも時間的に無理なため空港で一夜を過ごして頂くため、弁済金として一人当たり$80返金するから、近くの店で何かを食べて待っていてほしい。 
また、翌朝の搭乗口は、20番ゲートとのこと。 おいおい、今、20番ゲートから走ってきたばかりで、また戻れと言うのかい。 愚痴を言っても始まらず、どこか開いている店はと思いながら空港内を、またまた端から端まで移動開始。 しかし、夜の12時過ぎで全ての店が、CLOSED。 どこで食べればよいのか?!。 探しながら一番端の20番ゲートまで来てしまいましたが、端っこの1軒だけOPEN。 数人のベトナム人だけ意味を理解していたようで先に着いており、話を聞くと、航空会社から連絡を受け、店をOPENしているとのことでした。
食べたかったベトナムのフォーもあり、(最初の待ち時間の時に探した店が、円はダメだが$はOKと言われたものの、$の持ち合わせがなく食べ損ねていた)、弁済金で$も手に入った事もあり、ようやく腹が満たされました。 出発遅延でホテルに案内された経験はあるが、空港で一夜を過ごすのは初めて。 ベンチ3人分を陣取り、飛行機の中で寝るより◎と横になったのは2時過ぎ。 なんだかんだの、道中も幕を閉じることになりました。 海外旅行の際には、是非、$を。  個人的な話で申し訳ありませんでした。


そろそろ栽培準備を(2019.2)
先日、31年産のお米栽培に向けての肥料や農薬の手配をしようと、肥料屋さんを呼んだのですが、最近、計画に対して収量が落ちてきたこともあり、延々、丸1日かけて31年度の肥料の内容を決めました。 単に安くて散布作業が楽な肥料というわけにもいきません。
稲を育てるためには窒素成分が必要ですが、収穫量を増やそうと多くすれば、稲は倒れやすく、味はまずくなり、少なければ、味は良くなるのですが収穫量が減ります。 また、特別栽培米という条件があるため、化学窒素成分の使用量に制限があります。
代わりに、鶏糞などの有機窒素をたくさん入れれば良いとなるのですが、これまた大変。有機窒素は効き始める時期のコントロールが難しく、夏の天気によっては下手をすると、いつまで経っても稲の穂が青々として身が入らないこともあり、毎年、頭を抱える問題です。今年は鶏糞の量を減らし、魚粉の入った肥料を追加することでこれらの問題を解決しようと決めました。
田んぼ部隊は、小雪のちらつく中を、納品されたばかりの肥料を積んで、連日、冬の荒起こし作業にとトラクターが出動しています。
一方、夏の草刈り作業を楽にしようと田んぼの畦に、防草シートを貼り付ける作業も並行して行っています。2年前より始めているのですが、なにしろ、110Haの面積で、900枚近い田んぼとなれば貼っても貼っても追いつきません。
畔の除草に農薬を使えば楽なのですが、エコファーマーに認定され特別栽培米を栽培しているため、お米栽培の田んぼでは、夏の暑い時期でも肩掛け式の草刈り機を使い、人力で行うしか方法が無いため、畦の防草シート貼りに力を注いでいる次第です。しか~~し、時には小雪の舞う寒い中での作業は大変です。 敷こうとするシートは風でバタバタ。 2~3人掛かりであっちを抑え、こっちに釘を打ちと悪戦苦闘です。


年末年始(2019.1)
いよいよ、平成31年となりました。年末年始は、毎年のことながら、体の休まる時間がほとんど無い状態となってしまいました。
本来は、12月29日~1月4日は正月休みのはずでしたが、29日は、残務整理で10~15時まで出勤。30・31日は家の掃除の間を縫って、受注確認をと事務所へ・・・ やはり入っていました注文メールとふるさと納税の出荷データ。
元日は、年末の大掃除で疲れた体にムチ打って、お客を迎えて大宴会。 従兄弟の子供が外国の友達を連れて遊びに来るのも毎年の恒例行事で、賑やかなことこの上無し。
2日は、直売店を出している道の駅「池田温泉」の新春セールが始まり、一応、直売店の店長と、道の駅販売組合の組合長という名目だけの役職で、午後から始まる新春恒例の大ビンゴ大会の司会を行う必要もあり顔を出さないわけにもいかず。
3日こそ、自分の正月と決めていたものの、結果は、孫を連れてのそり遊びで1日どっぷり。
4日は、仕事始めの前に、壊れたままになっている精米機の修理をしようと、朝から1人出勤したものの、早速、100Kgのお米の注文電話が入り・・・直した精米機で早速、精米と出荷準備。
夕方からようやく本当の正月休みとなりました。 が、初出勤?は5日から・・・。


年の暮れ(2018.12)
いよいよ師走になりました。 先生も走るようですが百姓も田んぼを走り回っています。
まだまだ豆の刈取りや麦の播種の真っ最中。 今年は、栽培面積を増やして、68.7Ha。一カ所に集まっていれば問題ないのですが、5Km四方に点在しており、大きさもバラバラ。年末ギリギリまで田んぼ部隊は大忙しです。
精米部隊も大忙し。 組合員への飯米渡し、道の駅店やネット販売も大忙し。多い日には、2トン以上の出荷もあり、パレット5枚に山盛り。佐川急便が2往復することもしばしば。
今年のお米は、台風の影響で収量が少なく、お得意様に計画していた量を減らすこともできず、やりくりに四苦八苦。 ふるさと納税向けに予定していた量を減らしたのですが、来年度より返礼品の額が減るという政府方針もあり、ふるさと納税は、10~12月がとんでもない状況だったため、各窓口の在庫は空状態。
おかげで、年末年始は少し楽ができるかな?  とは言え、出荷の最終日は28日。年始は、道の駅の売出開始が2日からと、毎年のことながら正月はあっという間に過ぎてしまいます。


お米の寄付(2018.11)
今年のお米は、台風の影響で大きな被害に会いました。 ハツシモの花が咲く時期と丸あたりで、受粉できなかったため収穫量が大きく減ってしまいました。 近隣の農家さんも同じで、ひどいところでは昨年の半分くらいの収穫量という所もあります。 私どもも、昨年比で3割減という状況で、お得意様などに計画していた量を減らすこともできず、やりくりに四苦八苦。 ふるさと納税向けに予定していた量を減らしたり、ネット販売向けを見直したりと、計画の見直しに迫られましたが、何とか目途が立ちほっとしています。
現在は、麦の播種の真っ最中。 今年は、栽培面積を増やして、68.7Ha。東京ドームの15個分ほどの広さです・・・と言ってもピンとこないかも?? 50坪(165㎡)の一戸建てが4200軒ほど建てられる面積です。 一カ所に集まっていれば問題ないのですが、10Km四方に点在しており、大きさもバラバラ。 連日あっちへ行ったりこっちへ来たりと地図を片手にトラクターが走り回っています。 時には、間違えて隣の田んぼに種を撒いたり、撒き忘れたと片道5Km以上を戻っていくこともあります。
今年も、フードバンクやセカンドハーベストに多くのお米を寄付しました。 玄米は乾燥調製後に、1.85mmの篩目で選別するのですが、選別で落ちたお米(小米と呼びます)もまだまだ食べられるお米がたくさん入っています (粒の大きさを気にしなければほとんどがOK)。 4年ほど前から、食に困っている人に食べ物を配っているフードバンクの活動に協力しようと提供し、今年は、10トン以上の寄付となりそうです。
小米を買い取りに来る業者さんも多く、結構な価格で売ることもできるのですが、白鳥ファームではお金より社会貢献をと協力しています。 (内心、このお金があれば新しい播種機が・・・) 先日、名古屋と岐阜のフードバンクの方が引き取りに来られました。特に、名古屋地区は食に困っている方が多い一方、農家さんの割合が少ないためお米の提供が少なく大変助かると言っていました。
また、近所に、障害者のための福祉サービス事業所「ふれ愛の家」がありますが、こちらへは、精米したときに出るヌカを提供しています。月に2回ほど職員と一緒に利用されている障害者の方々が取りに来られています。ヌカを利用して野菜栽培の肥料などになるボカシを作り、自分たちで無農薬の野菜を栽培したり、ボカシを販売などされています。 こちらの活動も続けていこうと考えています。
色々な感謝状を頂き事務所の壁に飾っているのですが、枚数が増えるのを楽しみに頑張っています。


新米販売開始(2018.10)
9月末に、待望の色彩選別機が入っていきました。 精米後のお米を選別するもので、今までは1台だったため発送量が多いときに大変苦労していたのですが、これで2セット体制になり、新米販売に間に合い、シラタやカメムシ被害米なども、更に減らすことが出来るためホッとしました。
10月に入り、いよいよ始まりました。 新米販売。 (ハツシモは、晩成品種のため11月中旬から。)8月末よりふるさと納税の各サイトで予約受付を開始していたのですが、これらの発送指示がどっと入ってきました。その後も連日のご注文が続いており、10月末までに発送するものが、約1500件!! 多い日には、2トンのお米を精米、選別、袋詰め、梱包、出荷とてんてこ舞いの状態になっています。精米担当は女性が2人。 連日、30Kgの玄米袋をあっちへ運びこっちへ運び。 精米の終わったものは10Kg袋に変わりますが、運ぶ回数が増えるばかり。土日も返上しての作業で、さすがに、ヘトヘト状態です。 昨年も同様な状態が3月末まで続き、今年も同じことが繰り返されそうです。  でも、この二人は強い!!頭が下がるばかりです。
私は、注文の整理と送り状の作成で、てんわやんわ。その間を縫って、31年度の栽培計画を立てねばなりません。  机の上に目薬を置き、パソコン画面とにらみっこ。 田んぼの数は800枚以上で、総面積は110Haほど。  こっちの田んぼでコシヒカリ、あっちの田んぼでミルキークイーン・・・ 麦の栽培は・・・ 収穫予定量は? 本当にこの量でOKかな? 売れるかな?? 毎年のことながら頭を抱える時期ですが、これを乗り越えなければ、来年度のお米をお届けすることができないため、赤い目をこすりながら机に向かっています。


しばしの休息(2018.9)
9月に入り、とんでもなく暑かったあの時期は何だったかと思われるほど、朝晩は涼しくなってきました。 田んぼには、たわわに実った稲が穂を垂れ、収穫の時期になりました。  お盆と9月初旬の間は、百姓にとって少しの休息時間。
この間を縫って、一部のメンバーがタイ旅行を計画しましたが、出発当日の朝は、あいにくの台風到来。怖いもの知らずのメンバーは、早朝3時起床で、中部国際空港へ出発。
キャンセル便の相次ぐ中、偶然にも、タイ便は出発遅延ですが出発可能ということで、空港待機10時間となりました。いっそキャンセルして北海道へでも行こうかと話も出たそうですが、もし、北海道へ行っていたら震災に遭遇したわけで、被害に会われた方には申し訳ないですが、空港待機を選んで正解でした。ハプニングでスタートした旅行でしたが、それ以上に、驚いたことが有ったとのこと。これまでの旅行では、迷子になったり、集合時間に遅れたり、ホテルのスリッパのままバスに乗ろうとしたりと問題児?だった某年寄りが、今回は、積極的にメンバーをまとめていたとのこと。意外な面を見て一同、台風以上にビックリとのことでした。
いつもは、私がツアコン役でクタクタになったこともあり今回はパス。一同とは別に、古女房とトルコに行ってきました。  結婚40周年記念旅行ということで、女房には内緒でビジネスクラスを予約していました。 空港でのチェックインカウンタも、いつもと違うのですが、女房は気がつかず。 ビジネスラウンジに入っても、いつもと違うラウンジだなと思ったくらいで、機内に乗ってから気づいた女房はびっくり。 搭乗まで気が付かない女房を見てこちらもびっくり。 私もエティハド航空の広いフルフラットシートの豪華さは初めて。
中継地のアブダビ空港のビジネスラウンジはさすがに産油国。 びっくりするほどの規模で豪華。 イスタンブールのトプカピ宮殿、クレオパトラも歩いたエフェソスの古代都市遺跡、トロイの木馬、パムッカレの石灰棚、コンヤの踊り、カッパドキアでは早朝気球に乗っての遊覧など、日本の台風状況を全く知らず楽しい旅行となりました。
旅行に行かなかったメンバーが収穫作業をスタートしていたのですが、帰国後、話を聞くと相当にひどい風だったそうで、倉庫の屋根のスレートが6枚ほど飛ばされ大きな穴が空き、事務所のガラスも割れ、仮設トイレも倒れるなどの被害でした。田んぼを見て回ると、多くの田んぼの稲が風で倒れており、また、台風一過は晴れでは無く、雨続き。雨空を見上げて、どうするか??と悩んでいましたが、数日前からは暑いほどの天気となり、これから10月末まで田んぼ部隊のメンバーは大忙しです。


とんでもなく暑かった~(2018.8)
今年の夏は、とんでもなく暑かった~!!  九州北部豪雨の後は雨もほとんど降らず、連日、38度を超える暑さが続き、35度の日には「今日は過ごしやすいね?」とおかしな言葉が出るくらいでした。晴天続きで例年より早く大豆の播種を終える事ができたものの、大豆の播種田には水が入らないようにと管理するのが通常でしたが、今年はカラカラの田んぼでは大豆が芽を出さず、用水から田んぼに水を入れることになるほどでした。
用水の水は十分あるため、お米は順調に育っています?が、青々とするばかりで、なかなか実が大きくならず、やきもきしていますが9月の刈入れまでには何とかなるでしょう。
8月初めには、夏休みの恒例行事となっている子供達との用水路の生き物観察を行いました。獣医さんにもご協力願い、毎年同じ用水路で観察を続けています。例年ならば、カワゲラ、ゲンゴロウ、カワニナ、ヤマトシジミなどが見つかるのですが、今年は用水路を補修したばかりで、カワニナ、ヤマトシジミなど動きができない生き物はほとんど見つかりませんでしたが、既にドジョウや小魚なども観察でき、きれいな水が流れていることが分かりました。50%減農薬でのお米栽培を進め、畦の除草も除草剤を使わず草刈り機を利用し人力で行うなど、生物多様性にも配慮して農村環境を守る取り組みを進めています。
なんだかんだとバタバタしていますが仕事も一段落し、今年もお盆を迎える事ができました。村の墓地はきれいに掃除もされ、各お墓には提灯が飾られています。受注担当の私は、お盆前に家やお墓の掃除もできず、女房には叱られながら、13~15日も事務所に顔を出し、メールをチェック。当然、出荷作業も・・・。
田舎の事ですので毎年恒例となっている盆踊りが開催され大いににぎわいました。里帰りをしてきた人たちも多く集まり、村の人口が2~3割ほど増えた感じです。小さな子供たちは、金魚すくいやヨーヨー釣り等を楽しみ、大人は飲み放題のビールや缶酎ハイを片手に、久しぶりに会う人達と昔話に花を咲かせる楽しい盆踊りとなりました。


いつまで続くこの暑さ (2018.7)
現在は、大豆の播種の真っ最中ですが、連日、38度を超えるとんでもない暑さに見舞われています。
播種機を付けたトラクターは3セットありますが、種の運搬や、除草剤を薄めるための水の運搬も必要で、500リットルも入る大きなポリタンクを積んだ軽トラック5~6台が事務所と圃場を行ったり来たり。
事務所の前に1トン近く貯水できるタンクを準備し、2本の水道で水を入れっぱなし。 水道代のことを考えると町では考えられないですが、ここは田舎。 村独自で作った水道があり、揖斐川水系の地下水をくみ上げ、安い料金で使い放題。 手を切るような冷たい水で夢みたいな話です。
夕方、仕事が終わって帰ってくる田んぼ部隊は、汗だくでヘトヘト。 エアコンの効いた事務所で受注処理などしている私は申し訳ない気持ちでいっぱいです。
熱中症対策のため、常に冷蔵庫には、ペットボトルのお茶とアクエリアスなどを準備しているのですが飛ぶように減っていきます。冷凍室にも入れていますが直ぐに無くなるため、昨日は倉庫の隅に眠っていた業務用の冷凍庫を引っ張り出し、こちらに移し替えました。いつまで続くこの暑さ・・・
西日本を中心に大きな被害が出た豪雨でしたが、当地も連日、大雨警報や洪水警報が出たものの、特に被害を受けることもなく、無事に過ぎることができました。
雨が上がり、大豆の播種に取り掛かったものの、連日、38~40度のとんでもない暑さに見舞われています。 
15日:38.8度、16日:39.3度、17日:38.9度! なんと3日間も連続全国1位の暑さ。~~: 18日は、当地の過去最高記録:39.6度!   25日の夕方、久しぶりの雨でしたが1時間ほどで終わり。続いて、迷走台風。まさか、Uターンしてくるとは! 幸か不幸か、進路が南にずれたため、直撃を受けずに済んだものの雨は無し。 こんなことを言うと被災地の方に申し訳ないのですが、少しは降ってくれると思っていた雨が空振り三振。 暑さは連日続いており、例年ならば、お盆直前までかかる播種作業が10日以上早く終わることができましたが、カラカラ天気で大豆が発芽せず。 地中の水分が無いのか撒き忘れているのか、田んぼを調べながら、水路から水を入れようかと思案しています。


麦刈り開始 (2018.6)
GWより始まった田植えも、6月6日には終わることができ田植え機などの掃除を終えるやいなや、休む間もなく8日からは、麦刈りが始まりました。
この時期は、麦秋とも言われ、茶色く実った麦と田植えの終わった水田の緑のコントラストが美しい農村風景です。 連日、コンバイン3台がフル稼働しており、刈り取った麦を大きな袋に入れ、JAに運ぶ軽トラックがあちらこちらの農道を走っています。
切り株になった田んぼには、落ち穂拾いの雀や、土の中にいる虫を狙ってカラスなどが群がってきます。毎年、6月中旬から7月初旬の麦刈りの時期と、9~10月の稲刈りの時期に見られる恒例の風物詩です。
精米部隊は、連日続いていた出荷も落ち着きを取り戻し、ようやく通常の作業になっていますが、まだまだご要望は多く、多い日には、パレット2枚が山盛りの出荷日もあります。
ふるさと納税では、ミルキークイーンが一番人気というものの、白鳥ファームの組合員が食べているお米では、栽培4品種の中で、アッサリ系のハツシモとモッチリ系の夢ごこちが2トップで、全体の90%以上を占めています。 ちなみに私は、以前はハツシモでしたが、現在は夢ごこち派。 モッチリ甘く、冷めても美味しく、コシヒカリやミルキーよりも気に入っています。
夢ごこちは、知る人ぞ知る良食味米で、多くの料亭でも利用されており、多くの方に知ってもらいたいと感じています。
かく言う私は、30年度の収支計画も立て、6月末の総会資料もまとめ終え、ホッと一息。田んぼ部隊は、連日、朝早くから夕方6時過ぎまで出かけていますが、私は、3時頃には退社。 ・・・が、1年で最も気が楽で、体が大変な時期を迎えました。 
梅は収穫が遅れ、1/3ほど落ちてしまい、ビワは鳥にやられて全滅。ハッサクの木はジャングル状態。庭木も畑の草も伸び放題。 家に帰ると、マッサージ機を愛する日々が続いています。


GWも田植の真っ最中 (2018.5)
農作業もいよいよ、田植えの真っ最中。 今年のお米の栽培面積は、50町歩(50Ha)。 世間はGWで、海外や国内旅行のニュースが流れていますが、百姓は関係ありません。
白鳥ファームでは、4品種のお米を特別栽培で栽培していますが、通常は苗を植えるのですが、全体の20%ほどを、種を直接水田に撒く、直播き方法を試験中で、実質、8品種を栽培しているような状態です。
そのため、毎朝、A3の紙を横向きに4枚繋いだ栽培計画表と、10枚ほどの圃場図面を見ながら、終わった田んぼはこれ、次はこれと打ち合わせを行う日々が始まっています。
苗植え部隊、直播き部隊、次の品種のための代掻き部隊など、田植え機や大型トラクタが連日、事務所の前を通って、あっちの田んぼこっちの田んぼへと散らばっていきます。
白鳥ファームの期末は、4月末。そのため、財布の底を見ながら、あれの支払いは済んだか?これの請求書はまだか?今のうちにあの機械を買っておこうか?などなど3月4月は大変でした。29年度は、今までで最高の支払額になりました。
大型コンバイン、管理機、精米機、田植え機、4月末に滑り込みで購入したフォークリフト。 その他、今までは借用していた大型倉庫も、銀行から10年返済でお金を借り、大胆にも購入してしまいました。 建物面積368㎡(114坪)、高さ12m。町の家なら、庭付きで2~3軒分がすっぽり入る大きさです。
高圧洗浄機で外観を掃除しましたが、高い脚立に乗っても、半分ほどの高さしかきれいに出来ず、2トーンカラー。シャッターも規格外。5mの幅で軽トラックならばすれ違いが出来そうです。 そのため、開け放された状態の時には、ツバメやカラス、雀などが出たり入ったり。侵入防止に、雀脅し、蛇のおもちゃ、カラスの死骸風の人形などいろいろ試しましたが一向に効果がなく、蛇のおもちゃの隣にツバメが巣を作り始めるといった次第です。
6月の総会までには、決算資料の作成が必要。 一方、ネット販売、取引店への納品、ふるさと納税のお礼品出荷もあり、週休0.5日で、まだまだ頭と体の痛い日々が続きそうです。


防草シート貼り (2018.4)
農作業もそろそろ本格的に稼働し始める時期となりました。白鳥ファームでは、4品種のお米全てを50%減農薬の特別栽培米として栽培しており、また、エコファーマーにも登録しているため、畦の草刈りは全て機械で除草しています。
道路際はトラクタにつけた草刈り機で刈り取ることができるところもありますが、大半は草刈り機を使い人手で刈り取るため夏場の草刈りに大変な苦労をしていました。
そこで、今年の冬の農閑期を利用して、草刈り作業のしにくい畦を中心に、防草シートを貼ることにしました。
田んぼ部隊も農閑期はゆっくりできると思っていたようですが、晴れた日には、連日、シート貼りの作業です。とはいえ、相手は100Haほどの田んぼ。
貼っても貼っても先の見えない作業が続きましたが、とりあえず、草刈り困難地域はなんとかカバーすることができました。
防草シートをネットで購入していたのですが、2か月ほどの間、毎週、大量購入していたため、通常10万円以上の場合は代引き不可でしたが、特別OKと言ってくれるほどになりました。
今年の草刈りが少しは楽になるのではと思います。
一方、田植えに向けた準備も着々と進んでいます。痛んだ取水口や排水口の修理、凸凹になっている圃場の均平作業など、今のうちにやっておかなければならないことが山盛りです。水漏れのする用排水路の補修は、地図に記載するとあちらこちら一杯あり、本来、町が補修をするべきなのですが予算がないため対応が難しいとのことで、交渉の結果、U字溝など現物支給してもらい、設置作業は白鳥ファームで行うことにしました。現物代金より作業費の方がずっと高くつくのですが、白鳥ファームは「地域から荒廃地をなくそう」というモットーもあり、相当、高くつくボランティアとなりそうです。


道後温泉親睦旅行 (2018.3)
吹く風も少し暖かくなってきたようですが、三寒四温と言われるように、まだまだ寒い日もあり、田んぼの荒起こしに出ているメンバーは大変な日が続いています。 とはいえ、2~3月は農家にとって一番暇な時期でもあり、先日、恒例となっている親睦旅行に行ってきました。
行先は女性陣に任せてあったため、とんでもない目にあいました。 なんと、道後温泉!! 岐阜から往復1000Kmを超えるバス旅行となりました。
近鉄バス旅行会社に2台しかないという32人乗り大型の超デラックスバスで、お客は17人。なんと贅沢な!  朝7時にファームを出発し?というところですが早速恒例の「忘れた」が始まりました。
家の鍵を閉め忘れたとのことで、しばしお待ちとはいかず、既にバスの中では宴会が始まっています。
持ち込んだ、持ち込んだ。日本酒5本。焼酎1本。ビールは5ケース。その他ジュースにお茶のペットボトル。おつまみ各種。 始まると同時に、参加者の荷物からも出てきました。 ブランデー・ウイスキー・日本酒・・・。お手製の漬物各種。おつまみ続々。 酒飲みは、5人。下戸も数人。その他はたしなむ?程度で、こんなに飲めるか!!
途中休憩をはさむものの、バスには乗りっぱなし。私は、寝っぱなし。 途中、鳴門の渦潮見物? 時間が合わず、全く渦潮見えず。寒い橋の上を往復しました。 宿に着いたのは、6時過ぎ。宴会は7時から。カラオケも終わったのは夜の9時。
それから、外湯に出かけたものの、ゆっくりもできず出てきたが商店街はほとんどシャッター街。 普通は、4時頃着いてゆっくり散策もするのでしょうが、今回は、全くできず。 翌朝出発は、8時。 7時の食事となっていたが遅れるもの続出。
帰りは、島波海道を通って広島県に抜け、一路、岐阜へと延々とバス・バス・バス・・
一部の者が、ピョンチャンオリンピックの状況を見たいと、社内TVで放映されたものの、連続するトンネルで画像はズタズタ。 アイススケートのフリーでしたが、さあ4回転と思っても、次に見えるのは着地後。何ともならず、途中で打ち切り、映画鑑賞となりましたが、希望者2人。 で、見たいタイトルが違い、結果じゃんけん。
どちらでも良いので早くしてくれーーー なんだかんだと有りましたが、あと1時間のガマンというところで、「腹が減った。でサービスエリヤへ寄ってくれ」の合唱。 到着時間が40分も伸びてしまい腰もガタガタ。
どこで買ったのか、全員、大きな土産袋を掲げての解散となりました。 来年は、バス3時間以内と心に決めた親睦旅行でした。


まだまだ続く出荷地獄 (2018.2)
ふるさと納税を中心にした新米出荷も、2月に入れば忙しさから少しは解放されるかと期待していたのですが、捕らぬ狸の皮算用となってしまいました。
15日着希望の定期便のお客様が多くあり、10~14日は、連日、精米機は回りっぱなしの計画を立てていました。 昨年秋に新しい精米機も導入し、2人の精米担当で何とかなるはずでしたが、肝心の2人が風邪をひいてしまい、7日から休みという状況にとなってしまいました。
数日で復帰できると思っていたところ、忙しくなる10日には、風邪もピークで何ともならず。 7~10日は私1人で精米作業を進めたものの、寝返りもできないほど腰が痛くなってしまいました。 急遽、栽培部隊から応援をもらい、精米梱包出荷の手配をしたのはよいですが、慣れない作業に問題噴出。
初日・・・梱包も終わろうとしたとき、「おかしい?白米が12袋残っている。」 おかしいのではなく、玄米と入れ間違えたのですとも言えず、出来上がった梱包を再度開封。
2日目・・・精米は順調に進んでいるものの、梱包が追い付かず。 見に行くと70歳の現役の作業が遅いこと遅いこと。 精米担当者のスピードの1/3。思わず手伝い始めたものの、作業が終わったのは、やはり夜。
3日目・・・「精米機が止まってしまっておかしい」とのことで見に行くと、ヌカを取り出す除塵機が回っていません。そのため、精米機の中がヌカで一杯。大騒動で、配管からすべてを掃除して再開したのも良いですが、昼食後、またおかしいとのこと。今度は、除塵機に溜まったヌカを取り出すことを忘れ、除塵機が一杯。またまた、配管から精米機まで大掃除。
4日目・・・今日からは、風邪も治り精米担当者が出てきてくれると安心していたところ、朝一番で、「おじいさんが亡くなり行けなくなった」と電話が入り、またまた一人で大活躍? なんとか、14日の出荷には間に合ったものの、亡くなったおじいさんとは、私の家の隣の人で、15、16日はお手伝い。この1週間は、とんでもない週となってしまいました。


お正月早々大忙し (2018.1)
田舎の正月も良いものですよ。大晦日の夜11時半ころから、除夜の鐘を突きに村のお寺に多くの人が集まり、たき火を囲み、婦人会が準備してくれた甘酒を飲みながら新年を待ちます。
除夜の鐘は108ですが、この村の鐘は、108以上になることも。突きたい人が突くまで終わりません。零時の時報とともにお互いに新年のあいさつを交わします。
開けて元旦の朝7時には、初日の出を背にしながら、神社で互礼会。村の男衆が集まりお互いに新年を祝い、お神酒を飲みながらの歓談。今年は雪もなく比較的暖かいお正月となりました。例年のことながら、良い風習が続いています。
元旦も念には念をと、おとそ気分で事務所に顔を出すと、やはり入っていました注文メール。さすがに出荷は後日としましたが、とりあえず1時間ほどで早々帰宅。
2日は、直売店を出している道の駅「池田温泉」の新春セールが始まり、一応、直売店の店長と、道の駅販売組合の組合長という名目だけの役職もあるため顔を出さないわけにもいかず。
しかしよく考えれば、午後から始まる新春恒例の大ビンゴ大会の景品の準備をしていなかったことを思いだし、朝から精米機とにらみっこ。結局、フルタイムの出勤になってしまいました。
3日は、正月明けの出荷準備にと事務所へしばし。午後からようやく正月休みとなりました。 が、初出勤?は4日から・・・。
正月休みに出荷分をまとめていたため予期していたものの、精米地獄が待っていました。5~7日までの出荷分が、150件。10Kg袋で、240袋。8~16日までの出荷分が、760件で1130袋!!  連日精米機は回りっぱなし。
出荷ピークの日には佐川急便の集荷車が、4トンの別便を連れ2車で来てもらったうえ、運転手にも手伝ってもらい送り状を貼り付けるという大変な一日となりました。


既に食糧危機到来 (2017.12)
いよいよ、12月も押し迫りあわただしい年の瀬となりました。遅れていた麦刈りも終わり、大豆の刈取りがまだ少し残っていますが、今年中には終わりそうでほっとしています。 28日は仕事納めのため、大掃除。
昨夜から雪が降っていますが、泥だらけのコンバインやトラクタをきれいにするため、田んぼ部隊は震えながら水をかけています。
販売部隊も、掃除をしたいのですが、朝メールを開くと40数件のご注文が入っており、まだまだ、精米機の掃除が出来そうにありません。 最後の最後、28日午後になりそうです。
と今年最後の手紙を書いていたのですが、例年のごとく、29日も朝に事務所を覗くと多くの注文が入っており、やっぱり、精米機を再稼働。
30日も注文が入っていたらどうしよう・・・家の掃除もできず・・・
まだ収穫から3カ月を過ぎていない12月末にもかかわらず、ふるさと納税のお客様を中心に、大変多くのご注文で、1000俵(10Kg袋で6000袋分)ほどあったミルキークイーンは、残り50俵ほどになってしまいました。
昨年も同様な状態だったため、栽培面積を増やしたにもかかわらず、またまた、非常事態の状況です。
コシヒカリも在庫が少なく、何とか持ちこたえそうなのは、ハツシモと夢ごこちのみの状況です。
栽培している私どもから言うと、ミルキーやコシヒカリより、断然、「夢ごこち」や「ハツシモ」を食べているメンバーが多いのにと不思議でなりませんが、まだまだ認知度が低いということでしょうね。
来年こそ、もっとこれらのお米を知ってもらいたいと思う次第です。


大豆の刈取り (2017.11)
今年の秋先に、お米も麦も刈れる汎用コンバインを1台購入し、汎用コンバイン3台、大豆用コンバイン2台体制で本来ならば何とかなるのですが、数日おきに雨が降り、圃場の土がぬかるみ思うように作業が進まず、悪戦苦闘している次第です。
昨日は、山裾の大豆を刈り取りに行きましたが、3Haほどの田んぼがほぼ全滅。あっちにポツン。こっちにポツンと生えているだけ。
毎年のように鹿被害の会い、何のために大豆を植えているのか?田をお越し、種をまき、草刈りをし、大事に育てているのに、鹿のえさを作っているような状況では、たまりません。
来年からは、地主さんに土地を返そうかと話をしていますが、地主さんのほとんどは高齢で、自分ではできないため預けているわけで、返されても困ると思いますが、何年も我慢してボランティアのような仕事をしてきており、何か良い解決策があればと苦慮している次第です。
先日、お米の残留農薬検査の結果が届きました。今年も「検出されず」と検査結果が出てきて一安心?
当たり前ですね。 すべての品種を特別栽培米として、50%以下の農薬で栽培しており、残留農薬なんか出っこないですよ。


新米販売開始 (2017.10)
お米の刈取りも、新調したコンバインも含めて3台が稼働し、残すは晩成品種のハツシモのみを残すところとなりました。 一方、ふるさと納税のお礼商品の出荷が始まりました。
今年は、8月から予約受付を開始したこともあり、たくさんのご注文が10月初旬の出荷に集中し、連日、てんてこ舞いをしています。 多い日には、1日100件以上の出荷になる日も。
20俵(30Kgの米袋が40袋)を超える量のお米を、倉庫から運び入れ、精米し、色彩選別を行い、袋に詰め、箱に入れ、送り状を張り付け、出荷用のパレットへ積み込むため、何度も、お米をあっちへ動かしこっちへ動かしと、大変な作業です。
精米担当者は50歳過ぎの女性ですが、さすがにこの時期だけは、娘をバイトとして連れてきて、2人がかりで作業を行っています。 今年は、精米機を1台新調したため、相当楽になったのですが、12月に向けて、ご注文の多くなりますので、いつまでこの忙しさが続くか??
私も、ネット販売に向けての新米切り替えも終わり、残すは来年の作付計画!!
なんで今頃から作付計画を?と思われるかもしれませんが、12月に入ると麦を播かなければならず、その種籾の手配が必要だからです。
10月に入ってから連日、パソコンの圃場図面とにらみっこ。 今年のお米の売れ行きもわからないまま、来年度の計画をしなければならず、頭の痛い日が続いています。
預かり面積は、100Ha。 ここへは食用米、ここへは飼料米、ここへは麦と決めるものの、この田んぼは水が入りにくい、この田んぼは畦から水が漏れるなどなど、後から後から入る栽培部門からの変更要望を聞き、収穫予想の表を眺めつつ、変更の繰り返しを行う毎日です。


「収穫開始 (2017.9)
9月に入り、収穫の時期になりました。 今年のお米は、梅雨のような日が続き、日照不足で少し遅れましたが順調に育ちました。 早植えの稲は、黄金色になり穂が垂れています。 晩成品種のハツシモも実をつけ、10月からの収穫には間に合いそうです。
私たち、白鳥ファームも、コシヒカリが9月3日から、ミルキークイーンは7日からは、刈取りが始まりました。 一部の田んぼでは、まだ少し早いため後回し。
黄金色の絨毯の上を飛び回っていたトンボも、コンバインに追われて右往左往。 50%減農薬で育てたお米は美味しいのか、コンバインの後ろには、おこぼれに預かろうと、カラスや雀、鷺・白鷺などが列を作って、田んぼに舞い降りてきます。
コシヒカリは8Ha。ミルキークイーンは15Ha。なかなか終わりません。 続いて、夢ごこちが14Ha。飼料米が4Ha。9月中には終わらないと、10月に入れば、ハツシモ14Haが待っています。
今年は、2年越しで申請していた補助金も出たため、乗用管理機、精米機の導入を行いましたが、その他に、コンバインの調子も悪かったため、来年には切り替えようと、県の補助金申請をしていました。
ところがビックリポンで、先日、OKの返事が来てしまいました。 寝耳に水、瓢箪から駒ではないですが、さあ大変! お金の工面が出来ていません。
しかし、どうせ買うなら、刈入れに間に合わせようと、なんとか9月7日頃に持ってきてもらうように交渉しましたが、13日になるとのこと。
従来の2台でのスタートになりましたが、早々に1台がリタイヤで病院?行き。 知り合いから急遽、1台レンタルしての刈り取り作業。 入院していたコンバインも治り、いざ再開したところ今度は巻き上げの一部に破損が発生。 またまたメンテナンス。
無理して購入手続きしたものの、でも、お金が・・・お金が・・・ どうしよう。 ・・・と思っていましたが、こうなると、13日に入ってくる新型コンバインが待ち遠しい状況です。


お盆 (2017.8)
7月末までには終わろうという目標だった大豆の播種も、例年通り?、お盆直前まで掛かりましたが、8月13日にはなんとか終わることができました。
13日の夜は、毎年恒例となっている村の盆踊り大会。 今年は天気も良く、帰省中の人たちも加わり、大いに飲み、大いに踊り、笑い声が絶えない一晩を過ごしました。
村の青年団がヨーヨー釣りやスーパーボールすくいなど、色々な夜店を構え、小さな子供たちの相手をしている中では、やぐらを囲んでの盆踊り。 毎年変わらぬ風景です。
ビールやお酒、ジュースなど飲み物も、おつまみ付きで全て無料。 夜店も来場者に渡されるお楽しみ券で、全て無料。(なんと太っ腹な!)
一昨年までは、二十数年間、やぐらの上で太鼓をたたいていた私ですが、昨年からは引退。 踊り好きな私がよくも太鼓で我慢していたものか・・・。
ようやく踊れるようになったと思ったのですが、結果は、孫に引きずり回され、踊ることもままならず。あと2~3年は我慢が続きそうです。
今年のお米は、順調に育っています。 早植えの稲は、ほんのり色づき始め、晩成品種のハツシモは、まだ青々としており、あたり一面、大小様々な黄緑色から緑色の絨毯を敷き詰めたようで見応えがあります。
カエルの合唱もセミの合唱に代わり、田んぼには、色々なトンボが飛びまわっています。 不思議なもので、通常の農薬を使っている田んぼと、50%減農薬で育てている白鳥ファームの田んぼでは、トンボやバッタの数が違うように感じますが、勝手な思い込みでしょうか?
新しい精米機と無洗米処理機を7月中旬に導入し、その後、お米の昇降機なども揃え、全ての機械を繋ぐことができ、一貫精米ができるようになりました?・・・
が、いざ、無洗米まで通そうとすると、先日の単独テストでは動いていた無洗米処理機が動きません。 お盆休みが明けたら早々にメーカーに来てもらう必要がありそうです。(新品なのに)
とにもかくにも、精米機が2台となり、これで、9月末から始まる新米出荷の大騒動も、少しは楽になるのかなと思っています。
今年は実現するぞ!週休1日!(昨年は、4か月で、正月休みを含めて7日休んだだけ...)


精米機・管理機を導入 (2017.6)
今年のお米は、順調に育っています。 あたり一面、大小様々な緑色の絨毯を敷き詰めたようで見応えがあります。 夜ともなると、辺り一面から、カエルの合唱が聞こえ、やかましいほどです。
6月の末には、白鳥ファームの総会が開かれ、28年度の決算報告と29年度の計画が承認されました。 理事一同、とりあえずホッとしたところです。
理事と言っても特段メリットがあるどころか、年間60日以上は農作業に従事しなければならないという農協法があるため、実際は農作業実務者の集まり。 作業日数も60日どころか、200日を超えているのが実態です。
本来、組合員は相互協力して農作業を行うというのが本筋ですが、勤めていたり、農業はできないと参加していない人が多いにもかかわらず、手は出さないが口は出すという組合員もいて、毎年の総会開催は気が重いこともあります。
今年は、精米機、管理機、コンバインの導入など、お金がかかる内容が多く、大変な一年になりそうですが、とにもかくにも、29年度は始まりました。 (12月には、新年度の麦を播きますので、今頃、「始まりました」もおかしな話ですが…)
6月16日に新しい管理機が入り早々に田んぼに出かけています。 また、7月14日には、新しい精米機が入ってきました。  同時に、無洗米処理機も導入しました。
無洗米の場合、200~300円割高になりますが、炊飯時の準備も楽になりますし、とぎ汁を減らせるため、地球にも優しい農業に参加することにもなり、売る側、買う側とも、ちょっぴり自慢してもよいのかなあと感じている今日この頃です。


田植えが始まりました (2017.5)
GWより始まった田植えも、天気に恵まれ順調に進んでいます。が、好天が続きすぎるのも、老人集団には辛いものです。 休めません。
今年のお米の栽培は、昨年より大幅に増やして、54Ha。 東京ドームの広さの 11.5倍! 田んぼの数は、300枚を超え、連日、あっちへ行ったりこっちへ来たりで、ようやく半分ほどの圃場に苗を植えることができました。
とは言え、トラブルも続出。
第1は、軽トラックの衝突。それも車庫の中で。停めてあった積載車の後ろにドスン。 走行距離1m。軽トラックの前部がクシャ?
第2は、トラクタのキャタピラの軸受け部が破損。・・・これは、年代物でそろそろ買い替えを考えていた矢先とはいえ、予定外の導入になりそう?
第3は、肝心の田植え機の苗取り部分が不調。これには焦った! 田植え機は2台あったものの、栽培面積を増やし、さあこれからという時期だったため、大騒ぎ。 急遽、イセキに連絡し、中古(とはいえ、白鳥ファームの機械より新しい)の田植え機を借りこの時期を乗り切ることができました。 
栽培部隊の言うことは、「この田植え機のほうが調子良いから買い換えろ!」
今年は、管理機、精米機、トラクタを新規導入する予定で、金策に頭を悩ませていたところに、この状況では、6月末の総会に向けて作った資料も作り替えなければなりません。 資金繰りをどうしたらよいのか!? 今年の銀行借入は、1500万円で足りるか??
栽培品種は、食用米として夢ごこち・ハツシモ・ミルキークイーン・コシヒカリの4品種。 飼料米としてヒトメボレ?(これってもったいないような気がしますが池田町では指定品種)。食用米の4品種は全てを特別栽培米として育てます。収穫見込み 3650俵。約220トン。
昨年は、直播き分で水管理に失敗したこともあり、今年は、慎重に水管理をしていますがどうなる事やら。 とりあえず今のところは順調順調。
お米の販売は、ふるさと納税のご要望が多かったこともあり、28年産の売れ行きがものすごく、5月初めには、ほとんどの在庫が無くなってしまった状況です。 契約取引店も多く、収穫時期までの在庫は何とか確保しているものの、一般販売に回すお米は全く無くなってしまいました。 白鳥ファームの直売店に出すお米もない状態で、陳列棚は空きスペースがいっぱい。 9月の収穫まで4カ月もあるというのに、これからどうしよう・・・
6月末にファームの総会が開かれるのですが、その時に、組合員に飯米として渡してあるお米を取り上げる?策を模索中。 うまく事が運べばよいのですが・・・


FACEBOOK投稿再開?(2017.4)
昨年8月以降、多くの方からリーチを頂いているのにもかかわらず、全く新しい投稿をせず、心にとげが刺さっていました。
先日、7か月分の投稿を終わることができ(どんだけ放っといたのか?)ようやく肩の荷が下りました。
白鳥ファームでお米をご購入いただいた方へ同梱しているファーム近況報告の手紙の一部ですが、毎月1~2回更新しており、本来ならば、その都度、投稿すればよいものを・・・
なぜ急に投稿する気になったのか? 白鳥ファームも参加している別のショッピングサイト「山のふもと水さらら」でもFACEBOOKをやっており、先日、その勉強会が開催され、リーチしていただいている方の多さの重大さに気がついた次第です。 もっとお客様を大事にしなければ!!
さすが67歳。INSTAGRAM?Twitter?LINE?FACEBOOK?・・・何のことやら判らず始めていたFACEBOOK。
白鳥ファームのように、長々と文章を出すものではなく簡単な文章に写真を添えたほうが良く、もっと頻繁に出したほうが良いとのこと。 聞いてビックリポン。
慌てて投稿再開しようとしたものの、従来どうりの長文しかなく、また、ちょっと写真を出そうにも、スマホを持っていない老人ですので、当分はこのスタイルで。 通勤途中の電車の中や昼休みにちょっと覗いて、楽しんでいただければと勝手な理屈で進めます。
「楽しいけど自虐ネタは止めた方が良いのでは?そんなファームからお米を買うのはチョット心配と思われる人がいるかも?」と、親切にアドバイスいただけるリピータさんもおられますが、白鳥ファームのモットーは、「楽しくやろう農業を!」
入社基準65歳以上。老いてますます盛んな?ファーム近況をこれからも伝えていこうと思います。


「ふるさと納税」窓口追加 (2017.4)
先日、池田町の役場から、会議案内が届きました。 ふるさと納税の窓口を増やすから、説明会を開催しますとのこと。
おいおい、何を今頃・・・と思いつつ、会議に参加すると、「6月初めを目標にスタートしますのでよろしく」
1月の初めに栽培計画を決め、種もみや苗の発注は当然済んでいるどころか、既に田植えの準備のため、田んぼも荒起こしが始まっているのに、今更、どうやって収穫量を増やせと言うのか? お米以外を出品するところは嬉しいでしょうが、お米栽培の白鳥ファームにとっては頭の痛い話が飛び込んできました。
昨年の今頃も同じように窓口を増やすということでバタバタしたのに、またまた、同じ状況か? とは言え、町内の田んぼ面積の1割ほどを預かる白鳥ファームとしても協力しないわけにはいかず。
白鳥ファームの出荷先は、数10軒のレストランや料理店をはじめ、多くのリピーター様があり、これらの出荷以外にふるさと納税に参加協力している状況ですので、従来のお客様にご迷惑をおかけすることは絶対避けなければなりません。
昨年の出荷状況を考え、栽培面積を増やし、今年は、50Ha(東京ディズニーランドの面積と同じ)。 食用米だけで収穫目標 200トン。 白米10Kgの袋に換算すると、18000袋。 
と計画していたものの、これは全く追加の話。 さてさて、どうやって、やりくりするか?
頭の痛い今日この頃ですが、田んぼ部隊は、いよいよ活動開始。
  作付けを増やしたことにより田んぼの数は、300枚以上。 5Km四方に散らばり、連日、あっちへ行ったりこっちへ来たり。
全てのお米を50%減農薬の特別栽培として、また、地域のエコファーマーとして認定されていることもあり、畔の草刈りにも除草剤が使えないところが多く、草との戦いが始まります。
こんな数の田んぼをどうやって対応するのかと、ブーイングを出しながらも、昨年よりおいしいお米をたくさん作ろうと朝早くから飛び出していきます。 


「山のふもと水さらら」ショップOPEN (2017.3)
1カ月ほど前に、右肩が痛くなり医者に行ったところ、40肩とのこと。 67歳の私にとって、40肩とは嬉しいやら痛いやら・・・。そのため、春の再開を待っていた3月のゴルフは2回もパス。 4月7日のゴルフのお誘い! 薄らいできたものの、未だに痛みは残っており、どうしたものか? なんとしても行きたい!・・・が、打ちっぱなしの練習にも行けず。
1年前に、ふるさと創生事業の一環として、町にバックアップしていただき、白鳥ファームも参加し、農家が10数軒集まり、開いたネットショップ「山のふもと水さらら」のHPもなかなか売り上げが伸びず、Yahooショップにも展開しようということになりました。
言いだしっぺというか、無理やり押し付けられた組合代表という名誉職?の仕事かわかりませんが、2月初めより準備開始。
まずは、クレジットカードの作成にと銀行に行ったのですが、法人でもなく個人でもない任意団体のため、クレジットカードをつくる事が出来ないとのこと。
知り合いの副支店長を呼び出し、訳を言って、クレジット会社と直談判してもらうことになりました。 延々30分ほどの電話で、「普通はこんなこと無理ですよ」と言われたものの、何とかOK。
さて、今度は、Yahooへの申し込みと、Yahooショップ開設の申請をしたものの、またまた同じような理由(法人でもなく、個人でもない任意団体)のためか、不許可。
不許可の理由は問合せをしないでほしいと、不許可の通達メールにコメントがありましたが、「町長も含め役場がバックアップして、地方創生を目的に開設した団体に対して不許可は信じられない。云々訓ぬん・・・・・・・・・・」 長文のメールを添付し再審査依頼お願いをしたところ、即刻、先方より電話がかかりOKとのこと。 組合代表の面目躍如という所でした。
OKとなったものの、その後も問題発生。  白鳥ファームとして、Yahooショップを開いていたため、その窓口から、登録されたIDやパスワードを入れても、「山のふもと水さらら」に繋がりません。 また、Yahooに問い合わせをしたところ、1つのID毎に窓口が新設されるとのこと。
それではと、InternetExplorerから窓口開設しようとしたが出来ません。 またまた、Yahooに問合せ。 「InternetExplorerでは繋がりにくいため、FireFoxを使ってください」と。 白鳥ファームの開設時は、出来たのにと思いつつ、FireFoxをダウンロードしてようやく窓口できました。
とはいうものの、それからも大変です。 おん年67歳。視力0.03。 ど近眼の目に目薬を差しながら2週間ほどパソコンと向かいっぱなし。 ドライアイになり、涙が出始めるやら、目が痛いやら。 何とか、3月17日オープンすることが出来ました。 翌日、早速注文が入ったことでまずは一安心といったところです。


インド旅行計画失敗? (2017.3)
栽培部隊が上海旅行に行った際、参加せずに、一人でインドでも行ってこようと考え、インターネットでいろいろ調べ旅行社に電話を掛けました。
出発希望日まで時間もあまりなかったのですが、国際線の空き状況を確認してから返事をもらえるということで待っていたところ、「国際線は抑えることができましたが、インドの国内線がホールドになっています」とのこと。
折角、インドに行くなら、仏教の聖地や沐浴風景も見たいと、ベナレス(今は、バナラシと言うようですが)にも行きたいと希望していたのですが、デリー~バナラシの航空券の予約ができないようです。 引き続き、「なぜ予約できないか調べてみます」とのことで待っていたところ、「バナラシの飛行場の昼間の発着ができないようです」との返事。  詳しく聞くと、「飛行場の整備のため、6月2日まで夜間しか離発着できないとのこと。
おいおい、バナラシって、日本で言うところの、中部国際空港のような飛行場じゃないですか?  そんな大きな飛行場が、3か月も昼間に工事をして夜間の離発着はOKとは?  さすが、インドはやることが違うと感心するやら、あきれかえるやら。
とりあえず、夜間の離発着でなんとかならないか問い合わせたところ、翌日、「出来ました。しかし・・・」。 聞くと、夜12時にホテルに着き、翌朝4時の出発。
そろそろ68歳にもなろうかという老人にはビックリポンのスケジュールです。他の方法ないかと尋ねると、「デリーからバナラシまで汽車の夜行という方法もあり、これが他のツアーなどでも利用している一般的なものですが、お勧めできません。」「なんで?」 「日本の寝台列車を想像すると、比較になりません。」 ・・・・インドはあきらめることとなりましたが、どこかへ行きたいと、アンコールワットを希望し、再度、スケジュールの確認です。
ところが今度の返事は、「行きの国際線はOKですが、帰りがダメ。」とのこと。「なんで?」「最近、東南アジアから、日本の桜を見にくるお客が多く、連日満員です。」  雨季に入る前にと3月末を希望したのが悪いのか、東南アジアの経済発展が悪いのか?
「雨期が終わる11月頃ではどうですか?」と、親切に教えていただけたのですが、その頃は、新米販売開始で販売部隊は戦時中。 田んぼ部隊は、米・麦・大豆と格闘中。 どうしたものか? 1週間もサボっては、出荷予約が数百たまること間違いなし。


上海珍道中 (2017.2)
栽培部隊が有志を募って上海旅行に行きましたが、予想通り、色々なハプニングがあったようです。
出発前日から・・・ 
Kさん(いつものハプニングメンバー)が、カメラの電池残量が無くなっていると事務所に来ました。
「充電器があるだろ?」「見たことない」「そんなことあるか」「買った時の箱はあるか?」「いろいろ入ってたが、分からんから捨てた」・・・同じモデルのカメラを持っている人に充電を頼んで一件落着? 出発当日、「カメラ受け取ったか?」「そうやった。忘れてた」・・・どうなることやら。
道中も、なんだかんだとあったようです・・・
ハプニング①
空港でチェックインを行おうとした際に、1人のメンバー(中国籍で日本在住者)が「再入国カードが無い!」・・・「申請してたのか?」「忘れてた」・・・大慌てで、空港の窓口で申請し、ギリギリ出発セーフ。 3時間前に空港に着いていて大正解。 (土産話を聞いたとき、「団体旅行でも普通は2時間前だろ」と内心思いましたが、あのメンバーでは、3時間前でも危ないのか・・・)
ハプニング②
蘇州に行ったが、寒山寺は無し。 それって、メインを外している。 行った観光地の見物時間は超特急。 そのかわり?お土産物屋では、各駅停車のノロノロ長時間。
ガイドがバックマージン貰っているからか、安い旅行費のツアーを選んだメンバーが悪いのか。
ハプニング③
蘇州のホテルの廊下で、トイレを探してウロウロしている人がいる。 聞くと、洗浄便座のトイレは無いか?とのこと。 日本人は、お尻の拭き方を忘れてしまったのか!
とは言え、部屋のトイレは、バスタブの横にあるものの、壁に挟まれ横幅に余裕が無く、体がすっぽり入るような雰囲気。 トイレットペーパーはと見ると、便器の後ろに付けられている。
イナバウワーでもしない限り取れそうにない。無理して体をひねって何とか対応したものの、風呂に入る時によく見ると、パンツの一部に、◯ンコが少し付いていた。
ハプニング④
留守番のメンバーに土産を買おうと、近所のスーパーに行ったところ、安い酒10元(180円位)が売っていたので、それを買い、旅行カバンに入れる際に、クッションにとホテルのタオルを使ったそうです。
チェックアウトの時に、タオル代を請求されて、本人ビックリ。(当り前だろうと思いましたが・・・) 金額なんと、20元。 お酒の倍の金額。・・・・これを聞いた留守番組の私たちは、ガッカリするやらあほらしいやら。
ハプニング⑤
ホテルでのチェックイン。 現地旅行者の案内人と一緒に、半分近い人は雑技団を鑑賞に行きました。 残りの人はホテルでゆっくりと思ったようですが、肝心の部屋のキーを現地の案内人が持って出てしまい、部屋に入れず。
日本語どころか英語もダメで、スマホの通訳ソフトを使って(よくそこに気がついた)、フロントと交渉したが部屋に入れてもらえず。責任者を呼んでもらい、ようやく解決。 その頃には、雑技団のメンバーが帰ってくる始末で、このロス時間はなんだったのか? 「国際ホテルと名がついているのに・・・」とかんかんに怒っていました。
ハプニング⑥
なんだかんだと有りましたが、渡された部屋のキーは各部屋に1個。 エレベータに乗るにもキーをかざさないと乗れない。 最高のセキュリティと思ったが、2人部屋や3人部屋もあるのにどうするの? 誰かがお酒を買いにロビーに降りるため、エレベータを使おうとしても、部屋が真っ暗で閉じ込め状態。 フロントにクレームすると、「明日一番で作ります」
明日は、朝6時半出発ですよ~
ハプニング⑦
上海では1泊の旅程。 上海なら、夜の外灘をぜひ見るべきとアドバイスしておいたのですが、雑技団を見に行ったメンバーと、チェックインでトラブッていたメンバー。 当然、外灘の夜景を見られず。・・・そりゃあ、上海に行ったことにならんだろ
ハプニング⑧
豫園商場近くのレストランで、昼食をとり、時間を決めての自由行動。 でも、あまりの人の多さにびっくりし、誰も、豫園商場どころか豫園にも入らず。
ハプニング⑨
ようやく日本に到着し、帰りの電車では疲れてみんなぐっすりと。 乗換駅の案内で飛び起き、あわてて降りるも、一人が切符を席に忘れたと戻ったが、そのまま電車は出てしまい、日本の中だから大丈夫と次の乗換駅に向かったところ、当の本人が先に着いておりビックリ。
おまけ⑨
帰った翌日、仕事に出てきたメンバーの一人が、ゴホンゴホンと咳をしている。 さては、鳥インフルエンザかと思い、留守番組は遠巻きに様子を観察。
聞くと、行きから風邪をひいていたメンバーがいて、被害者3名。

土産話を聞いてこの文章を書いていても、あほらしいやら、ホッとするやら。 出荷作業が続いており、4日間も仕事を休む事が出来なかったこともありますが、ベトナム、台湾旅行の際に添乗員のような状態となり、懲りたこともあって今回はパスして大正解。
3月末にでも、ひとりで、のんびりインドにでも行ってこようと、内緒で画策中の私です。


池1-グランプリ (2017.2)
2月4日。 道の駅池田温泉では、恒例の池1-グランプリが開催されました。 各販売店舗が、「あったか~い汁物」を販売し、お客様に楽しんでもらうイベントです。
私は、白鳥ファーム道の駅店の店長と、道の駅販売組合の組合長も兼務している為、朝から出かけて1日中、立ちっぱなし。68歳を目前に控えた体にはさすがに・・・・足も腰もガタガタです。
白鳥ファームの出し物は、「米餅入りキノコ汁」でした。 もち米ではなく、お米(ミルキークイーン)を、もち米と同じように蒸してからついたのですが、これがお餅ようでお餅でもなく、キリタンポのようでキリタンポでもなく、五平餅のようで五平餅でもない食感となり、なかなか良い米餅となりました。
以前、お米をご購入いただいているお客様から、餅アレルギーの子供さんに何とか、お雑煮や焼餅など、お餅の雰囲気を味あわせたいと問い合わせがあった際に考えた米餅ですが、これを使い、池田町で採れるヒラタケ、シイタケ、マイタケ、エノキダケなどを使ったキノコ汁に仕上げました。
米餅は、煮込んでも普通のお餅のようにダラーと型崩れしないため良かったのですが、色添えにと入れた白菜が煮込むほどに形が無くなり、最後の方はトロッとしたスープ仕立てのキノコ汁に・・・ それでも美味しかったと2杯も注文され方も多く、まずは一安心。 お客様の投票結果は、残念ながら3位入賞を逃し、来年こそはとリベンジを誓いました。
栽培部隊は、田んぼの荒起し(冬お越し)も順調に進んでおり、2月17日から3泊4日の上海旅行を計画しています。今回は、どんな珍道中になるのやら、土産話を楽しみに今回はお留守番。


仕事始め (2017.1)
昨年の新米収穫以降、連日の出荷作業もようやく落ち着きを取り戻せそうです。 休日は、年末年始の2日間を含んで、延べ7日間。 本当に疲れた~。
31日は家の大掃除。 元旦は、孫や親せきが来て大騒動。 2日からは、道の駅店初売り。
のんびりした正月は夢のまた夢。 ・・・百姓でも、ブラック企業になりそうな状況が続きました。
通常でも新米の時期は忙しいのですが、2年前より池田町のふるさと納税商品に参加しており、確定申告の関係上、年末中に寄付しようという方が殺到し、連日、精米機が回りっぱなしの状況です。
12月寄附で1月発送の方の商品発送もあり、26日まで予定で一杯ですが、ここまで来れば一服できそうです。  とは言え、既に2月の定期発送分の注文も入り始める一方、新規にご寄附いただく方も多くまだまだ忙しさは続きそうです。
栽培部隊は、農閑期と言う言葉があるように、冬の間、少し楽になりますが、この寒い時期には、田んぼの荒起しといって、稲の刈取り後の田んぼをトラクターで整地し、稲わらや切株などを砕いて土の中に混ぜ込まなくてはなりません。 次の年のお米の栄養になりますし、害虫退治にもなるため、欠かせない作業が続いています。
先日は、久しぶりに雪が15cmほど積もりました。 田んぼは見渡す限り、雪野原(田舎は綺麗ですよ)。 雪が解けるまで1週間ほど農作業は中断ですが、その間に倉庫の整理や農機具のメンテナンスを行っています。
29年度の食用米の栽培予定面積は、51Ha。収穫見込は220トン超。 10Kgの白米の袋にすると、2万袋を超える数となります。
これら全てを、JAを通さず直接お客様に販売することになるため、今年は、新しい精米機を導入することにしました。
大型精米機を導入し、一気に精米すれば楽なのですが、白鳥ファームは、注文が入ってからの精米にこだわり、また、白米だけでなく、3分つき・5分つき・7分つきなど、お客様の細かなご要望にも対応することをモットーとしているため、小回りの利く小型の精米機を導入する予定です。


正月 (2017.1)
今年の元旦は天候にも恵まれ、穏やかなお正月を迎える事ができました。 とは言え、昨年末はバタバタの出荷作業が続きました。
年末には、ふるさと納税のお客様が急増し、また、年末年始に向けて、レストランなどからの注文も集中したため、師走の27日まで連日の出荷作業に追われました。
28日には、フル回転していた精米機や色彩選別機なども掃除を終わり、新しい年を迎える準備を完了し、ようやく、家の掃除などに取り掛かれるとホッとしていたのですが、申年は、色々な事が起こると言われる通り、やっぱり、最後の最後までバタバタが続くことになりました。
30日に念のため事務所に行きパソコンを開くと、大手の取引先から、お米60Kgを発送してほしいとのメールが入っていました。
急ぎ、掃除の終わっていた精米機を再稼働して対応し、これで終わりかと安心していたところ、31日になり、携帯電話に何とかお米を売ってほしいという依頼が飛び込んできました。 家の掃除の真っ最中でしたが、断ることも出来ず、またしても、事務所に行くことになりました。
バタバタ続きの一年でしたが、田舎のお正月は良いものですよ。
大みそかの夜の11時過ぎには村のお寺に集まり、皆で除夜の鐘を突き、たき火を囲んで甘酒を飲みながらワイワイガヤガヤ。 その内、0時の時報が鳴ると、隣にある村の鎮守に初詣。元旦の朝は、お宮に集まり、互礼会。 その後は、お神酒を飲みながら、またまた、ワイワイガヤガヤ。都会に出ていた人たちも里帰りして、村の人口も一時増加。
車が無いと大変ですが、コンビニまで3分。  10分圏内に、大型スーパーが3軒。家電量販店が1軒。ホームセンターが1軒。回転寿司、焼き肉店や飲み屋などもあり、ほどほどの田舎の生活も悪くないですよ。 
1月2日からは、道の駅も開店。 私は、道の駅販売組合の組合長も兼務しており、お正月もそこそこに、仕事始めに入っています。
田んぼ部隊は、農閑期に入っており、お正月はゆっくり過ごせるのですが、販売担当の私は、ほとんど休みなし。結局、休みは2日間だけ。出荷開始は、1月5日より。2日も、道の駅から戻り、出荷計画を整理したところ、13日まで出荷予定が満タン。
メールでたくさんの注文が入っているのに、まだ処理が出来ていません。 4日には、新しいふるさと納税の注文も入り始めます。 これらの出荷がいつになる事やら。 今年は68歳になる年ですが、ボケ防止に始めた仕事もここまで忙しいと・・・


遂に12月 (2016.12)
遂に12月。 早くも師走とは、1年が過ぎるのが早く感じられるのも、歳のせいでしょうか?
今年も色々ありました。 預り圃場が広範囲になったため、コンバインなどを運ぶ積載車や、20年落ちの2トンダンプの購入に始まり、3月からは、田起こし、田植え、麦刈り、大豆の種蒔き、水管理。バタバタしているうちに、夏を過ぎ、9月からは稲刈り、麦の種蒔き、大豆の収穫と、休む間もなく12月に。
若年層(65歳)から高齢者(77歳)まで、各世代?のメンバーにとって、歳を忘れるほどの働きが続きました。 しかし、12月末までは、まだまだ大豆の収穫が残っています。
6月の総会の時、今年こそ修繕費を減らそうと目標に掲げたものの、そこは老人パワー。 積載車のドア破損、7mもあるシャッター破損、管理機のアーム破損、軽トラックには2か所の凹み(いつ出来た?)、田んぼの隣家の塀破損、トラクタのキャタピラ破損などなど。
最近では、トラクタの後ろに土を耕すロータリーと大豆の種を撒く播種機を付けてあったのですが、田舎のでこぼこ道を30Km近いスピードで走ったため、後ろの機器を支えるアームが大きく揺られて、折れるという事態に。 イセキ農機に修理を依頼したものの、なんで折れるの?と言われる始末。
おんとし68歳になるスピード狂もいて、目標達成はとてもとても遠いものです。
百姓が少し楽になるのは、1月~3月初旬。 そこで、一部の有志が、2月に上海・蘇州に行こうと計画しています。 1~2年に一度は、海外への研修旅行という名目で出かけるのですが、毎回、コンダクタの役目を仰せつかり、コンダクタならぬ、クタクタになるため、私は今回ちょっとお休み。


百姓仕事はまだ続く (2016.11)
11月も中旬を過ぎ、メッキリと寒くなってきましたが、まだまだ百姓仕事は続いています。 稲を刈り終わった田んぼを起して、麦まきの真っ最中。
水はけが悪く水がたまっている田んぼは、田んぼの中に溝を切って排水しなければならず、仕事もなかなか進みませんが、ようやく半分くらいが終わりました。
仕方ないですね。 大きな田んぼなら問題ないのですが、トラクタが入るのもやっとの100坪ほどの小さな田んぼもあり、田んぼの中で回転することも出来ず、バックで入って種を撒き、戻って、再度バックで入って種を撒き、これで終わり。・・・こんな田んぼもあちらこちらに。
田んぼを預ける方も預ける方ですが、預かる方も預かる方で、白鳥ファームは何と人の良い集まりかと、いつも思ってしまいます。
耕作放棄地を無くそうがモットーの一つとなっているとは言うものの、利益度外視のボランティアとなっている状況は本当につらい。(愚痴はこれくらいで我慢) 麦まきが終わるのを待たずに、一方では、大豆の収穫も始まります。 何とか12月中に終わりたいなあと栽培部隊は願うばかり。
販売部隊ですが、10月以降、精米機は、土日祝日無しで朝から晩までまわりっぱなしの状態で、メンバーの息もたえだえ。 まだ11月だと言うのに、既に、在庫の心配が始まりました。
お得意様の分は確保しておかねばならず、かといって、新規のお客様の分も必要で、先日は、ふるさと納税からの注文を一時ストップし、1日かけて販売計画を作り直すという状況になりました。
こんな状況はたまりませんので、来年の栽培計画では、栽培部隊がこんなに栽培できるのかと言い出すほど面積を広げました。 ハツシモ、夢ごこちは、3割増。 ミルキークイーンとコシヒカリは、なんと2倍に!!
先日、スーパームーンが夜空にくっきりと浮かび、田舎の夜で暗いはずの田んぼにも、月影が映る明るさでした。


収穫終わりました (2016.11)
11月に入り、朝晩めっきり寒くなってきましたが、ようやく晩成品種のハツシモの刈取りも終わり、今年の稲刈りが終了しました。
とは言うものの、まだまだ百姓仕事は続きます。次は、麦の種蒔きですが、9月に稲刈りが終わった田んぼには、孫穂が生えており、30cmほどに育っています。  これらに除草剤を掛け、乾いた田んぼは、早速、肥料を撒き、水はけが悪く水がたまっている田んぼは、田んぼの中に溝を切って排水しなければなりません。  連日、アルバイトのおばちゃんも含めて総動員で出かけています。
一方、大豆が育っている田んぼにも、麦を撒かねばならないところが多くありますが、今年の天候でまだまだ青い葉が多く残っているところもあり、これらの田んぼに麦が撒けるのは12月に入りそうです。 麦の種蒔きと大豆の刈取りで、年末まで一杯一杯の仕事が続きます。
販売関係ですが、新米販売が開始されると同時に、連日、注文が殺到しており、精米機は、朝から晩までまわりっぱなしの状態です。
11月に入ったばかりと言うのに、発送計画は、14日までびっしりと埋まっています。
昨夜は、一面の星空に見入っていました。 3つの星が並ぶオリオン座、W字型のカシオペア座、北の空には、北極星につながるオオクマ座など、空一杯の星を見る事ができました。
若かりし頃(60年前?)には、天の川がはっきりと見えたのですが、街路灯などで地表が明るいせいか、昔のように多くの星を見る事ができません。  とはいえ、都会の空では絶対に見る事ができない星空です。 田舎って良いところもありますよ。


豆名月 (2016.10)
朝晩めっきり寒くなってきましたが、15日は、「豆名月」。
庭先に小さな机を出し、ゆで豆とススキの穂をお供えして、都会の空では、こんなに綺麗に見れないだろうな?と思いつつ、雲一つない夜空に浮かぶ満月を見る事ができました。
9月15日の「芋名月」も満月を見る事ができ、今年はラッキーでした。 都会では、「芋名月」とか「豆名月」と言われても、ピンと来ないかもしれませんが、田舎では、まだまだ、こんなのどかな風習も残っています。
ミルキークイーン、コシヒカリ、夢ごこちと3品種の刈取りを終え、現在は飼料米の刈入れで、来週からは晩成品種のハツシモとなります。
9月に刈入れを行った田んぼでは、孫穂といって、刈り取った切株から、もう一度、稲が実るのではないかと思われるほど、新しい穂が青々と伸びていますが、次は、麦を撒く準備が必要です。
大豆の収穫も残っています。栽培面積は、55Ha。(東京ディズニーランドの広さは、50Ha) なんといっても、面積が広い!! お米の刈取りは飼料米を合わせて45Haでしたが、次に撒く麦は55Ha。 合せて、100Haの田んぼを、何度も行ったり来たり。
9月に始まった、稲の刈り入れから、大豆の収穫、麦の種蒔きと、12月一杯までは、百姓は連日、外仕事が続きます。 ちなみに、外仕事のメンバーは、雨の日が休みになりますが、販売担当の私は新米出荷がピーク。 来年度の栽培計画も立てなければなりません。
来年度の販売計画を考え、100Haの田んぼをどこで何を栽培するか? こっちの田んぼで??あっちの田んぼで??と、地図と栽培計画表をにらみっこしながら頭を悩ませています。 お蔭で、ここ1カ月以上、休みなし。 ネット販売やふるさと納税も絶好調!?  嬉しい悲鳴で、体と頭がボーっとしています。 とは言うものの全員65歳以上のお年寄り。 しかし、団塊の世代は強いですね?


新米販売開始でてんてこ舞い(2016.10)
暑い夏も終わり、いつもなら秋晴れの晴天が続くはずの9月は、降ったり止んだりの雨で、収穫の秋にもかかわらず、刈取りが順調に進みませんでしたが、なんとか、ミルキークイーン、コシヒカリ、夢ごこちと3品種の刈取りを終え、予定通り、10月からは新米の販売にこぎつけられました。
残すは飼料米と晩成品種のハツシモですが、毎日、空を見ながら今日は大丈夫か?とヤキモキしています。
10月は色々なところで、イベントが開催されます。 池田町も、10月1日~2日とふるさと祭りが開催され、多くの人で賑わいました。
池田町の農家で作った「山のふもと水さらら」というネット販売サイトがあるのですが、この販売組合で1つのブースを借り?展示即売を行いました。
実は、町がバックアップして始めたサイトですので、半ば強制的に出店させられた次第ですが、この忙しい農繁期に売り子を行うのは大変です。 しかも、出店料まで取られて・・・・。
私も忙しく、売り子など出来ない状態ですが、ネット販売の経験があるからと言うだけの理由で組合長に祭り上げられているため、やむを得ず、1日売り子になり、翌日は、声もカレカレ。
でも、多くの人に知ってもらう良い機会となりました。まだ、ネット販売に参加していない農家の方を見つけると、是非参加してほしいと要請することもでき、今後に期待が持てそうです。
白鳥ファームも新米の夢ごこちを出したのですが、27年産の夢ごこちの在庫が少し多めにあったので、特別価格で出したところ、こちらに人気殺到。
実は、数年前に岐阜県で開催された国体の時、池田町では、バドミントンの試合が開催され、その際に選手の寝泊りが民泊となり、食事に夢ごこちが採用されたことで町民の多くが美味しいお米と知っており、多くの方が今ぞ幸いと買い求められた次第です。
一方、ネット販売やふるさと納税ですが、新米販売を始めたとたん、多くの注文が入り、てんてこ舞い。
特に、ふるさと納税は、8月から予約受付をしていたため、その注文が一斉に入り、10月半ばまでは、その発送に追われることとなりました。
あるサイトから、9月30日には、140件。 10月1日は、154件!! 池田町も欲張りで、3社と契約していますので、今後どうなる事やら。(考えるだけでも、恐ろしい)
当分は、精米機もフル稼働となりそうですが、これがまた、機械の調子が悪く、買い換えようと計画しているのですが、入れ替えに2日間ほど精米をSTOPしなければならず、この忙しさでは、なんともならず・・・さてどうなるか?・・・ヒヤヒヤしながらの精米作業が続きそうです。


お米の収穫が始まりました(2016.9)
朝晩は過ごしやすく、夕方からはあちらこちらで鈴虫の声が聞こえてきますが、現在は、お米の収穫の真っ最中で、黄金色に実った稲穂の上には、赤とんぼが群れを成し、刈取りのコンバインと追っかけっこをしているようです。
刈り取った稲の間からは、イナゴやバッタが飛び出し、その後ろには、カラスや鷺がエサを求めて並んでいます。 落穂拾いは、スズメの役目。 50%減農薬ですので美味しいのかも?
白鳥ファームでは、4品種のお米と飼料米を栽培しており、田植えの時期も少しづつ違うため、刈取前の田んぼは、黄金色の田んぼや、まだ黄緑っぽい田んぼ、晩成品種のハツシモはまだまだ青く、遠くから見ると色違いのじゅうたんを並べたようになっており、毎年のことながら、田舎の綺麗な風景が見られます。
時折やってくる台風も、なんとなくこの地方を避けてくれていますので、風や大雨で倒れた稲も無く、順調に育ったのですが、ここ数日、雨が降ったり止んだり。 合間を縫っての刈取作業ですが、何とか順調に進んでいます。
ミルキークイーン、コシヒカリ、夢ごこちと刈取作業が進んでいますが、一度に大量の刈取りを行うと乾燥調整が間に合わないため、毎日、刈り取り圃場の面積を計算しながらの作業となっています。
乾燥調製の済んだお米は検査待ちで、予定通り、10月からは、ミルキークイーン、コシヒカリ、夢ごこちの新米販売が開始できそうです。 ハツシモは晩成品種のため、11月になります。
販売部門の頭の痛さは、まだまだ続いています。 新米の時期に在庫が残っても困りますが、コシヒカリ、ミルキークイーンはギリギリアウト。
夢ごこちは、逆に少し在庫があり、さてどうしたもんじゃろ・・・。サービス価格でふるまうか?
私たち、組合員の中では、ミルキークイーンより夢ごこちの方が人気があり、半数以上の人が自分達用の飯米として利用しており(ちなみに私も食べています)、有名な料亭「なだ万」などでも利用されている、知る人ぞ知る良食味のお米ですが、全国的にあまり知られておらず、残念な次第です。
また、新米の販売前には、各ネットのリニューアルや、取引店への連絡もしなければなりません。組合員や田んぼを借りている地主さんへは、飯米の予約も受け付けなければなりません。
10月に入ると、予約受付をしていたふるさと納税のお客様の注文も一斉に入ってきます。
まずは、ミルキークイーンとコシヒカリができましたので、ふるさと納税でご迷惑をお掛けしている方には、10月を待たずに先に出すことにしました。


暑い夏の仕事終わりの挨拶(2016.9)
ここ数日、朝晩は過ごしやすく、ようやく暑い夏も終わろうとしていますが、皆様は、この暑い夏をどうお過ごしでしたでしょうか?
この7~8月、田んぼの仕事を終わったメンバーが帰ってきたときの挨拶は、決まって、「暑かった~」。男性陣は、作業服の裾を外に出し、汗びっしょりでヨタヨタと。  女性陣には、「お帰り。何キロ、ダイエットできた?」と声を掛けると、 「2キロ。でも、晩ご飯食べると元に戻る。アハハ。」
9月に入りましたが、田んぼの水を抜き、刈取の準備に入らなければなりません。
一方、一部の田んぼでは、水管理を失敗して、稗(ヒエ)が生えているところもあります。こんな田んぼでは、胸まである稲をかき分け、稗取りの作業に追われています。
脱穀時に稗は除かれるのですが、少しでも玄米に交じらないようにと、連日、汗だくで田んぼを徘徊しています。(老人の徘徊?)  迷走台風も中部地方を迂回するように進んだため、今のところ被害はなく、例年並みの収穫が見込めそうで、嬉しい秋になりそうです。 
販売部門は、今が一番頭の痛い時期です。
新米が出せるまで、なんとかお客様に迷惑がかからないように在庫を確保しなければならず、かといって、新米の時期に在庫が残っても困るためです。(思いっきり矛盾していますが・・・)
今年は、早くからコシヒカリの在庫が無くなりご迷惑を掛けました。  8月上旬に何回も計算し、その他の品種は何とかなると思っていたのも空しく、ミルキークイーンも底がつきました。
大きな原因は、ふるさと納税のお客様が想像していたより多く、早めにSTOPするよう依頼していたにもかかわらず、窓口の業者からの数量情報が漏れていたようで、結果、やっぱり、オーバーブッキング。
一部のお客様には、新米の時期まで待ってもらうようお願いするやら、組合員が持っている飯米を徴収するなど、ここ数日は在庫の確認にバタバタでした。
ネット上でも在庫ゼロとはしていたのですが、設定ミスでマイナス在庫でも受付OKになっていたため、注文が入ってしまい、隠しておいた最後の30kgも底をつきました。


お盆(2016.8)
降ったり晴れたりの天気で延び延びになっていた大豆の播種も無事に終わる事ができ、お盆を迎える事ができました。
8月に入っても、熱さは続いています!!
連日、37度を超える暑さの中での田んぼ仕事は、額どころか全身から汗が湧き出る状況で本当に大変です。
クーラーの効くトラクタも、運転席へ出たり入ったりを繰り返すと体が変になってしまうと言っていました。
一方、室内で精米をしている私たちも、頭に汗止めのタオルを巻いての作業でした。
というのも、精米室にはクーラーが無く、隣の部屋で動かしているクーラーの風を扇風機で送るという原始的な方法での冷房ですからほとんど効果無し。
クーラーをつけたいのですが、精米時に出るヌカなどの粉じんが舞うためクーラーの防塵ネットがすぐに目つまりをしてしまうためです。
・・・と言うのは表向きで実際は資金に余裕が無い?
特に、7月後半からふるさと納税の御礼商品の発送が多くなり、連日、精米機はフル回転の状態でしたので、室内作業と言っても、田んぼ仕事と変わらぬ暑さで大変でした。
なんだかんだの仕事も1段落して迎えたお盆です。
田舎の事ですので毎年恒例となっている盆踊り大会も開催され大いににぎわいました。
小さな子供たちは、金魚すくいやヨーヨー釣り等を楽しみ、大人は飲み放題のビールを飲み、里帰りをしている人達とは昔話に花を咲かせる楽しい盆踊りとなりました。 私も10年間ほど櫓の上で太鼓を叩いていたのですが、昨年からは後輩にバチを譲り、踊りを楽しめる身分になりましたが、小さな孫に引きずり回され汗だくだくの1晩でした。
お盆明けの16日からは、また農作業が始まります。 稲には追肥を撒き、毎日の水管理が始まります。特に、8月末までは気を抜く事ができません。
田んぼでは、稲が穂を垂れ始めました。美味しいお米を育てるために最後の踏ん張り時です。
9月中旬には稲刈りも始まります。 収穫用のコンバインの整備も進めなければなりません。
1つ報告事項を忘れていました。
8月初めには、夏休みの恒例行事となっている子供達との用水路の生き物観察を行いました。
獣医さんにもご協力願い、毎年同じ用水路で観察を続けているのですが、今年も、カワゲラ、ゲンゴロウ、カワニナ、ヤマトシジミなどが見つかり、きれいな水が流れていることが分かりました。
50%減農薬でのお米栽培を進め、畦の除草も除草剤を使わず草刈り機を利用し人力で行っています。生物多様性にも配慮して農村環境を守る取り組みを進めています。


暑い夏は何かが起こる (2016.7)
7月は大豆の播種の真っ最中のはずですが、降ったり止んだりの雨で仕事が全く進んでいませんでした・・・が、18日から晴れとなったは良いのですが、とんでもない暑さに。
そうです。隣の揖斐川町は全国でも指折りの猛暑の地域。 隣町の私たち池田町も同様です。 昔から百姓は額に汗して働くのですが、額どころか全身から湧き出る汗に頭もボーっとしています。 ということで、・・・ 事務所の中で仕事をしていると、ドスンと響く建物を揺るがす振動が・・・。
さては、東海沖大地震かと外に出てみると、積載車のドアが軽油スタンドの防護用ポールに派手にキスをしています。 今年の春、遠くの田んぼにコンバインなどを運ぼうと購入した中古の積載車ですが、給油のためエンジンを切って降りたところ、ブレーキをかけ忘れたようで動きだしてしまい、開いていたドアがポールにぶつかり押しても引いても動かないオープン扉に早変わり。
早速、自動車屋を呼んだは良いが、開いたままのドアでは何ともならず、ドアを外しての運搬となり、これがホントのオープンカー。
入院期間、1週間。 費用は25万円。(--:) おまけは、古い車種のため同じ内張りデザインのドアが無く、右と左のドアの内張りが違う、なかなか洒落た車になりました。
・・・まだまだあります。
私どもの倉庫で、幅4m、高さ7m程のシャッターがあるのですが、これだけ大きいと大型トラックのような車でも問題なく入れます。・・・が、先日、フォークリフトでシャッターにぶつけてしまいました。
3mほどはシャッターを開けていたようですが、 フォークリフトに乗った年寄りが、事もあろうに、リフトの爪を上げたまま通ろうとしていました。
(再現ドラマ)
隣にいたAさん「ちょっと、低いぞ」
運転手「大丈夫、大丈夫。」・・・車体の高さは見ていたが、フォークリフトの爪の高さを見ていない。
Aさん、慌てて、シャッターのUPボタンを押しました。 が、時、既に遅し。 「ガシャーン」
運転手「やっぱり駄目だったか。」・・・ そんな風に感じていたなら、なぜ待たないのか?
Aさん、あっけにとられて、シャッターを止めるのを忘れ、扉は曲がったまま、7mの上空へ。  ボタンを押しても下がってきません。 どうする??
今月の給料を払うのに、今年も銀行から借金をしなければなりません。 そんな中、年寄りパワー全開?で、今年の農作業も進んでいます。


田植え2 (2016.6)
毎年のことながら、忙しい時期には何か起こります。 今年は、道路際の消火栓を壊してしまいました。
トラクターを運転中、道路際で2人のおばちゃんが話をしているからと、反対側によったのは良いのですが、トラクタの後ろにつけたロータリーで、消火栓を引っかけてしまいました。(私じゃないですよ)
おばちゃんに見とれたため?後ろのロータリーの幅を忘れてしまったのか、そこはそこ。年寄りのやる事ですから致しがた無し。
近くの家の人に頼んで、消防署と役場に届けて至急補修をお願いしたのですが、その間、付近の家では水道がSTOP。 外出前の忙しい時に、各方面に連絡をしていただいた家の方も、シャワーを浴びて出かけようとしたものの、水道が・・・。大変ご迷惑をかけてしまいました。(^^:)
麦刈りでも1件!  ヒノノニトンではないですが、ISUZUの2トンダンプで刈り取った麦を搬送中、道路に麦をばら撒いてしまいました。犯人は、上述の消火栓騒動の年寄りです。
ダンプのロックが完全に掛っていないまま走ったようです。 アスファルト道路で助かったものの、農道の砂利道であったらほとんどがOUTになったところです。 次から次へと問題が起こるもので老人パワーも大変です。
3日の午前中、事務所の近くの畑から、幼稚園児たちの声が聞こえてきました。  毎年恒例となっている農業研修?で、サツマイモの苗を植えています。
一つの小さな田んぼですが、子供たちのためにとお貸しし、一緒にワイワイガヤガヤやっています。隣の畝には、昨年末に植えた玉葱とじゃが芋が育っており、この収穫は6月中旬頃。 また、その時期には子供たちの喜ぶ声が聞こえそうです。子供たちの給食に利用されたり、お土産になる予定です。
昨年、夏ころから参加している池田町の「ふるさと創生事業」の一つですが、地元の農産物をネット販売しようとHPを作ることになっていました。
国の補助金利用と言うことで、役場の担当者が知り合いの人にHP作成を依頼したのですが、参加農家のほとんどがネット販売をしたことが無いため、右往左往。
売る商品数を絞り込んで、一般のネットショップとは一味も二味も違うショップとなりました。 その名も、「山のふもと水さらら」 なんという響きでしょう??(私では思いつかない)
HP作成者が内容に凝り、文章作成に時間をとられた?こともあり、4月1日スタート目標が、遅れに遅れ、ようやく6月1日にスタート。
・・・となったものの、一番年寄りにもかかわらず、ネット販売の経験があるからと、販売組合の組合長に祭り上げられ、どうしたもんじゃろのう。 はたして売れるかどうか。


田植え1 (2016.5)
4月末から始まった田植えも、3品種が終わり、今が真っ最中です。
TVを見ると、ゴールデンウィークで海外・温泉・遊園地、道が混雑などと騒いでいましたが、百姓にとっては、全く関係なしの連日出勤で農道がトラクタや田植え機で混雑していました。
4品種を栽培するため、どの順番で、どこの田んぼに、どの品種を植えるか、正月前から計画していますが、田植えの準備に入るとなかなか計画通りには進みません。
代掻きをしようと前日から水を入れても、次の日には、水が無くなっているような田んぼがあります。
北朝鮮ではないですが、モグラがどこかに地下トンネルを掘っているようで、予定の田植えが出来ないどころか、隣の畑に水が漏れてしまい、怒られることもしょっちゅうです。
また、用水路から水を入れようにも、上流の田んぼで水を入れていると、なかなか水が回ってこなくて、予定通り水を入れられないような田んぼもあります。
増え続ける新しく預かった田んぼなどでは、このような事は当然のように発生し、毎年、モグラたたきのような事態です。
昨年、実験的に始めた籾の直播き栽培が順調だったため、今年は、少し面積を増やしています。
通常、育てた苗を田植えするのですが、籾の直播きとは、代掻きして土を柔らかくした田んぼから一度水を抜き、土の表面が出るような状態で籾のままで種蒔きのように一定間隔で撒く方法です。
苗に育てる手間を省くためですが、直播きには直播きの準備が必要です。 普通の籾を撒くだけでは、当然ですが、水に浮いてしまいます。
これを防ぐために、籾に特殊なコーテングを行う必要があり、何日も前からこの準備が必要です。
また、通常の田植機とは違う機器も必要になり、これらの導入費用も考えると、本当に利益につながるか、結論が出るのはまだまだ先の話となります。
金もないのに初期投資ばかりで、いつまでたっても百姓は、儲かりそうにありません。


お花見 (2016.4)
毎年恒例行事となった田植えの準備が始まる前の花見?に行ってきました。
池田町には、国定公園にもなっている霞ケ渓(カマガタニ)という桜の名所があり、そこから連なる大津谷公園も桜の名所となっています。
大津谷公園には大きな広場があり、バーベキューの施設も整っており多くの花見客が毎年訪れる所です。
3月29日の火曜日、5分咲きといったところでしたが、天気も良く、多くの花見客で一杯でした。
1週間前から、ファームのメンバー以外にも、お米の乾燥調製で協力していただいている仕事仲間、アルバイトに来ている人、はたまた、お米を納めさせていただいている近くの中華料理屋さんなどにも声を掛け、総勢30人を超えるという規模での花見です。
前日から、椅子や机、炭・金網・鉄板などなど、バーベキューに必要な物を軽トラック2台に積み込み、準備万端。  当日の朝、事務所に9時集合で出発ということになりましたが、いつものことで、販売部隊は、お客様への発送業務をしなければなりません。
この日はご注文が特に多く、8時前から精米機を回すことになりました。
一方、先発隊は、先述の軽トラックに最後の荷物として、多くの肉や野菜を積み込み出かける準備をしていますが、一番大きな荷物は言うまでもなくビールの量です。
先発隊を送り出し、発送準備を終わり、遅れていくことになりましたが、現地では、調度、お肉を焼き始めたところでジャストセーフ。  ところが、肉も焼き始めたばかりだというのに、既に、ビールの箱が1つカラになっている状況です。 いつものパターンですが、花より団子よりお酒!
中華料理屋さんからも、沢山のお肉の差し入れがあり、またこれが半端ない!。
大きな寸胴鍋に2杯分!いくら鶏肉と言っても桁違い。 そんなこんなで大宴会が始まりました。  食べても食べても、肉が尽きることがありません。 どれだけ多くの肉が集まったことか!
アルバイトに来ている養護施設の高校生がいるのですが、いつもはそんなに多くのお肉を食べる事が出来ないとのことでしたが、この日ばかりは、もう食べられないと泣きが入りました。
お肉に飽きた連中は、焼きそばを始めています。 別に、おにぎりも用意しているのですが、とてもじゃないけど食べきれません。 もう食べられないと宴会終了になったのは、まだ12時。
件の高校生に、帰り際、残ったお肉や野菜をいっぱい持って帰ってもらいました。 同じ寮には小さな子供たちが15人ほどいるとのことで、みんなで食べてもらえればよいかなと思いお土産にした次第です。 大きな袋を2つ自転車にぶら下げ、フラフラしながら帰っていきました。
栄養補給も終わったところで、田植えに向けた準備も頑張らねば。


防草シート貼付け (2016.3)
1~2月と農閑期で少し仕事が楽になっていましたが、3月に入ってからは、昨年末に撒いた麦に追肥を撒く作業に追われています。
肥料撒きの機械を付けた乗用管理機に乗っての作業ですが、初めて管理機に乗った人がおり、最初は、畦草のところまで追肥を撒いていた状態で、今年の除草作業を心配したほどでしたが、今ではすっかり管理機に乗ることが面白くなり、毎日、早朝から出かけています。
一方、国の政策で勧められている農地集積への参加が増えてきたことより、地域に対して集積協力金が500万円ほど入ることになりました。
従来は、規模拡大助成として農作業実務を行っているファームに入っていたのですが、27年度からは地域に入ることになり少しがっかりなのですが、このお金を有効利用しようと地区の周辺主要道路の両側に防草シートを張ることになりました。
田んぼ周辺の除草はファームで行うのですが、大型除草機を持っているため、田んぼに関係ない道路周辺も地域協力のためファームで草刈りを行っていました。
・・・が、この道路には、多くの場所で柵が設けられていたり、川の向こう側斜面だったりするところが多く、肝心の除草機も使えないところが多く、肩に担いで行う草刈り機を使用しての作業となっており、毎年大変な作業でした。
そこで、いただいた補助金を使い、大型除草機で草刈りの出来ないところを中心に防草シートを張ろうということになった次第です。
ところが、手で行う草刈り機では多少の凸凹も気にならなかったところも、いざシートを張るとなるとユンボを使っての地ならしから、鍬を持っての地ならし、果ては、捨てられているゴミ拾いも行うなど防草シートを張る前作業が大変です。
もともとファームの人間は年寄りが多いため、肉体労働には向いていません。腰が痛い、足が痛い、手がつかれたと毎晩サロンパスの消費量が増えているようです。
ここ連日、天気は良いのですが風が強く、幅2m長さ25mのシートを張るのが大騒動です。 あっちを押さえ、こっちを押さえとてんやわんやの作業が続いています。
しかし、シートを張り終わったところを見ると、道路が生まれ変わったように見え、また今後、草刈りも必要なくなることから頑張らなければと老体にムチ打っての作業が続いています。
ようやく、200m程が終わりましたが、目標は、1Kmです。資金が先に底をつくのか、老体がくたばるのが先なのか、まだまだ先が見えません。
4月の中旬には、田植えの準備が始まります。それまでにどこまでできるやら・・・


東京おのぼりさん旅行 (2016.2)
2月23~24日は、農閑期を利用した白鳥ファーム研修旅行?と銘打った東京おのぼりさん旅行を実施しましたので、道中記を報告します。 過去に山口旅行、ベトナム旅行、台湾旅行などを行ったのですが、私たちの旅行では何かハプニングが起こるというジンクス?のようなものがあります。
今回も、旅行に先立ち、お得意様へはメールやFAXを使い、両日の出荷は出来ないことを事前にご案内していたのですが、虫の知らせか、バスの発車40分くらい前に事務所に来てメールを確認したところ、やっぱり注文が入っていました。 楽天やYahoo、アマゾンのお客様からの注文もあり、出荷が25日になるという連絡を入れる一方、どうしても出荷が必要なお客様向けに出荷の段取りをするなど、スタート前からバタバタが始まりました。
忘れ物もせずに、出発時間より早く集まるようなことは珍しいことですが、今年は全員、集合時間を無視して早く集まった田舎人がバスに乗り込み、早くバスを出せと騒いでいます。 当然ですね、既にビールを飲み始めています。但し、集合時間を守るのは、ここまでで、これからの道中で時間が守られることは一切ありませんでした。
何とか出荷準備を終え、バスがスタートするときには、ガイドさんの案内や理事長の挨拶も聞こえないほど、宴会が始まっていました。 30人乗りトイレ付の新型高級バスということで、テンションMAX。 午前中だけで、翌日分のビールやお酒にも手を付けるといった飲みっぷりです。
東京の浅草寺近くのホテルに着いたのは、3時ちょっと過ぎ。 ホテルに荷物を置き、地図を貰い歩いて浅草探索開始となったのは良いのですが、先程までの勢いはどこへやら。 歩いて5~6分のところでも、1人では行動できず、ゾロゾロと後ろについてきます。 いつものことですので気にしませんが、やはり、いつもの2~3人は前を歩いており、曲り角では、必ず大きな声で呼び止める必要が出てきます。少し大回りでしたが、帰りの道を間違えないようにと大きな道路を通って雷門まではついたのですが、これからは、観光客が一杯でなんともなりません。一人で行動しないようにと念を押し、夕食までにホテル集合として解散。 ホテルに戻り、食事の時間に全員集まっているのを見て、ホッと一息。
今日は何もなく寝れるぞとベッドに入ると、隣の人は既に大いびき。 ところが、時々、10~15秒ほどいびきが止まり、息をしている様子がありません。死んだのかな?と思うと、轟音のようないびきと共に息をし始めます。翌朝聞くと、睡眠時無呼吸症候群とのこと。初めてのことでビックリポン。良く考えると、この人は仕事中でもよく居眠りをしている人でした。 6時間の睡眠時間としても、1~1.5時間、息をしていないのですからそりゃ疲れは取れんでしょう。
2日目は朝早くから、スカイツリーへ。一番乗りでした。天気も良く、遠くまで視界が開けており、眼下に広がる風景は、都心や副都心の高層ビル周辺にも中くらいのビルが林立していて、ニューヨークやロサンゼルスなどのダウンタウンの風景とはちょっと違うなと感じ、ちょっぴり、会社で仕事をしていたころを思い出しました。 ガラス張りの床のところで御婆や御爺が騒いでします。 「おい、下からスカートの中が丸見えだぞ。」「何ぼでも見い。気絶するなよ。」年寄りは怖い。
次に向かったのは私が一番見たかった江戸東京博物館でしたが、見学時間が30分!  浅草探索3時間。スカイツリー2時間なのに、なんだこれはと思ったのですが、今回の旅行計画は、他の人に頼み、内容をよく確認しなかった自分が悪かった。 入り口を入ったところで、ボランティアガイドの人が案内しましょうと言ってもらえたのですが、「さすがに30分とはあきれた」とのことで申し訳なかったのですが、2班に分けて案内をお願いしました。 とはいえ、30分ですので、要所要所とは言え、全体の1/3ほどしか見る事が出来ません。 ここで昼食ということで、食事も早々に、一人で再入場し、とりあえず一回りしてきましたが、歴史好きの私にとっては、もう一度来たいところでした。
東京駅や皇居、国会議事堂などを車窓見学しながら、次は明治神宮。 ここでもハプニング。 いつもの2~3人です。 ガイドさんの後ろについていけばよいものを、修学旅行の女子高校生に交じって歩いて行ってしまいます。(鼻の下が相当長いのか?) 「なんぼ、お賽銭を積んでもご利益なんかあるかい」と誰かの声。
何とか無事に東京見物も終わり、26日早朝から、田んぼ部隊は外仕事に出かけていますが、営業部隊はてんてこ舞い。 2日間とは言え、発送業務が止まっていましたので、朝からねじり鉢巻きです。 旅行直前に、ふるさと納税の出荷指示も来ており、これも含めて一日中、精米機が回りっぱなしになりました。
以上、おのぼりさん旅行の顛末記。


池1-グランプリ (2016.2)
2月6日に道の駅「池田温泉」で開催されたB1-グランプリならぬ「池1-グランプリ」の結果ですが、残念ながら、3位入賞をも逃してしまいました。
今年のテーマは「あったか~い汁物」で、白鳥ファームは「カレー風味のお粥」として出店したのですが、ネーミングに失敗しました。 他店は、「地場産食材のトン汁」「海道のカニ汁」「ステックラスクのホットチョコレート」「釣り吉のこれでもか豚肉と白菜鍋」「タコ焼き屋のつゆだこ」「ひまわりあったか栗ぜん」など、特徴のある名前を付けていました。 私たちも、アワの入ったお粥と鶏肉を入れた具沢山でしたが、これらが伝わらず惨敗でした。
ふるさと納税の発送でてんてこ舞いしていたことや、私が、ぎっくり腰になってしまい、事前準備が疎かになってしまったこともありますが、なんといっても、カニ汁を出した店があり、これにはどうにも勝てません。販売開始前から数十人が並ぶほどの人気でギブアップです。
反省会では、「次回もカニ汁ではどうにもならん。カニカマ汁なら許す。」など、訳のわからん要求も出るなど、和気あいあいと来年の話をしていました。
田んぼ部隊は、今のうちに倉庫の整理をしようと、ほこりまみれになっています。 倉庫には、トラクター7台、コンバイン5台、田植機3台、ユンボ1台、積載車1台、2トンダンプ1台、軽トラック2台、その他もろもろ・・・  出してみると壮観です。 大型農機が増えてきたため、古いアタッチメントやゴミ?を捨て、収納しやすい倉庫に大変身と目標高く取り組んでいるようですが、いつもの年寄りメンバーですので「もったいない精神」が働き、どうなる事やら?? ビフォーアフターが楽しみで、私は手伝いたくないのですが、そうとばかり言っておれず、ボチボチ倉庫に行こうかなと思っています。
ふるさと納税の御礼に商品をお送りしいているのですが、大量のご注文で、11~12月はてんてこ舞いをしていたのですが、1月中旬以降は嘘のように静かになりホッとしたのもつかの間、2月に入り、またまた、注文が入り始めました。その中でも、「あれっ、この人は前にもご寄附頂いたようだが?」と名前を思い出す人が数多く、楽天やアマゾン、Yahooなどでは多くのリピータ様にご愛顧頂いているのですが、ふるさと納税でリピートしていただける人の多さにびっくりするやら有難いやら嬉しい限りです。
ふるさと納税は翌年の確定申告で税金控除の対象となるのですが、確定申告が始まったばかりのこの時期にもかかわらず、多くの方から、池田町に寄付を頂けるのは非常に嬉しい次第です。・・・が、利益度外視で町に協力しているにもかかわらず、町長から一言も挨拶が無いのはどういうことか! 今度、町長に会ったら文句を言おう。


積載車購入 (2016.1)
新年早々、2日より仕事始めで始まった2016年も、早1カ月が過ぎました。1~2月は、農閑期とは言え、田植えに向けての計画作りや準備が始まっています。点在する田んぼの水口修理や進入路の整備をはじめ、新しく預かる田んぼの確認・補修はもちろんの事、どこでどんな品種を栽培するか、合算した面積を基に種の仕入れ計画やら、収穫予想による販売計画などの調整でバタバタしているうちに、1カ月が過ぎてしまいました。
一番遠い田んぼは5Kmほど離れていることもあり、今年からは、コンバインなどを乗せて走れるようにと積載車を購入しました。とは言え、貧乏な白鳥ファームですので、当然ですが中古車です。
2年程前から田んぼ部隊の「購入してほしい」と要望を受け、都度、ネット検索で探しては提案していたのですが、いざ、実車を見に行くようにと言うと誰も行かないことの繰り返し。
遂に自分で見に行くことに決め、昨年末に出かけたのは良いのですが、ぎっくり腰で医者に絶対安静と言われた翌日の事でした。
車屋さんでいろいろ話をしているうちに、ついでに、2トンのダンプも買うことにしてしまいました。なんと、20年落ちの中古車。貧乏ファームの真価が発揮された瞬間です。
仲間からは、散々不平を言われたのですが、いざ、整備され色を塗りなおした車が届くや否や、思わぬ出来に「予想外」との一言。翌日から早速、仕事に利用されることになりましたので、とりあえず、ホッと。
販売部門は新年6日より、ふるさと納税の御礼商品発送を皮切りとして、忙しい毎日を送っています。
次のイベントは、2月6日に道の駅「池田温泉」で開催されるB1-グランプリならぬ「池1-グランプリ」で、今年のテーマは、「あったか~い汁物」。 年々、参加者が増えており、今年は800人ほどの参加を見込んでいますが、天気が心配な今日この頃です。
一方、私は、栽培計画の最終詰めに入っており、100Haの栽培面積の割り振りに、毎日、地図と一覧表をにらめっこ。 昨日ようやく一段落したところですが、早々に、田んぼを預かってほしいという依頼が舞い込む有様でいつになったら終わるやら。
農閑期を利用しての旅行も決まりました。 ファーム設立10周年記念を兼ね、東京おのぼりさん旅行。浅草、スカイツリー、明治神宮とお決まりのコースですが、いつの旅行でも、ハプニングが起きますので、今回も楽しみです。 また、ご報告したいと思います。


明けましておめでとうございます (2016.1)
昨年は、国の農業政策により、大規模農家への農地集積が推進されている中、多くの農家からの預かり圃場が増え、いつの間にか100Haを超えることになってしまいました。東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた面積で、東京ドーム21.5個分の広さとなります。5年前は、40Haほどでしたので、2.5倍の広さになりました。池田町の農地面積の1/8ほどを預かっていることになり、責任の重さも感じています。登録圃場の数も、1300枚を超えており、管理するにも耕すにも右往左往するような状態になりました。今年もまだまだ増え続ける見込みで、畦を外して大きな田んぼにすれば作業もしやすいのですが、池田山の山麓に広がる地域ですので緩やかながらも傾斜があるため、大きな田んぼに組み替えることも難しく、忙しさばかりの農地集積となっており、国の政策も、実態を知らない政治家が推進している事を痛切に感じている今日この頃です。
とばかりも言っておられません。 28年度の栽培計画は、麦・大豆の2毛作を考えると、延面積150Ha。食用米も、32Haを超えており、収穫見込は140トン。 10Kg袋にすれば、14000袋。JAへの出荷はしていませんので白鳥ファームが全て売ることになるのですが、平均すると、1日に380Kg。考えてみると、とんでもない量です。これら全てが、50%減農薬・減化学肥料で栽培する特別栽培米です。大事に売っていかなければと感じる年の初めです。(営業担当 髙﨑の年頭初心表明です)
遅れていた大豆の刈り入れや麦まきも、年末ぎりぎりとなりましたが、何とか無事に終わり、お米や大豆のコンバインの掃除も済ませ、現在は冬の間の荒起しの作業に入っています。
1~2月は、農家にとって、しばしの休息期間です。昨年2月は、有志を募って台湾旅行に行きましたが、年末ぎりぎりまでの農作業で疲れすぎたのか、今年は、未だ声が上がってきません。ベトナム旅行、台湾旅行と行くたびに、ツアーコンダクタをやらされ、クタクタになった私にとっては、とっても良いこと?で、黙ってじっと静観しています。その間に、28年度の栽培計画と、総会に向けた資料のまとめを行おうと目論んでいますが、そんなに簡単に済ませてくれそうもないメンバーですので、さてどうなるか? 昨年も、知らないうちに大きな農機具を購入したり、キャタピラーを何度も切らかして修理費が増えている状況ですので、どんな収支になるのか?収支をまとめるのは大変ですが、昨年に続き赤字になるのか、不謹慎ですが少し楽しみです。


ふるさと納税(2)(2015.12)
ふるさと納税の出荷作業か、ゴルフの練習?が原因かわかりませんが、腰を痛めて、あまりの痛さに、医者に行ったら、「ぎっくり腰」・・・椅子に座るのにも2分。 立ち上がるのにも2分。 5m離れたコピー機に移動するには3分。机から落ちた伝票も近くの人に拾ってもらう有様です。廻りのメンバーは笑いますが、とんでもない状況になりました。
年末のこととてネットの注文も多く、助っ人を頼んで精米・出荷作業をしています。戦力外通告を受けてはいるものの、受付・送り状作成・伝票処理は行わなければならず・・・ギブスを着けられ絶対安静との医者の指示を無視してパソコンに張り付いてはいるものの、立ち居振る舞いは、100歳を超えた老人です。
こんな最中に、やってきました107件!現在、手紙を書くのも腰の痛みに耐えながらの状況ですが、明日からの出荷書類が間に合うかしら??
話は変わりますが、田んぼ部隊は、今日も朝から出かけています。稲作を離れる農家が多く、次から次へと、田んぼを預かってほしいという依頼が続いており、新しい預り圃場を整備していると、隣の田んぼの持ち主が現れ、うちの田んぼも・・・となっています。特に、放棄地などを預かると廻りの放棄地の地主がゾロゾロと・・・その都度、地図を作成し栽培計画を立てている私は、夕方、田んぼ部隊が帰ってくるのが恐ろしい。
昨日も、腰が痛いので早めに帰ろうとしたのですが、新しい預り圃場を4枚持って帰ってきました。土地の場所はわかるのですが、正式な地番や面積、挙句の果ては、頼まれた相手の名前もまともに聞かずに帰ってくる有様です。 どこまで仕事を増やしてくれるのか・・・。


フードバンクへのお米の寄附 (2015.11)
昨年、通常選別した際に落ちた小米ですが、約10トン、フードバンク岐阜というNPOに寄付をしました。
食に恵まれない人たちに無料で食料品を配布したり、炊き出しなどを行っている団体ですが、昨年は、フードバンク岐阜からセカンドハーベスト名古屋という団体にも一部を回されたため、両方から感謝状を貰いました。
昨年ほどの量ではないものの今年も寄付することにしたのは良かったのですが、引取りに来られた日が、ふるさと納税の商品発送でひっくり返っている日と重なり、大変な目に合いました。
普段なら一緒に積み込みなどを手伝えるのですが、今年は、「ここに積んであるもの全部ですが、適当に運んで下さい。」としか言う事が出来ず、折角の寄附も申し訳ない有様でした。
「来年もよろしく」と言われ恒例行事になりそうですが、少しでも世間のお役に立てればよいと継続した活動とするつもりです。
ふるさと納税にも参加しているのですが、こちらも利益が上がるわけではないですが、池田町へ協力ということで行っている活動です。なんだかんだとバタバタしていますが、白鳥ファームは何時まで経っても儲かりそうにありません。


ふるさと納税(1)(2015.11)
10月15日より、ふるさと納税の御礼商品として新米を出していたのですが、4品種のお米を組み合わせ16商品と商品数を増やしたことが良かったのか、多くの注文が入っています。
1回目は2週間分の注文が1度に入り、なんと、149件! 3日間、精米機が止まることなくフル稼働でした。
16商品で分搗きもOKとしたため、その組み合わせは更に増えており、発送間違いの無いようにするにも大変な作業でした。
集荷の佐川急便も別便を準備してくる有様でなんだかんだ汗だくでの出荷作業となり、嬉しい悲鳴とはこのことかと感じた次第ですが、年寄りにはきつかった~・・・
2回目は、1週間分で60件、3回目も1週間分で50件と少なくなっているものの、これ位なら楽に処理が出来ますのでホッとしていたのですが、2週間たっても4回目の注文が入ってきません。これはまずいことになると思い、問い合わせたところ、3時ころからFAXが点滅を始めました。FAXの入電が終わったのが、なんと5時半! 2時間半もかかって延々と入ってきたその数、152件! 1回目を上回る数量で、この間、電話は使えず、どれだけのお客様にご迷惑をお掛けしたことか? 1回目の大騒動の再現で、クタクタ。
これでしばらく休めると、翌日ゴルフに行きましたが、腰が痛くてスコアも今年最悪。 でも、気分一新。翌日出勤したら、びっくりぽん!(朝ドラより)またまたFAXが・・・。1週間分というのに、130件!もちろん、2時間以上、電話が使えず。今日から、精米機がフル回転します。 当分、腰の痛みが消えそうにありません。


寿司米コンテスト (2015.10)
10月初めから始まった稲刈りも、食用米のコシヒカリ・ミルキークイーン・夢ごこちに続き、飼料米のヒトメボレも終わる事が出来ました。
コシヒカリは3Ha強、ミルキークイーン・夢ごこちは8Ha強、ヒトメボレは13Haと大変な面積です。
ハツシモですが、10月に入っても暑い日が続いたせいか、例年に無く実りが遅かったのですが、JAの予定に合わせ多くの農家が刈取りを完了してしまいましたが、今年は、あまり良くないとのことでした。
そりゃそうですとも。 例年ですと10月10日頃には刈入れ出来ますが、今年の10月はまだまだ暑く、孫穂が出てきているような始末で、早刈りでは青米が多くなるのは当然です。
JAの予定に合わせて刈り入れるのではなく、お米の出来に合わせて刈り入れるのが当然で、ハツシモは、少し寒くならないと穂が熟しません。
白鳥ファームでは、JAの予定は無視して、じっくり待ち、25日より刈入れを開始し田んぼ部隊は早朝から9Haを超える田んぼに向かいコンバインを走らせ31日に終わりました。
おかげで、今年の出来は良く、予定していた袋の数では足らなく追加の袋を準備した次第です。
新米の販売開始は、乾燥調製した後になりますので11月10日頃を予定しています。
じっくり待った甲斐がありましたが、刈入れ後の麦の播種が遅れそうなため、刈入れに続いて、休む暇なしになりそうです。
嬉しいニュースがあります。 昨年に続き、「すし米コンテスト・国際大会」に、白鳥ファームの「夢ごこ」と「はつしも」を出品していました。
すし米ということで、新米ではなく半年くらい経たお米を審査する為、毎年、4~8月に募集があり、発表は10月頃になるため26年産のお米ですが昔から寿司米として評価が高い「ハツシモ」は、なんと、「押しずし」と「回転すし」部門では特A評価「握りずし」「持ち帰りずし」部門ではA評価となり、総合評価で「最良」という結果となりました。
一方、モッチリ冷めても美味しいのが特徴で寿司米には合わないのではと思っていた「夢ごこち」も、「祭りすし」「包装すし」部門でA評価となり、総合評価でも「最良」という結果でした。
丹精込めて育てたお米が良い評価を得られたことを喜ぶととも、私たちの取組みが間違っていなかったと自信を深めた次第です。27年産のお米も来年出品予定ですが、良い結果が得られるものと確信しています。


稲刈りが始まりました (2015.9)
田んぼでは、稲穂が黄金色になり、9月初旬から刈取りを始めようと考えていた矢先、9月に入り雨が続き、ヤキモキしているところに台風が直撃。 
北関東の方では大変なことになっていますが、岐阜県直撃の割には風や雨も強くなく、田んぼの一部で稲が倒れたところもあるものの、10日からは晴れており、いよいよ本格的な稲刈りが始まりました。 スタートは、コシヒカリとミルキークイーンです。
田んぼ部隊は、いざ出陣と意気込んで事務所から出かけて行ったものの、倉庫の方から、トントンカンカン。何事かと見に行くと、稲を刈り取るコンバインの修理中です。
刈り取った稲籾を道路わきの車へ移す搬送用のアームを直しています。倉庫から出るときに、アームを伸ばしたまま回ろうとして穴が開いたとのこと。消防のはしご車が車庫から出るとき、梯子を伸ばして出かけたようなものです。あきれてものも言えません。  犯人は、昨年も同じ事件を起こしています。 70歳を過ぎると・・・
毎日、パソコンの前に座っている私ですが、ここ数日は、28年度の作付計画作成で頭の中はパニック。何でそんなに早くと思われるでしょうが、11月には麦まきが始まります。 
その種の注文のため急ぐ必要があるのですが、何しろ、預かっている田んぼの数は、1100枚以上。田んぼの持ち主から、来年度の予定を聞くだけでも大変です。
電話をかけても、相手は殆ど、ご老体の人ばかり。 ついつい電話の声も大きくなります。仕方がないですね。 自分でできないから田んぼを預けるのですから・・・
そんな中、久しぶりの外仕事に出かけました。俗に言う放棄地の整備ですが、毎年、2~3枚の放棄された田んぼを再生していますが、今回のものも整地に相当根性がいりそうです。 
趣味で、田んぼに果樹や庭木を育てていたようですが、旦那さんが倒れて手入れが出来ずそのままになっていた田んぼです。
数日前、ユンボ(穴を掘ったり、ブルドーザーのように土を押していく機械)を田んぼに運んでおいたのですが、エンジンをかけたもののアームが動きません。
台風の期間中、雨さらしになっていたためスイッチが錆びついたようです。いざスタートしたものの、1.5mほどの葦のような草を刈り取ってあるものを押しのけながら、進むと、出るは出るは・・・ 宝物?? この顛末は、次回、お楽しみに。


夏の水管理 (2015.8)
昨年の日照不足とは正反対に今年は天気も良く、4~5月に田植えをした田んぼでは、稲穂が色づき始め、稲刈りは、9月10日頃から始めようと考えています。
夏の暑い間、40Haほどの水管理は大変でした。 田んぼは、広いのから狭いのまで300枚近くあり、みんなで手分けをして各圃場を見回る毎日ですが、朝6時頃からスタートするメンバーもいます。
毎年のことですが、入れても入れても水が無くなる?田んぼがあります。 畔のどこかに、モグラによる穴があるのですが、見つけては直し、見つけては直し、でもなかなか水がたまりません。 モグラとの「いたちごっこ」。 これが本当の「モグラたたき」です。
特に田植えの直後に水を切らかすと、田んぼに草が生える為、その後の対応が大変です。 4品種のお米を栽培していますが、全て、50%減農薬で栽培しているため除草剤が使えず、田の草取りを機械か人力で行う必要があります。
今年も何枚かの田んぼでは、稗や草が生えて収量が落ちそうなところもありますが、今年の出来は、上々で刈取りが楽しみな毎日です。
6月に撒いた大豆も順調に育っていますが、山沿いの田んぼでは、鹿の被害で、ほぼ全滅。 圃場の周りに網を張ったりしているのですが、下をくぐったり上を飛び越えたりで、対応策は無し。 10cm位に育った若芽を食べるのですが、1晩で1000坪ほどが全滅といった時もあります。
鍬(クワ)を鉄砲に持ち替えて、ジビエ料理屋でも開店するかという話さえ出てきます。


田植えの真っ最中(2015.5)
5月連休から始まった田植えも約半分が過ぎ、コシヒカリ、ミルキークイーン、夢ごこちが終わり、現在は、ヒトメボレの段階です。ヒトメボレは10Ha以上ありますので、忙しさもピークを迎えています。連休以降、天気も良く、休む暇なし。各ご老人の体も悲鳴を上げ始めていますが、ヒトメボレに続き、ハツシモもあり、6月初旬までは我慢の連続です。 老体が耐えられるかどうか・・・
山沿いの一部の田んぼですが、預かったものの、周りで一斉に田に水を入れる為、用水路に水が来ないのにはびっくりしました。用水路を堰き止めたり、外したりの水の奪い合いもあります。聞きますと昔からこんな状況だったとのことですが、TVで見る一昔前の百姓の状況のようでびっくりです。
草刈り作業も本格化。泥は撥ねるし、草や小さい小石も飛びますので、防護用のマスクや前掛けをしての作業は汗まみれ。 安心安全なお米のためとはいえ、除草剤を使わないのは、大変です。
先日、池田町の隣の揖斐川町で全国2位の暑い日でしたが、お米の在庫の数を間違えており、急遽、1Kmほど離れた保管倉庫からお米を運ぶことになりました。2パレット分ほど運びたくリフトを使って運搬したのは良いのですが、2回目の帰り道、途中でリフトがオーバーヒート!! 煙草を吸いながら、しばらく待って再始動。 200mも移動しないうちに再びSTOP。またまた、暑い中、しばらく待って再始動。 この繰り返しが、1kmの間で5回も発生!!事務所に着いた時には、運転手の私もオーバーヒートで喉がカラカラ。田んぼ仕事の機械以外は、建物や設備に出来るだけお金を使わず、お買い求めやすい価格を維持する為とはいえ、程度っていうのがあるでしょう。(運転手の愚痴)
当日の夕方、リフトを倉庫へ入れたのが誰かわかりませんが、翌日朝、使おうとしたらエンジン掛らず。キーが指しっぱなしで、バッテリーがカラ。 軽トラックのバッテリー直結で始動して何とか使ったまでは良かったのですが、その後、充電器に繋いだとの連絡を受けホッとしたのも一時で、翌々日の朝、さて充電器を外して使おうとよく見たら、プラスとマイナスが逆につないでありました。当然始動せず。 年寄りのやることですので何が起こるか?笑い話にもなりません。 3日間の間、中古というより最古のおんぼろリフトと格闘していました。


ふるさと納税に参加(2015.5)
池田町も4月よりふるさと納税の受付をスタートするため、白鳥ファームも協力しようと参加したのですが、思わぬ反響に驚いています。
初回の注文は、32件。2回目が、14件。初回分の発送時は、慣れない手続きも含め、てんやわんや。楽天やアマゾンなどのネット販売も月曜日の発送が多く大変なのに、初回の発送が重なったため、朝から汗だくでの作業となりました。2回目は何とか順調に発送することができ、ホッとしているところに、3回目の注文が入り、77件!! これも、27日の月曜発送です。26日の朝から精米機は回りっぱなし。
ホッとするのもつかの間、29日には、4回目の注文。なんと83件!! 3回目の途中で精米機の調子が悪くなり、まだ完全に復旧していません。さてさて、どうなることやら・・・と嘆いている5月連休明け7日の朝、無情にもFAXが印刷しっぱなし。 5回目70件の注文が入りました。15日は私の66歳の誕生日。 米袋を運ぶ私の体が心配です。(現在、両肩に湿布を貼っています)楽天、Yahoo,アマゾン、直販も行っていますので、お米が続くか心配です。


スマホアプリを作成しました(2015.4)
白鳥ファームは、百姓の分際でLessCaサービスを使ったスマホアプリを作成しました。なんと大胆な事でしょう。多くのお客様に白鳥ファームのことをもっと知ってほしくて始めましたが、構想スタートは12月の末。ああする?こうする?どうするの?で3カ月も掛ってしまいましたが、ようやく、リリースすることができました。
白鳥ファームは、全てのお米を50%減農薬で栽培し、特別栽培米として販売していますが、折角、苦労して栽培したお米を多くの皆様に食べていただきたく、このような暴挙?に出た次第です。スマホをお使いのお客様に、お友達を紹介していただきながら各種のサービスをご提供しようというものです。
楽天、アマゾン、Yahooにも出店していますが、少なからず経費が掛かっています。これを少しでも抑えながら、お客様にとっても、私どもにとっても有利なお買い物になればと始めましたが、さて本当に私どもにとって本当に有利かどうかは、お客様次第。
白鳥ファームの代表には内緒で始めたサービスで、これから先が心配です。どうか皆様、このサービスをお友達にも紹介して頂けますようお願い申し上げます。


第3回 池1グランプリ あったか汁物選手権(2015.2)
2月7日に、道の駅「池田温泉」にて、第3回 池1グランプリが開かれました。 俗に言う、B1グランプリのようなもので、道の駅に出店している各お店で自慢の汁物を提供するイベントですが、昨年は、白鳥ファームが優勝することができたため、今年は、ディフェンディングチャンピオンとして負けられない催しでした。
お椀3杯で400円。美味しいと思った順に投票し、選考するわけです。白鳥ファームの汁物ですが、昨年は、韓国風団子汁、今年は、トッポキ風団子汁。店の店員と味を決める中で大ゲンカ。 トッポキベースだから、辛くしたいと言うのですが、子供も参加するため辛さをどうするか喧々諤々。当日の朝まで、もめていましたが何とかスタートできました。前日の夜には、NHKやら地元ケーブルTVなどで紹介があったことものあり、また天気も良く、多くのお客様が来られ、どのお店も行列でてんやわんやの有様です。
1番人気は、海産物を扱っているお店の「カニ汁」で、大行列でしたが、結果は残念ながら、トン汁のお店が優勝。当店はお米を練ってつくった団子を3個も入れた具沢山のため、他店が汁ばかりで具が少ないため、お腹一杯にならないと、当店へ2回も来られるお客もありました。なんだかんだで、3時間ほどがあっという間に過ぎ、振り返ればお昼ご飯も食べずに立ちっぱなし。3時にようやく店に戻り、米粉で作る自慢のキムチちぢみを1枚食べただけ。日頃食べ慣れた味でしたが美味しかった!連続優勝は無理でしたが、来年はリベンジを図るため頑張るぞ。


年末大売出し(2014.12)
恒例の大売出しを実施しました。直販店、販売代理店、ネット通販、直販全てで展開。通常販売のお米は、粒の大きさを1.85mmで選別するのですが、その下を再度、1.75mmで選別し特別価格でネット販売しましたが、飛ぶような売れ行きでした。そりゃそうでしょうとも!!50%減農薬のお米が、ちょっと粒が小さいだけで、6割ほどの価格で買えるものですから、ご注文が殺到し、精米やら出荷準備に大忙しでした。
2月初めに納品のご注文もあり、予約もいっぱい。集荷の佐川急便さんに、「どうしたの?」と聞かれるほどで、年末は29日まで、年始も2日からの出荷。正月気分も味わうことができませんでした。来年もやろうかな?しんどいな?・・・さてどうなるか。


フードバンク岐阜へお米寄付(2014.11)
今年から始めた、フードバンク岐阜へのお米の寄付ですが、1.85mmで通常選別したあと、中粒米として格安で販売する1.75mmでの再選別の残りを再再度、1.7mmで再選別後、精米して寄付しています。
粒は小さくなりますが、新米の寄付は初めてとのことで、非常に喜ばれています。
量は思ったより多くなり、120俵を超えそうです。 手間はかかりますが、これも助け合い。 今後も続けていきたいと思っています。
フードバンクの方から11月30日に、感謝状を持ってくるとの連絡が入りました。新聞社も2社ほど連れてくるとのことですが、麦まきの真っ最中で嬉しいやら、ちょっと迷惑やら・・・・・・やっぱり嬉しいですね。 ちょっぴり気持ちもいいですし。


アマゾンショップ開店(2014.11)
楽天ショップ「夢ごこち・しゅうべーる」に続いて、アマゾンでも「白鳥ファーム」というショップを開店しました。
価格設定は、楽天ショップと同じとしています。開店翌日には、早速、お客様にご購入いただき、まずまずのスタートを切る事が出来ました。とはいっても、やはり、手数料を取られるわけで商売はなかなか厳しいものです。一番良いのは、このホームページから直接お買い上げいただくのが、お客様も白鳥ファームも嬉しいのではないかと思います。ご愛顧よろしくお願いします。


麦まき準備(2014.10)
9月初めからスタートした稲刈りも、ミルキークイーン、コシヒカリ、夢ごこち、飼料米、はつしもと終わり、現在は麦まきに追われています。
対象面積は、約80Ha。対象の圃場数は、約1000枚。毎年のことながら、麦とお米をどこで栽培するかの区分けで右往左往。場所によっては、水田用の水が止まるところが有ったり、隣の他人の圃場が稲作ならこちらも稲作にしなければ水が漏れてきたりする圃場など条件もいろいろ。今年は、町の方からの転作場所の指示が悪かったところもあり、稲作と麦栽培の場所が入り組んでしまい、もつれにもつれています。
預ける方も高齢者、預かる私たちも高齢者。電話でのやり取りも大変です。事務所の外まで聞こえる大きな声で・・・「何??」「田んぼの場所はどこ??」「もう一回大きな声で!!」その話の最中にも、世間話。 来年の町長選挙はどうだかこうだか・・・。あの人が死んだで、後はだれそれが田んぼを預かってそれを頼むとか。 電話の長いこと長いこと。
外の緊急放送網では、「白鳥から萩原地区でクマの出現がありましたからご注意ください!!」 エー! 白鳥と言えば、私たちの部落ではないですか?!
事務所のパソコンで栽培場所の地図作りや面積計算している私も、連日のように変更が入るためたまりませんが、この時期の風物詩とあきらめています。


新米販売開始(2014.9)
9月に入り、天候も回復してきました。太陽の光に当たりお米も色づき、刈入れが始まりました。少しでも早くお客様に新米をお届けしようと刈入れの途中ですが、一部のお米を乾燥処理して検査を受け、新米販売開始としました。
一方では、連日、稲刈りが続いています。35Haほどの広さ(東京ドームの7.7倍)ですのでなかなか終わりませんが、コシヒカリからスタートして、ミルキークィーン、夢ごこちと続いています。ハツシモは、晩成品種のためまだまだ青い穂ですのでもうしばらく後になりそうです。
26年度は、ミルキークィーンの栽培面積を広げた為、多くのお客様に喜んでもらえるのではないかと思います。50%減農薬・減化学肥料の栽培で丹精込めたお米ですので、大切にお客様に届けようとしています。


農業研修(2014.8/9)
8月27日と9月7日に農業研修に行ってきました。8月27日は、池田町の推進協議会の主催で福井の農家を訪ねました。会社組織にして、周辺農家から借りた田んぼでお米や蕎麦などを栽培し販売されていますが、直営のレストラン兼直売所も開設されており、大変参考になりました。
9月7日の研修は、白鳥ファームが主催で参加者を募り、静岡の農家を訪ねました。こちらは、個人で約10Haほどの田んぼでお米を栽培されていますが、土づくりに力を入れておられる農家で、私たちが減農薬栽培をする中で困っている田んぼの雑草対策が非常に参考となりました。私たちの白鳥ファームも、年に1~2回、他の農業団体が研修に来られていますが、色々な農家さんと話をすることでより良いお米作りが出来ればと考えています。


お盆(2014.8)
お米も順調に育ってきましたが、先日の台風では、一部の田んぼに被害が出ました。実り過ぎていたため、約1.3Haほどの稲が風でなぎ倒されてしまいました。これらの田んぼの収穫は、3割ほど減りそうで、70万円ほどの被害ではないかと思いますが残念です。
今年の稲は、田植えの後、天候に恵まれ、例年以上に良い出来だと思っていますが、まだまだこれからも水管理や追肥の必要がありますので気が抜けません。
現在は、農作業で調子の悪くなった農機具の修理や整備をしているところです。そりゃそうですとも。麦の刈入れ面積は50Haを超え、田植えの面積も40Ha近くとなると、3月から今まで毎日のようにトラクタは動いており、それに引きずられるロータリーの刃などはすり減って当然です。
しかし私たち、白鳥ファームでは、組合員の大部分が会社勤めの経験者で、それぞれに何かしらの特技があるため、多少の修理・整備はほとんど自分たちで行います。部品の交換は当然ですが、すり減った刃やへこんだり欠けたりした部分は、溶接機が大活躍しています。
ことしも、お盆がやってきました。私たち白鳥地区も、8月14日の夜は、公民館の広場に組んだやぐらの下で盆踊りが開催されました。毎年の恒例行事ですが、ビールやジュースの飲み放題、カキ氷食べ放題(おなかを壊すかも)、金魚すくいやヨーヨー釣りなどもすべて無料。参加者を増やすために区の予算に計上しており、お盆で帰省中の元区民やその子供たちも参加しての楽しい一夜でした。かく言う私は、毎年のことですが、浴衣にねじり鉢巻きで、やぐらの上で太鼓を叩かされています。おかげで、ビール飲み放題の恩恵にあやかれず、好きな踊りにも参加できませんが多くの人たちが輪になって踊るのを見ると、田舎の盆踊りは長く伝えていきたい風物詩かなと思っています。
お盆が過ぎれば稲刈りの準備が待っていますが、連日のジメジメした天気で最後の実りが待ち遠しい状況です。40Haほどの田んぼで採れたお米は、3000俵ちかくになりますが、JAを通さず、全て、自分たちで売っています。50%減農薬・減化学肥料の栽培で丹精込めたお米ですので、大切にお客様に届けようとしています。


田植えが始まります(2014.5)
5月に入り、世間では大型連休とうらやましい限りでしたが、百姓にとっては、いざ出陣のときで、連日、朝早くから田んぼに出かけていました。
米・麦・大豆を合わせると、95Ha(ほぼ、東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせたほどの広さですので、仕事も大変です。大きく穂が伸びつつある麦には害虫対策の消毒をしていますが、使用する機械は、幅15m腕が伸び一往復で30mの幅の消毒が可能な大きな機械です。
道路際の畔草刈りは、トラクタにつけた除草機で幅1.2mほどを一度に刈ることができますが、道路際でないところは肩に担いだ除草機で手刈りが必要ですし、一回り刈り終わったころには、次の草が生えているといった状態ですのでこれから夏過ぎまでは、草刈り部隊が常時4~5名出動。
一方、お米栽培は、田の荒起しに続き、代掻き、田植えと連日続き、今年の栽培面積は、30Haを超えており、4品種のお米の田植えが終わるのは6月初旬と思われます。46馬力から76馬力のトラクタが総勢6台、管理機1台、田植え機2台がフル活動しています。
お米の収穫見込は、2000俵を大きく超える予定で、この秋からの販売も大変なことになりそうですが、ここ数年は、ご購入のお客様が増え続けており、毎年、初夏のころには在庫が底をつきご迷惑をおかけしている状況でしたので、今年は大幅に栽培面積を増やしたところです。田植えが終われば、麦の刈入れや大豆の播種も続きますので8月お盆までは休みなしの作業となりそうです。


台湾研修旅行(2014.2)
2月19~22日の4日間、農閑期を利用し、白鳥ファーム組合員12名の老人で4日間の台湾研修旅行に行ってきました。貧乏旅行ですので、全てのコースがこちらでアレンジが必要でした。以下、道中記。
添乗員役は私ですが、疲れました・・・。初めての海外経験者が4人。数年ぶり、数十年ぶりに2回目とか3回目とかが7人。仕事では海外に行ったことがあるが個人旅行は数回目が1人。75歳を筆頭にどんな老人パワー?が発揮されるか戦々恐々でしたが、まさに恐るべき老人パワーでした。
1発目は、村の集合場所に集まったとたんに、スーツケースの鍵がないと言い出す人が発生。家から歩いて3分のところです。出発時間を20分余裕見ておいて大正解。電車で行くだけですが、乗り換え時間も十分見ておいて空港まではさすがに順調。搭乗券も事前にネットで発券していたため、荷物はドロップインだけでこれも順調・・・
しかし、搭乗券を渡し、手荷物検査・出国手続きを説明したとたんに、買い物に行く人、空港内見物に行く人、てんでばらばら。 海外旅行経験がほとんどないにもかかわらず老人は大胆不敵。搭乗ゲートで全員の顔を見てほっと。
初日の夕食は機内食と言っていたにもかかわらず、ついたとたんに腹が減ったと言い出し、止む無く近くにあった屋台のような店に繰り出したのも良いが、夜遅くまで大騒ぎ。
当然、観光初日の集合時間に遅れる人が続出。外で待つ混載バスツアーのガイドには頭を下げっぱなし。40人近くの混載ツアーでしたが、観光地での先頭は私たちのグループ員。一番後ろも私たちのグループ員。集合場所を間違えて待っている人、集合時間に間に合わない人も私たちのグループ員。
中正記念堂・・・横の門から入ったのが運の尽き。 ここが正面と勘違いし、写真を撮ることと1階の記念館だけで肝心の正面に行けなかった人。階段を上るのが嫌で、蒋介石の像を見なかった人。早速始まりました珍道中。
行天宮では集合場所を間違え、博物院では折角並んで入ったのに、一番有名な白菜と豚肉の角煮に気付かなかった人。 忠烈詞では行進の前に立ち注意される人。
それでもなんとか観光を終え、夕食は士林夜市でと地下鉄に向かおうとしましたが、歩くのが嫌だからタクシーと言い出すが、12人では3台必要。 同じ場所に着くかどうかも分からないが、とりあえず乗る前に運転手3人に説明。  最初の300m位は並んでいたが、こちらの心配をよそに、途中の交差点から方向ばらばら。
これは大変と思ったが、夜市近くの駅で3台揃ってホッとしたとたん、トイレはどこだと言い出す始末。 私も初めてでそんなこと知るか! 結局、12人中9人がトイレへ直行。そんなこんなで、何とか夜市見物と食事を終え、ホテルに帰るにもタクシーの分乗だが、出発前に渡した案内書や地図も持たずにホテルの名前は何だと言い出す人。ホテル出発時に渡したホテルカードも無くしたという人も・・・。
ホテルに帰るやいなや、昨日の飲み屋に行くという人。一方では、マッサージに連れて行けという人。 心配なら行くなともいえず、マッサージに同行。  価格交渉には成功したものの、私の相手は新米が当たり、強くもないが、痛いのはしょっちゅうでがっかり。部屋に戻ってお酒を飲んでゆっくりTVを見ようとしたが、リモコンが効かず。TV本体のボリュームSWを使うが、音量大はOKだが、音量小は壊れており、音は大きくなるばかり。TVを諦め死んだようにベッドへ・・・。
珍道中2日目。 観光初日の騒動に次いで、2日目の十分・九分観光も老人パワーが炸裂。私設ツアーコンダクタの私も、クタクタ。
昨日のようなことの無いよう、集合時間を守るようにと念を押していたので、朝の集合時間にはぎりぎりセーフ。いざ混載ツアーのバスに乗り込もうとしたときに発見。1人がホテルのスリッパのまま・・・。こちらから言うまで本人全く気付かず。やはり、出発が遅れました。
昨日と同様に40人ほどの混載ツアー(今日の参加者の皆さんにも、どれだけ迷惑かけるやら)到着日夜の大宴会による予想外の出費がありツアーのガイドさんに両替を頼もうとしたら、我も我もと・・・。 結局、ガイドさんが電話で連絡し、途中のピックアップ場所で大金の交換となりました。
最初は、十分の滝と風船上げ。 滝まで歩いて10分ほど。昨日に続いて、先頭は私たちのグループメンバー。一番後ろもやはり私たちのメンバー・・・。時間的に私たちのバスだけで良かったものの、その列の長さは100mほど。旅行出発の前日、畑に行く途中で自転車で転んだと腰を抱えて歩く人。  履き慣れたスニーカのような靴を履いて来るようにと案内書に書いておいたにもかかわらず、年甲斐もなく、かかとの堅い中ヒールを履いてきたおばさんが靴を脱いで歩き出す。 バスの出発間際、言葉も分からないのにビールやお菓子を買い、払った払わないでひと悶着。私もガイドさんも、大きな声で呼んでもマイペース。 当然バスの出発は遅れました。
十分では、おおきな紙風船に願い事を書いて空に飛ばしました。ある人の願い事「パチンコで大儲け出来ますように。」・・・そんなもん書くな!!次は電車に乗りますが、ツアーガイドさんは、要注意グループと認識し、何度も何度も集合時間に遅れないようにと念を押してもなお、目を光らせていました。
続いて、千と千尋のモデルにもなった九分観光。  私の願いも空しく、階段の下からの観光でした。階段途中の店で昼食。 またもやビールで宴会・・・それでなくても足がヨタヨタの私たちは、説明するまでもなし。そのため、私たちのグループにはバスの時間より10分早い集合時間を設定し解散。
一通り観光した私は、みんなの行動が見える、千と千尋のモデルになった茶廊の屋上でお茶を飲みながら集合状況を監視。 さすがに階段には参ったと見えて時間通りに全員集合場所へ向かったのを確認し、私も集合場所へ。着いたとたん、私に向かって「遅刻だ遅刻だ」 そりゃないよ。
なんとか市内に着き、次はフリータイム。 夕食を予定していた場所近くのマッサージ店や買い物店を散策してもらおうと地図も準備して配っておいたのですが、読みは大外れ。勝手に予約したマッサージ店に行きたいと言い出すグループ。予定外の場所に買い物に行きたい人。ホテルで休みたい人。龍山寺に行きたい人。そりゃフリータイムですのでどうでもよいのですが。
こんなグループのため、夕食予定の店はその時次第で変更と考え、予約していなかったため、あわてて電話で予約。  とりあえずOKでホッとしたのもつかの間、集合時間を告げ、集まるときには事前に配っておいた店の地図をタクシーの運転手に見せるようにと言っても、「そんな地図あったか?」何日もかけて作った案内書・地図・日程表も、老人パワーの前には跡形もなく消し飛んでいます。
マッサージグループを送り出した後、私は、歩いて15分の龍山寺案内に出発しようとした途端、又してタクシーでとの要望が発生。またもや、2台のタクシーで集合場所の位置を決めて出発。 幸というか不幸というか、お寺は旧正月の法要の真っ最中。人人人で一杯。 珍しいものを見れたのですが、またもや、8人がバラバラ。
なんとか、時間通りに夕食場所には集合して、今回の旅行でメインの客家料理を堪能。店で一番高いコース料理を食べました。当然、ビール瓶がゴロゴロ。財布が底をつき、仕方がないので私のカードで決済。次は、京劇観光と予約をしておいたのですが、またもやわがまま炸裂。
観劇をパスして買い物に行きたい人、昨夜の飲み屋に先に行き場所をとっておくと言い出す人。・・・この二人は何とかなりそうと送り出したが、京劇の予約キャンセル料が心配。ここから1Kmの劇場まで町をぶらぶら散策しながらと計画していたが、タクシーで行くと言い出す人。渡しておいた地図を再度説明し送り出し、いざ出発。
折角の機会と、ある人に地図を頼りに案内してもらうことにしたのですが、良く考えたら、この人はベトナム研修旅行で、ホテルから100mのところを迷子になった人。後ろも見ずにとっとと先に。 後ろのグループは店先で物色中。 ひょっとしてと、前を見たら案内人はいなかった。劇場を見つけたのはよいがそのまま中へ入ってしまうという始末。 普通は、劇場前で待つだろ。
1列を陣取り京劇を見たのですが疲れたのか舟をこぐ人も。 さて劇が終わりホールから外に。1列で観劇していたグループが既にバラバラ。 たまりません。最後の夜も、半数近くがお酒飲みに・・・(こちらは先行して陣取りしていた人がいたためOK)
電池交換をフロントに頼んでおいたため今日はゆっくりお酒を飲んでTVをと思っていたが、エステに行くという女性が1人。 心配で止む無く同行したが、希望のお店では待ち時間が長く、代わりの店を探す羽目に。 こんなこともあろうかと事前に調べておいた店に案内して一件落着。ホテルに戻り、TVも見ずにベッドに撃沈。
最終日。ホテルを出発し、DFSによって帰りの途に。ここまで私は、私設ガイドと専従カメラマンでお土産は何も買えず。ようやく、DFSでお土産ゲット。最後のバスの中で、やっぱり出ました。あれだけ念を押していたのに、飛行機予約の「Eチケットがない」コール。・・・・・(念のため全員分のEチケットをコピーしていましたが、黙ってました)
帰りの座席は予約していなかったので並び席から外れた人も。またも出ました。席を替わってコール。私は機内食の後、爆睡。 かく言う私も、5月で高齢者(65歳)の仲間入り。 そりゃ疲れますわ。無事名古屋に着いたのはよいが、免税カードを書いていない人続出。必ず機内で書いておくようにと書き方の説明まで入れた案内書を作った努力はなんだったのか・・・。なんだかんだの珍道中もようやく無事に終わることができました。
続編。   帰国翌日、各自がとったカメラのデータを編集する為、持ってくるようにと言っておいたが持ってきたのは4人。
1人目のデータ。 百数十枚とっていました。・・・が、買ったばかりのカメラで説明書も読まず。撮った写真は全て連写モードで使えるのは20枚。
2人目のデータ。 本人が撮った写真はよいが、撮ってもらった分は殆ど真っ黒。 頼んだ相手が悪かった。 機械音痴で、レンズの前には指があり、押したボタンは、連写キー。
3人目。 順調に撮っていたかに見えたのもつかの間。途中からすべて、ビデオモード。本人いわく、勝手にビデオモードに変わったみたいだ。 ・・・そんなことあるか。
4人目。 3分の1が真っ黒。 よく見れば何か映っている。 暗いときでもフラッシュ無し。田舎の百姓の集まり。 ファームで行った2回目の海外珍道中でした。


ベトナム珍道中(2013.8)
秋の刈入れ前に、農作業の合間を縫って、8月28―31日の4日間、お米の文化圏であるベトナムのホーチミンに、食文化に触れるという研修旅行? を実施しました。
ファームも貧乏、メンバーも年金生活者なので、高価なツアーには入れません。会社勤めの頃、1年半ほどホーチミンに駐在していた私がガイドです。メンバーは全て60歳以上。 中には、海外は初めてとか、20数年ぶり2回目とかのメンバーばかり。 国内旅行でも迷子、電車乗り遅れという経験もある強者もいて・・・
やっぱり始まりました珍道中。 ホテルから100m離れた所で迷子、ほとんど人がいない公園でスリ被害(カメラ)、どこで傘を無くしたかもわからない酔っ払い、タクシーへの荷物忘れ、鍵を持たずに外出、海外旅行にカメラを持ってこない人、旅行カバンより大きいお土産用カバンを購入した人、キャッチバーの前で延々と説明を受ける人、などなど海外でも相当な珍道中となりました。
(珍1) 行きの機内で… CAさん「チキンor ビーフ?」、Kさん「ビー・・・??」「ビール!」・・・ 食事が出来ませんでした。
(珍2) 2日目 Hさん「土産物屋で7千円入りの財布をスられた。これから高いものが買えない・・・」・・・ 帰国日前夜、荷物を整理していたら、そのお店の土産物袋から財布がポロっと・・・。気持ちが大きくなり、空港で4万円のブランド品をご購入。(どちらが良かったか?)
(珍3) 帰国日前夜 Zさん 「もらったE-チケットが無い。無い。帰れない・・・どうしよう(真っ青)」・・・ こんなこともあろうかとコピーを持っていましたが、しばらく放っときました。田舎の百姓のお楽しみでした。